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No.1・アレクソン・NTTPC、中小・小規模企業向けのリモートワーク製品「Telework Station」を販売開始、自宅からWEBブラウザのみで安心・簡単・低コストでリモートワークを実現

2021.04.05 22:00 更新

 No.1とアレクソン、NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は、3社による共同開発を行った中小・小規模企業向けの次世代型リモートワーク環境構築機器「Telework Station」を販売開始した。4月2日に行われた製品体験会では、開発に携わった3社が、「Telework Station」の開発背景や製品概要、今後の販売戦略について説明した。また、「Telework Station」のデモンストレーションを行い、実際の動作や利用シーンなどを紹介した。

 「当社は、有線放送向けチューナーなど情報通信機器の開発・製造を手掛けており、近年では、セキュリティ対策やネットワーク関連機器を中心としたネットワーク事業に注力している。その中で、大企業のシステムを、いかに安価に手離れよく、中小企業に導入してもらえるかをコンセプトに製品を開発している」と、アレクソンの三瀬厚社長が挨拶。「昨年7月にはNo.1の100%子会社となったが、これを機に両社の強みを生かして、中小企業のために何かできることはないかと検討を重ねてきた。そして今回、NTTPCからの協力を得て、テレワーク製品に中小企業向けの製品開発ノウハウを活用した『Telework Station』を製品化することができた。今後も3社で協力し、時代にマッチした製品を企画・開発していきたい」と、大企業のシステムを中小企業へという同社の開発コンセプトが「Telework Station」誕生の起点になったと述べていた。

 続いて、アレクソン プロダクトマネジメント部の小川徹部長が、「Telework Station」の開発背景や製品概要について説明した。「新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、小規模事業者においてもテレワーク導入が待ったなしの状況になっている。しかし、小規模事業者では、テレワークの導入・運用のためのITリテラシーが不足しているケースが多く、業務用PCの持ち出しにともなうセキュリティ対策の課題も山積しているのが実状だ」と、小規模事業者へのテレワーク導入の課題を指摘する。「そこで当社では、小規模事業者でも運用が簡単かつセキュアなテレワーク製品を提供するべく検討を実施。インターネットやクラウドなど、先端的なICT技術を有するNTTPCとの共同開発プロジェクトを立ち上げ、小規模事業者のテレワークを支援する『Telework Station』の商品化を実現した」と、「Telework Station」の開発に至る背景について語った。

 「『Telework Station』では、使用しているルーター機器の軽微な変更のみで、オフィス側のネットワーク構成やIT資産を変更することなくテレワークを導入することができる。また、リモート接続にWEBブラウザを利用するため、在宅勤務者側のネットワーク変更やアプリインストールも不要となり、リモート接続用のPCやオフィスソフトを購入する必要もない。自宅のタブレットも利用することができる。さらに、暗号化通信などによりセキュリティ対策も万全となっている」と、日本で初めてWEBサーバーをリモートワークの構築に利用することで、低コスト・高セキュリティを実現しながら、WEBブラウザのみでオフィス内のPCにアクセスすることができるという。「ラインアップは、最大リモート接続台数が10台までの『NA-TS100stdシリーズ』と、20台までの『NA-TS100proシリーズ』の2製品を用意しており、それぞれライセンス期間(5年・6年・7年)に応じた全6機種を展開する」と、製品ラインアップについても言及してくれた。

 NTTPCコミュニケーションズ サービスクリエーション本部の三澤響本部長は、「Telework Station」の技術的特徴について解説した。「『Telework Station』は、シンプルな設計で利用者にやさしいテレワーク製品を目指して開発を行った。導入に当たっては、オフィス内に『Telework Station』の本体を設置するだけで、在宅勤務者のリモート接続のための固定IPや、サービスの契約を別途結ぶことなく社内PCにリモートアクセスすることができる」と、難しい設定をすることなく、オフィス内に機器を設置するだけでテレワークを導入できると強調する。

 「セキュリティ対策としては、WEBブラウザから『Telework Station』の間は、暗号化されたWEB情報をやり取りして業務端末を操作する。また、『Telework Station』から業務用端末の間は、RDP(リモート・デスクトップ・プロトコル)やVNC(バーチャル・ネットワーク・コンピューティング)での画面転送により自宅端末から操作を行う。これにより、万が一ウイルス感染した自宅端末でアクセスしても、業務用端末には影響を及ぼすことがない。さらに、自宅端末へのファイルコピーも不可としている」と、WEBブラウザのみで安心安全なテレワークを実現する仕組みを教えてくれた。「運用面では、最新のファームウェアに自動的にバージョンアップされる他、クラウドに設定情報を保存しているため、交換時の再設定も不要となっている」と、メンテンナンスや保守が簡単な点も特徴であると訴えた。

 「Telework Station」の今後の展開について、No.1 常務取締役 上級執行役員の桑島恭規法人事業本部長が説明した。「当社は既存顧客の8割超が10人以下の小規模事業者となっている。これまでも小規模事業者から、テレワークを導入したいという声が増えてきていたが、『セキュリティ面が不安』、『システム構築・設定が複雑』、『導入コストが高額』という3つの問題が障壁となっていた。『Telework Station』は、これらの問題をすべて解決し、安心・簡単・リーズナブルにテレワークを実現する製品として提案していく」と、小規模事業者のニーズに応えるテレワーク製品が完成したと目を細める。「また、当社は、年間約500台のサーバーや約1500台のパソコン、約3900台のモバイルWi-Fiを顧客に提供している。この点から、『Telework Station』は単体での提案はもちろん、親和性の高いサーバーやパソコン、モバイルWi-Fiとの複合提案にも期待している」と、製品単体だけでなくソリューション提案にも力を注いでいく考えを示した。「さらに、フランチャイズ店やパートナーにも販路を拡大し、現在はNTT東日本とNTT西日本での取り扱いを申請している。コロナ禍でのテレワーク需要だけでなくBCP対策としても有効な製品であり、コロナ終息後も需要は拡大していくとみている」と、「Telework Station」の拡販展開に意欲を見せた。

No.1=https://www.number-1.co.jp/
アレクソン=https://www.alexon.co.jp/
NTTPCコミュニケーションズ=https://www.nttpc.co.jp/


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