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地元落語協議会、9人の落語家が山形と福島の魅力を落語にして披露する「ご当地落語」を各温泉旅館とオンライン配信で開催

2021.10.11 17:30 更新

 地元落語協議会は、落語家が3日間で山形と福島の魅力を落語にして披露する「ご当地落語」を、11月9日、11月18日、12月9日、12月13日、12月17日の計5回にわたって、各温泉旅館およびオンライン配信で開催する。

 古くから受け継がれてきた噺は「古典落語」と呼ばれ、最近の落語家の創作によるものを「新作落語」と呼ぶ。落語家が、訪れた土地を舞台に地元住民と交流し、聞いた話を根多(ネタ)にして創作した新作落語が「ご当地落語」となる。

 今回の「ご当地落語」は、真打の立川こしらさん、鈴々舎馬るこさん、立川志獅丸さんなど9人の落語家を東京から招聘。山形や福島の温泉地や文化財を見学したり、地元の人々と交流しながら、その土地を題材にしたネタを作る。落語家が取材をスタートしてから落語会で披露するまでの期間はたった3日間で、史上初、前代未聞のチャレンジとなっている。

 落語会は、山形県の小野川温泉、赤倉温泉、福島県の土湯温泉、芦ノ牧温泉、岳温泉の旅館で披露されるのに加えて、オンラインでの配信によって全国から視聴することも可能とのこと。各宿で3名の落語家が新作落語を披露するが、宿主が「最優秀ご当地落語」を選ぶ。最優秀ご当地落語は後日、YouTubeでフルで公開する。

 「ご当地落語」最初の落語会が開かれる小野川温泉「鈴の宿 登府屋旅館」では、以前から宿泊者向けに落語会を開催してきた。しかし長引くコロナ禍で観光客も遠のき、落語会も開催できない状況が続いている。周辺の施設も同様に窮地に立たされる中、このような状況下でも全国の人々に地元の魅力を知ってほしいと発案したのが「ご当地落語」とのこと。

 今回の「ご当地落語」で落語家が新たに作成した落語の台本はWEBサイト上に公開し、自由に閲覧できるという。このように新作落語の台本が公開されることは大変珍しく、その背景には、若い人には特に馴染みがないと感じられる落語を、より多くの人に身近に感じてほしい、落語を気軽に楽しむきっかけにしてほしいという想いがあるとのこと。

 地元落語協議会 代表で、鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人代表取締役は、「『生の落語は東京で。』私が落語を好きになったのが2009年。当時、地方では滅多に落語会がなく、山形から新幹線に乗って、寄席に通った。同じ新幹線代をかけるなら落語家を旅館に呼んで落語会を開催しよう。そんな公私混同がきっかけで落語家との縁ができ、近くの温泉宿も巻き込み、落語ツアーを毎年行った。その数、8温泉102回。昨年、突然のコロナ禍。周囲の目もあり、東京からわざわざ人を呼ぶなんてできなかった。ようやく呼べるようになった今、『どうせやるなら自分たちが生まれ育った街を落語にしてももらおう』という無理難題をお願いしたら、師匠たちに快諾してもらった。落語と観光、コロナ禍の負け組による史上初の挑戦。どうなることか、楽しみにしてほしい」とコメントしている。

[「ご当地落語」開催概要]
第一回 小野川温泉
 開催日時:11月9日(火)19:00~21:00
 開催場所:山形県 小野川温泉 鈴の宿 登府屋旅館
 出演:立川こしら/立川寸志/立川志ら門
定員:40名 ※オンライン視聴除く

第二回 土湯温泉
 開催日時:11月18日(木)19:00~21:00
 開催場所:福島県 土湯温泉 YUMORI ONSEN HOSTEL
 出演:立川こしら/柳家緑助/桂優々
 定員:70名 ※オンライン視聴除く

第三回 赤倉温泉
 開催日時:12月9日(木)19:00~21:00
 開催場所:山形県 赤倉温泉 三之亟
 出演:立川こしら/桂竹千代/立川志ら門
 定員:20名 ※オンライン視聴除く

第四回 芦ノ牧温泉
 開催日時:12月13日(月)10:00~12:00
 開催場所:福島県 芦ノ牧温泉 大川荘
 出演:鈴々舎馬るこ/柳家緑助/立川志ら門
 定員:80名 ※オンライン視聴除く

第五回 岳温泉
 開催日時:2021年12月17日(金)19:00~21:00
 開催場所:福島県 岳温泉 お宿 花かんざし
 出演:立川志獅丸/柳家緑助/桂優々
 定員:20名 ※オンライン視聴除く

チケット
現地にて観覧:1500円 ※宿泊者は1000円
オンライン視聴:1500円
(すべて税込)

「ご当地落語」WEBサイト=https://gotochi-rakugo.jp/


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