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シチズン時計、新機械式ムーブメントCaliber 0200を開発、「The CITIZEN」に搭載し発売

2021.03.04 18:35 更新

 シチズン時計は、新たに機械式ムーブメントCaliber 0200(以下、Cal.0200)を開発した。

 2010年以来11年ぶりとなる自社開発の新型機械式ムーブメントCal.0200は、高精度機械式時計で用いられるフリースプラング方式(機械式時計の時間精度を調整する方式の一つ。てんぷにつけたマスロットと呼ばれる錘を回転させることにより、時間精度を調整する)を採用することで、時間精度の長期持続性を追求すると共に、傘下のManufacture La Joux-Perret S.A.(スイス ラ・ショー=ド=フォン、以下ラ・ジュー・ペレ社)の技術やノウハウを活かして高い審美性を実現したムーブメントとなっている。

 このCal.0200を搭載した「The CITIZEN(以下ザ・シチズン)」メカニカルモデル(3モデル)を、8月に発売する。

 機械式ムーブメント「Cal.0200」では、機械式時計の心臓部である精度を保つ機構部品のてんぷに、経時変化や衝撃に強く、高い時間精度とその長期持続性に適したフリースプラング方式を採用することで、クロノメーター(てんぷ式腕クロノメーター)規格(ISO3159)を超える時間精度である平均日差-3~+5秒を実現した。

 フリースプラングてんぷの製造には極めて高い部品加工精度が求められる。シチズンは高水準の加工精度を実現するために、新たにてんぷの製造工程を開発しました。さらに、歯車を一定の速度で動かすための脱進機にはLIGA工法(LIGA(微細構造物形成技術)は、フォトリソグラフィと電鋳を利用した加工技術で、極めて高精度な部品や微細形状の部品の製造に適している)を用いて部品精度を高めるなど、これまで光発電エコ・ドライブ(定期的な電池交換不要の光発電時計で、シチズンの機能ブランドです。時計で初めて「エコマーク商品」に認定された) ムーブメントの部品製造で培った技術も採用している。バンド取り付け前の完成時計状態で全数17日間におよぶ厳しい自社検査を行うとのこと。6方向の姿勢、3段階の温度で設定した様々な条件下での検査に合格した証として、時計本体には自社規格検定合格証が付属する。

 Cal.0200のムーブメントデザインにおいて目指したのは、ひとつひとつの部品を美しく仕上げ、それらが美しく見えるように配置すること。歯車の連なりが美しくみえるレイアウトや、部品の仕上げにこだわり、ムーブメント全体の審美性を高めた。回転錘や地板、歯車などの部品の装飾においても、サティナージュ(直線状のヘアライン)、ペルラージュ(円弧状のヘアライン)など、シチズンとラ・ジュー・ペレ社双方のノウハウを活かした仕上げを施している。

 シチズンは設計や部品製造から組立て、調整を自社でおこなうことができるマニュファクチュール。なかでもシチズンの技術を凝縮した専用設計ムーブメントを搭載する「ザ・シチズン」の組立てには卓越した技術を要す。同メカニカルモデルについても、ムーブメントから腕時計の完成まで、優れた技能をもつ時計組立マイスターによって組み立てられる。

 2012年、シチズンは機械式時計開発力のさらなる向上を目指し、スイスにあるラ・ジュー・ペレ社をシチズンウオッチグループに迎えた。Cal.0200はこれまでの技術交流を通じた協業によって実現したムーブメントであり、シチズンによる自社設計・自社組立でありながら、ラ・ジュー・ペレ社が保有する高度で幅広い装飾技術を最大限活用した、日本・スイス両国の時計製造文化を背景に持つ機械式ムーブメントといなっている。

[小売価格]
The CITIZEN メカニカルモデル:60万5000円
The CITIZEN 限定モデル(55本限定):82万5000円
(すべて税込)
[発売日]8月

シチズン時計=https://www.citizen.co.jp/


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