医療最前線

遺伝性血管性浮腫診断コンソーシアム、日本IBM/インテグリティ・ヘルスケア/メドピア/サドラー・ジャパンの4社が新たに会員として参画

2021.11.11 16:37 更新

 遺伝性血管性浮腫診断コンソーシアムは、医療業界においてデジタルソリューションの開発・展開で経験豊富な日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)、インテグリティ・ヘルスケア、メドピア、サドラー・ジャパンの4社が新たに同コンソーシアムの会員として参画したことを発表した。

 遺伝性血管性浮腫診断コンソーシアムは、遺伝性血管性浮腫(以下、HAE)と診断されずに症状に苦しむ患者を救うために、適切な早期診断および診断率の向上を目指し、医療従事者(医師12名)、患者団体(HAEJ、患者会くみーむ)、製薬企業(武田薬品工業、鳥居薬品、CSLベーリング)を中心として今年2月に発足した。

 これまで「医療データAI分析」「非専門医診断支援」「未診断患者向け疾患啓発」の3つのワーキンググループ(以下、WG)を立ち上げ、活動を推進してきたが、今回、医療業界においてデジタルソリューションの開発・展開で経験豊富な4社が加わることで活動をさらに加速していく。

 新たに加わった各社の参画WGと活動内容は、日本IBMは、「医療データAI分析WG」に参画。先進的な画像診断システムや医療データ利活用の経験を生かし、電子カルテやレセプト等を基にHAE潜在患者の早期診断を支援する人工知能(以下、AI)と、そのAIを活用した日常診療での見落とし回避などの仕組み検討をWGメンバーとともに推進していく。

 インテグリティ・ヘルスケアとメドピアは、「非専門医診断支援WG」に参画。インテグリティ・ヘルスケアでは、コロナ禍で需要が高まるオンライン診療を支えるシステム「YaDoc Quick」を活用し、非専門医が専門医にHAEの診断を早期かつ正確に遠隔相談できるような仕組みを構築・推進する。

 メドピアでは、国内医師の約4割が参加する医師プラットフォーム「MedPeer」内に、会員医師へHAEの知見を提供する「HAE疾患特設ページ」を新たに開設することで、HAEの認知率・診断率向上を」図る。また、将来的には医師向けのセミナーや教育コンテンツを提供することで医師のHAE知見強化に貢献する。

 サドラ―・ジャパンは、「未診断患者向け疾患啓発 WG」に参画。豊富な疾患啓発の経験を活かして、疾患情報を掲載した疾患啓発ウェブサイトを構築し(来年1月開設予定)、HAEと気づかず、診断されず苦しむ患者の受診を促進する。また、同ウェブサイトでは、コンソーシアムの特性である中立的立場を遵守した情報発信を担い、患者の適切な早期受診・治療選択を支援していく。

遺伝性血管性浮腫診断コンソーシアム=https://discovery0208.or.jp/


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