医療最前線

FWD富士生命、乳がん月間にあわせてオンライントークセッションを開催、元SKE48の矢方美紀さんがコロナ禍のアピアランスサポートについて語る

2021.10.08 13:25 更新

 FWD富士生命は、乳がん月間である10月にあわせて、「オンライントークセッション~コロナ禍におけるアピアランスサポートと私たちが今出来ること~」を10月6日に開催した。イベントでは、コロナ禍における、がん闘病中の新たなアピアランス(見た目)の悩みとその克服方法、周囲のサポートについて、乳がんと闘うタレント・元SKE48の矢方美紀さんと、NPO法人全国福祉理美容師養成協会(以下、NPOふくりび)の岩岡ひとみ事務局長によるトークセッションが行われた。

 「当社は、『人々が抱く“保険”に対する感じ方・考え方を刷新すること』をビジョンに掲げ、1996年から保険事業を展開している。11月2日には、東南アジアを中心に10ヵ国で展開するFWDグループの社名を統一し、『FWD生命』に社名変更する」と、FWD富士生命の山岸英樹社長兼CEOが挨拶。「近年では、がんに罹患しても仕事をしながら治療を続ける人が増えてきた。当社は、こうした人々をサポートするべく、昨年に引き続き、NPOふくりびが実施する『医療用ウィッグ寄贈プロジェクト』を支援する。また、コロナ禍で、対面でのサポートが難しい中でも、がんと向き合う人々に対して様々な情報を発信することで、前向きに自分らしく生きることを応援していく」と、今年もNPOふくりびの「医療用ウィッグ寄贈プロジェクト」を全力で支援していく考えを示した。

 そして、乳がんと闘うタレント・元SKE48の矢方美紀さんと、NPOふくりびの岩岡ひとみ事務局長が、「コロナ禍におけるアピアランスサポートと私たちが今出来ること」をテーマにディスカッションを行った。「NPOふくりびでは、昨年初めて『医療用ウィッグ寄贈プロジェクト』を実施し、乳がん治療を受けている人を対象に、セミオーダータイプの医療用ウィッグを抽選で20名にプレゼントした。コロナ禍で人と会うことが減った一方で、アピアランスに関して意見交換や相談できる機会も少なくなり、逆に悩みが深まっている人も増えている。それだけに医療用ウィッグをプレゼントした人にはとても喜んでもらい、感謝の言葉も寄せられた」と、岩岡事務局長が「医療用ウィッグ寄贈プロジェクト」の取り組みについて紹介。矢方さんは、「私も乳がん治療で脱毛したときに、自分に合うウィッグが見つからず悩んでいた。しかし、NPOふくりびの医療用ウィッグに出会ってからは、気持ちが前向きに変わった。私自身もSNSなどで発信してきたが、このプロジェクトをきっかけに、もっと多くの人にNPOふくりびの医療用ウィッグの存在を知ってもらえたらうれしい」と、医療用ウィッグの利用者がさらに広がっていくことに期待していた。

 ここで、実際に同プロジェクトで医療用ウィッグの寄贈を受けた人が、リモートでディスカッションに参加し、医療用ウィッグを使用した感想などを語ってくれた。「NPOふくりびの医療用ウィッグは人毛100%なので、とても毛質が良くて驚いた。今まで使っていた人工毛ミックスのウィッグは、数日ですぐ絡まることも多く、ケアするのに苦労していたが、人毛100%のウィッグは常にサラサラでケアも楽になった。脱毛して悲しい気持ちになったが、今は人毛100%のウィッグをつけられることに気持ちがワクワクしている」と、高品質で扱いやすいウィッグであると絶賛していた。生活の変化について聞いてみると、「周りの人からウィッグであることに気づかれることはないと思いながら、私自身、頭頂部が気になったので、ヘアバンドや帽子をかぶるなどファッションで工夫するようにしている。周りからも好評で、強風の日でも安心してウィッグで過ごせるようになった」と、ウィッグに合わせてファッションを楽しんでいると話していた。

 では、長引くコロナ禍によって、アピアランスの悩みはどう変化しているのだろうか。岩岡事務局長は、「コロナ禍で外出する機会が減っても、アピアランスの悩みがなくなることはない。特に、爪の変化は、自宅にいる時間が長いほど目につき、今まで以上に気になってしまう。また、マスク生活の中で、まつげや眉毛がなくなると、目元がとても寂しくなるという悩みも出てきている」と、新しいアピアランスの悩みが顕在化してきていると指摘する。「そこで、こうした悩みに対しては、ネイルやメイクのコツなどの情報をさらに充実させて、可愛いネイルアートやお気に入りのメイクで自撮りをしてSNSで発信するなど、コロナ禍での新しい楽しみ方をサポートしていきたい」と、おうち時間が楽しくなる新たなアピアランスサポートにも取り組んでいくと述べていた。

 「コロナ禍の影響で、家族が治療を応援するスタイルも変化していると感じている。NPOふくりびでは、母親や姉妹、友人など身近な4人分の髪で作る、ヘアドネーション型、完全オーダーメイドの医療用ウィッグ『4YouWig(フォーユーウィッグ)』を展開しているが、コロナ前に比べて問い合わせが2倍に増え、実際に製作数も増加している。ウィッグ製作を通じて、離れた場所にいる家族や友人の治療を応援したいというニーズが高まっている」と、コロナ禍で帰省もままならない中で、乳がんと闘う家族や友人のサポートに「4YouWig」を活用するケースが増えているという。「NPOふくりびでは、昨年に引き続き、今年も『医療用ウィッグ寄贈プロジェクト』を実施するが、今年は、人毛100%のセミオーダータイプだけでなく、『4YouWig』を選ぶことも可能になった。どちらも、専門施設で一人ひとり、希望に合わせてカットして仕上げ、メンテナンスのサポートも付いている。当選人数は20名で、11月30日まで受け付けているので、ぜひ応募してほしい」と、今年の「医療用ウィッグ寄贈プロジェクト」では「4YouWig」もプレゼント対象になっていると教えてくれた。

 また、FWD富士生命とNPOふくりびでは、コロナ禍での乳がん患者のアピアランスの悩みを解決する方法やグッズを矢方さんが動画で紹介する「#あぴサポチャンネル」を公開し、これまでに全10回の動画コンテンツを配信している。岩岡事務局長は、「動画のコンテンツは、24時間いつでもどこにいても見ることができるのが魅力だと感じている。アピアランスで気になることがあったり、治療で気分が落ち込んだ時などに、アピアランスの悩みを解消する矢方さんの動画を見てほしい」と、時間と場所を問わずサポート動画を見ることができるとアピールした。矢方さんは、「患者の家族の人が動画を見て、とてもわかりやすかったと言ってもらえたことがうれしかった。動画では、ウィッグの洗い方やメイクのポイントなどを紹介しているのだが、わかるまで何度も繰り返して見られるのが便利だと思う。コロナ禍でこれから治療に取り組む人や、患者をサポートする家族の人にも役立つ内容になっているので、ぜひ多くの人に見てほしい」と、乳がん治療に関わる多くの人に「#あぴサポチャンネル」が広がっていくことを願っていた。

 最後に、岩岡事務局長は、「コロナ禍で乳がん治療をしている人は、今まで以上につらい状況が続いていると感じている。最近では、オンラインの相談窓口なども増えてきているので、アピアランスの悩みなどを一人で抱え込まず、気軽に相談してほしい」と、オンライン相談窓口なども活用して、アピアランスの悩みを解決していってほしいと述べていた。矢方さんは、「コロナ禍で、乳がんの検診率が下がってしまったと聞いたが、乳がん月間である10月は、自分の身体のことをもっと気にするようしてほしい。そして、ちょっとでも気になることや悩みがあったら、家族や友達、パートナーなどに相談してほしい」と、コロナ禍でも乳がんのセルフチェックを忘れずに、健やかに過ごしてほしいと話していた。

FWD富士生命=https://www.fwdfujilife.co.jp/
NPO法人全国福祉理美容師養成協会=http://www.fukuribi.jp/
医療用ウィッグ寄贈プロジェクト=http://www.fukuribi.jp/wigkizo2021_1/
#あぴサポチャンネル=http://www.fukuribi.jp/apichannel1/


このページの先頭へ