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セントマティックと高知市立義務教育学校土佐山学舎、ゆずの香りを用いた感性教育イベントを実施

2021.11.18 21:15 更新

 2019年に設立以降、「嗅覚」に着目し、香りを言語化するAIツール「KAORIUM(カオリウム)」を開発、様々なビジネス上で“香り”を活用した取り組みを行ってきたSCENTMATIC(セントマティック)と、これまでも英語教育や自然体験活動など、多岐にわたる先進的な取り組みを実施してきた高知市立義務教育学校土佐山学舎は、11月16日に、土佐山学舎において、ゆずの香りを用いた感性教育イベントを実施した。

 これまでもセントマティックは、香りに関する様々な取り組みを行っており、教育分野においても、昨年から、ロスフラワーやゆずの香りでこどもの嗅覚を刺激し、創造力を活性化させるイベントを行ってきた。今回、セントマティックが、土佐山学舎のこれまでの先進的な授業内容等に対して高い親和性を感じ取り、また、土佐山学舎としても、以前からゆずに関する授業を多く行っており、生徒達もゆずに関する愛情が非常に強く、今回、ゆずの香りをテーマとした授業を行うことに共感してもらい、実施するに至ったという。

 イベント当日は、土佐山学舎の小学校4年生、計18名が参加、「ゆずの香りを感じて自分だけのオリジナル絵本をつくろう!」をテーマに、特別授業を行った。まず、ゆずの香りを感じるべく、目を閉じて、深呼吸をしながらゆずの香りを嗅いだ。

 次に、感じた内容を書き出してみた。どんな景色が思い浮かんだか、どこかで嗅いだことはあるか、思い浮かんだことをメモに書き起こした。そして、より具体化した感じた内容を書き出した。どんな季節、どんな天気、色・音・生き物で例えると何が思い浮かんだかをメモに書き起こした。

 さらに、好きな言葉を選んで物語を作った。思い浮かんだ言葉からオリジナルの物語をノートに書いた。最後に、発表し合った。生徒同士で自分達が作り上げた自分だけのオリジナルの物語を読み合った。

 イベントに参加した生徒の門田実侑さんは、「ゆずからたくさんのことを物語にできたし、香りからたくさんのアイディアを出せた。いつもは目で見たことを書いていたが、香りから色々な発想ができて楽しかった」と感想を語っていた。

 佐藤颯汰さんは、「ゆずについて詳しく知らなかったが、今日の授業でゆずに興味を持った。ゆずの香りから感じた内容をもとに物語を作ったので、いつもとは違う内容になって面白かった。また今日のような授業を行ってみたい」と感想を述べていた。

 高知市立義務教育学校土佐山学舎の竹崎優子校長は、「元々、土佐山学舎としてはICTや先進的な取り組みを行ってきたが、今回のゆずの香りによる感性教育を通じ、ICTがクローズアップされる現代において、人として『感情』を持つことはいつの時代にも重要なことであり、機械にはできない人間教育の重要性を改めて感じた。感動するという体験を子どもの頃にいかに多く体験してもらえるかは非常に大切なことだと考えている。今回、嗅覚を通した新たな感動を生徒達が感じ取ってくれたことで、今後も嗅覚、そして五感を通した教育は継続していきたいと思う」と語っていた。

 セントマティックの渡辺晋取締役は、「通常の教材では扱いにくかった“香り”と“教育”を結びつけることで、“子ども達の嗅覚を刺激して創造力を活性化させる”ことができ、通常の授業内では出てこないような感性にあふれた発想が生まれると考えている。当社のビジョンとして、『日常にあふれる香りによって日々を豊かにしてほしい』という想いがあるのだが、こどもの頃から香りにより感性を豊かにすることで、大人になっても香りを日々の豊かさとして感じてもらいたいと考えている。東京大学東原研究室によると、特に何も意識せずに香りを嗅ぐだけだと右脳のみが働くが、香りを意識して匂いを嗅ぐと左脳も働き、右脳左脳の両脳を活性化することが判明しており、これによって子ども達の創造力も豊かにできるものだと考えている。当社は、今後も東京大学東原研究室との共同研究によって、教育プログラムを更新していく予定だ。今後は、様々な取組先と共に、地域の魅力を特産品の香りという切口で伝えていきたいと考えている。具体的に、1つ目は、『教育機関』と授業を実施することで、子ども達に地域への理解を深めてもらい、地元への愛着を醸成させる。2つ目は、『地元企業』と地域プロモーションとして実施することで、地域独自の魅力の再発見につなげる。3つ目は、『自治体』とイベントを実施することで、移住のきっかけづくりとなるあたらしい接点、関係人口の創出につなげる。このような、教育機関、地元企業、自治体と連携した、香りを通じた感性教育によって、子どもの感性を豊かにすることにとどまらず、地元と密着し、地域の魅力発信へ貢献していきたいと考えている」とコメントしていた。

 セントマティックは、香りを言語化するAIシステムを用いて、あらゆるものに“情緒的な体験価値”をプラスできる香りの共創型の香りのビジネスデザイン集団として2019年に設立、香りを言語化するAIツール「KAORIUM」を開発している。セントマティックが取り組むのは「嗅覚のデジタライゼーション」。それは、香りと言葉による「香りの体験」によって人の感性を進化させ、あらゆる業界のビジネスに革新をもたらすとしている。

セントマティック=https://scentmatic.co.jp/


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