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日清フーズ、日清製粉ウェルナへ社名変更、食の新しい価値を創造しグローバル展開を加速させるべく新コーポレートブランド戦略を発表

2021.11.10 20:46 更新

 日清製粉グループの日清フーズは、設立から60年を機に来年1月1日付をもって、日清フーズから日清製粉ウェルナへと社名を変更する。11月9日に行われた発表会では、日清製粉ウェルナの新コーポレートブランド戦略について、日清フーズの小池祐司社長が説明した。

 「“小麦には無限の力がある”ことを信じて、小麦を起点に様々な小麦加工品の展開を図ってきた」と、小麦の可能性を探るべく、様々な商品を上市してきたと小池社長は語る。「こうした理念が多くの消費者に浸透し、小麦粉、から揚げ粉、天ぷら粉、お好み焼き粉、たこ焼き粉、スパゲティ、マカロニ、パスタソース、冷凍パスタといった多くのカテゴリでシェアNo.1(インテージSRI+:小麦粉、から揚げ粉、スパゲッティ、パスタソース、冷凍スパゲッティ&ソース各市場 2020年4月~2021年3月 金額シェア。天ぷら粉、お好み焼き粉各市場 2019年4月~2021年3月 金額シェア)を獲得している」と、多くの消費者に支持されているのだと胸を張る。

 「当社はこれまで、ファミリーブランドを中心に、愛着度と推奨度が高いコアファン育成に努めてきた。その結果、日清、マ・マー、青の洞窟のファミリーブランドは高い認知度を誇る」と、ブランド認知度も高値で安定していると強調する。「一方で、現在、社名とコーポレートブランドは一致していない」と、マ・マーや青の洞窟を展開する会社が日清フーズであると答える消費者は少ないという。「ファミリーブランドを展開している企業がどこなのかわかりにくい課題が生じており、国内外のブランドも不一致。会社としてのブランド価値が蓄積されていない」と、国内ブランド、ファミリーブランド、グループ海外向けブランドを扱う会社が日清フーズであると認識できる人は少ないのだと嘆く。

 「そして、新型コロナウイルス感染症や気候変動、デジタル化の加速などによる消費者行動変化は待ったなしの状況となっている。さらに、人口減少、世界規模での競争激化もあり、この加速する未来へ企業として向き合うことが重要と考える」と、大きな変換期にある現状に対し、未来を見据えた対応が求められていると訴える。「そこで、調理の大切さやインフラ企業としての責任として、食の価値の見直しを図る。また、環境に対する社会的貢献としてSDGsへの取り組みを行っていく、そして世界展開の重要性を認識することに、企業として向き合い、コーポレートブランドを中心にブランドの価値を高めていく」と、加速する未来に対応していくと力説する。

 「当社は設立から60年にあたる来年1月1日に社名を日清製粉ウェルナに変更。ブランド戦略を大きく見直すことにした」と、新たな会社として再スタートを図るという。「日清製粉ウェルナでは、食の求道者を意味する“Prime Meal Investigator.に進化する”をビジョンに掲げ、強力な販売力を持つ真のメーカーへと進化するべく、事業構造の転換、価値の創造、海外展開の深耕を柱とした3つの戦略を打ち出していく」と、戦略を効果的に推進するために、ブランド戦略を見直していくとのこと。「日清フーズの起源で、信用・信頼を蓄積してきた『日清製粉』と2014年から展開してきたグループの海外向けブランド『Welna』を結合する」と、伝統を継承しながらもグローバル展開企業として生まれ変わることを意味しているのだと説明する。「コーポレートブランドを軸に、各ブランドがつながり、シナジー効果を高める体系とする」と、ブランド戦略について言及。「日清製粉ウェルナでは、スタジオジブリ制作の日清製粉グループオリジナルキャラクター“コニャラ”を積極的に展開しいく」と、キャラクターを効果的に活用したブランド認知度向上に努めていく考えも示した。

 「具体的な戦略について、常温家庭用事業はさらに磨いていき、家庭用冷食は新ジャンル展開を強化していく。業務用では、ウィズ・アフターコロナのニーズを踏まえたナショナルブランド品を積極展開していく」と、事業構造の転換を推し進めていくと語る。「これまで、健康イメージ商品を上市し、2019年には機能性表示食品『カラダに、おいしいこと。』シリーズを上市した。そして来年は、差別化された健康訴求型製品を上市することで、SDGsへの取り組みを強化していく」と、価値を創造する商品も積極展開していくとのこと。「具体的な商品として、小麦ブランに含まれる『発酵性食物繊維』に焦点をあて、小麦の新たな可能性を実現した新ブランド『ナチュブラン』を展開予定している」と、小麦の無限の力と日清製粉グループの技術を結集させた新ブランドになると話していた。

 「海外展開については、これまで海外の現地優位性を活かした『製造中心』のビジネスだった。しかし今後は、日本のこなもんメニューなどの浸透を図るべく、日清製粉ウェルナブランドの輸出品や現地完結型ビジネスを推し進めていく」と、世界中の人々が自然の恵みを健康においしく楽しんでもらえるように、現地のニーズに合わせた商品を提案し続けていくと訴えた。

 「来年は、日清製粉ウェルナの元年となる。ここからブランド価値の蓄積を始める。そして来春には、多くの新しい商品を投入し、新コーポレートブランドを認知させる積極的な広告宣伝施策も実施する」と、日清製粉ウェルナとしての様々な展開に注目してほしいと意気込んだ。

日清フーズ=https://www.nisshin-foods.com/foods/


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