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青山商事、「ザ・スーツカンパニー」で環境配慮型素材を使ったスーツを8割に拡大

2022.09.12 16:10 更新

 青山商事が展開する「ザ・スーツカンパニー」は、地球環境を考えたサステナブルな商品開発に取り組んでいる。世界的にSDGsへの意識が高まる中、「スーツブランドとしてできること」を、動物福祉や環境配慮の観点からどう対応できるかを真剣に考えているという。この秋冬は、スーツ新規契約数量の約8割が環境配慮型の素材を使いサステナブルな打ち出しを強化する。

 今回紹介するサステナブルな取り組みは、動物福祉に配慮した「ノンミュールジングウール」、生産時に出る端切れなどを活用する「RENU(レニュー)」、染色に使用した水を再利用する「ELANCO(エランコ)」とのこと。

 通常ウールは、虫の寄生を防ぎ飼育管理しやすくするために、子羊のうちに尻の皮膚や肉体の一部を切り落とす「ミュールジング」を施し育成する。これは麻酔なしで施術をすることが多く、動物愛護の観点から問題視されている。それに対して「ノンミュールジング」は、施術せずに自然のままの優しい飼育方法など動物福祉に配慮している。

 一般的な再生ポリエステルは使用済みペットボトルを原料としているのに対し、本来廃棄される衣料品や工場で生産時に発生する端切れなどを原料としている。これは、地球環境への負荷を軽減する「RENU(レニュー)」プロジェクトから生まれ、服から服を作るサーキュラ—エコノミー(循環型経済)の実現を目指した取り組みとなっている。

 通常、生地染色後の染料が含まれた水は廃棄される。「ELANCO(エランコ)」は、生地の染色に使用した水(染料などの化学物質が含まれた水)を独自の方法で浄化し、この浄化水を繰り返して生地染色に使用する技術で、染色工程における水の使用量を約69%削減することができる。これによって、水資源保全の観点から環境配慮に繋がる。

 これら以外にも、環境に配慮した素材を積極的に採用しているという。

 「ザ・スーツカンパニー」では、今後もファッション性や機能性に加えて、素材や生産背景なども付加価値として訴求し、スーツ以外にもサステナブルな商品を積極的に展開をしていく考え。

青山商事=https://www.aoyama-syouji.co.jp/


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