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サラダクラブ、野菜とサラダに対する意識調査「サラダ白書2021」、パッケージサラダの利用頻度で週1回以上は約4割に、消費期限を1日延長した「ミックスサラダ」など発売

2021.07.15 22:00 更新

 サラダクラブは、野菜の日(8月31日)に合わせ、サラダの食文化の把握を目的とした年次調査を2010年から毎年実施し、その結果を「サラダ白書」として発表した。7月14日に行われたオンライン発表会では、「サラダ白書」の結果について報告した他、消費期限を1日延長した「ミックスサラダ」や「オリーブオイル&たまねぎドレッシング」と「オリーブオイル&パルメザンチーズドレッシング」を発売することなどを紹介した。

 「創業から22年が経過した当社は、パッケージサラダ市場が拡大するにつれて売上高を伸ばしてきた」と、サラダクラブ 金子俊浩社長が挨拶。「当社ではフードロスに対して、パッケージサラダの鮮度保持延長への取り組みを図ってきた。そして、通常消費期限が加工日に加え3日間のところ、加工日を加え5日間に延長した『千切りキャベツ』を発売した」と、家庭でストックできて、いつでも手軽に使える提案を行っているという。「そして今年夏から『ミックスサラダ』についても、消費期限を延長して販売する」と、消費期限を延長したサラダを増やしていくと語気を高める。「『千切りキャベツ』の消費期限を延長したことで、ビッグパック280gの売上が高まった」と、130gよりも伸び率が高かったという。「家庭でストックできるという消費者ニーズに対応できたと考える」と、消費者の期待に応えることができていると訴えた。

 「当社では、野菜を起点に消費者の健康と豊かな食卓をサポートするメーカーを目指すべく、新規領域にチャレンジする」と、新たな商品を提案するとのこと。「野菜をもっと食べて健康になってももらうべく、しゃぶしゃぶ用のカット野菜を今秋展開する」と、鍋用野菜を販売することで、サラダ以外の領域での存在感を知らしめたい考えを示した。

 「当社が行った意識調査『サラダ白書』によると、フードロスに対する関心が高いことが明らかとなった。そこで、産地から家庭までのフードロス低減の取り組みとして、産地では、収量が増える時間に増量を実施。加工(自社工場)では、キャベツの芯を商品化(キャベツライス)。外葉や芯を肥料化・飼料化している。流通(小売)や各家庭では、期間商品2品の鮮度保持延長を実施し、消費期限切れをなくす取り組みを行っている」と、上流から川下まで、フードロス低減に向けた取り組みを行っているのだと胸を張った。

 同 広報・広告宣伝部の鳥塚栞氏が「サラダ白書2021」(全国2060人の20~69歳の男女にWebアンケート調査)について報告した。「コロナ禍で食べる量が増えた野菜の1位は『キャベツ』だった。また、料理によく使うようになった野菜の1位も『キャベツ』だった。コロナ禍で健康のためにより意識するようになったことでは、『栄養バランスを整える』『野菜を摂取する』が上位となった。フードロス問題に約7割の人が関心を示していた。家庭で気を付けているフードロス対策としては、『使う分、食べられる量だけを買う』がトップだった。3割以上が『日持ちする商品を購入』。調理する際にできれば利用したい野菜の部位1位は大根の葉、2位はブロッコリーの芯、3位はネギの青い部分となった。パッケージサラダの利用頻度では、週1回以上は約4割で、2013年以降最も高い結果になった」と、新型コロナウイルス感染症流行以降の野菜に対する意識やフードロスへの関心・意識などが浮き彫りとなった。

 しゃぶしゃぶ用カット野菜の新発売について、同 幣匡敏取締役商品本部長が説明した。「カット野菜と調理用野菜の市場推移をみると、平成30年までの過去5年の平均伸び率は、カット野菜が7%増であるに対し、キットは20%と近年大きく飛躍している」と、市場規模はまだ小さいが、調理が簡便なキットが大きく増加傾向にあると指摘する。「カット野菜の需要は、サラダ需要に加え、冬季に『鍋物等の調理用キット』の需要が増加する」と、カット野菜は、1~2月、10~12月の購入金額が高く、冬季の鍋物需要が背景にあると説明する。「鍋料理は、野菜などの生鮮三品が美味しく、たくさん食べられるため健康的でもある」と、多くの野菜を摂取するのに、鍋料理は理にかなっていると断言する。「また、鍋料理では、様々な味付けに馴染みやすい単色野菜が好まれており、直近ではキャベツが増加している」と、食卓で食べられる野菜を分析。「さらに、しゃぶしゃぶ用の鍋つゆ、スライス肉は2019年から2020年で伸長。肉を野菜で巻いて食べる提案が支持されている」と、しゃぶしゃぶ専用つゆなどが発売され、家庭でしゃぶしゃぶを楽しむ消費者が増えていると説明する。「そこで、今秋しゃぶしゃぶ用のカット野菜を販売する」と、新たな領域で野菜の魅力を伝えていくと意気込んだ。

 引き続き、幣本部長がミックスサラダの鮮度保持延長について説明した。「従来の製法では、細菌を減らすことに重点を置いている。一方、新製法では、野菜本来の抵抗力で細菌を増やさないようにしている」と、野菜洗浄の考え方について解説。「新製法では、野菜表面の痛みが少なく、褐変や変色がしにくい。また、野菜本来の抵抗力で細菌を増やさないから安心」と、新製法は野菜にやさしい製法なのだと力説する。「新製法では、野菜表面(外側)をしっかり洗浄し、野菜中心(内側)を優しく洗浄するようにした。つまり、カット時に水を注ぎながら処理し、カット後はカット前に比べてやさしい洗浄となっている」と、カット前とカット後で洗い方を分けているのだと教えてくれた。「さらに、炭酸水製法を導入することで、効率のよい殺菌になり、殺菌時間が短く、殺菌濃度が低い」と、炭酸水を使うことで、中まで微生物を除去するのだと解説した。「ミックスサラダでは、キャベツで培った製法を副原料にも展開することで鮮度保持延長が実現できた」と、「ミックスサラダ」の鮮度保持が延長できた理由について紹介した。

 同 商品部 速水里美氏は、オリーブオイルドレッシングの新商品について紹介した。「8月4日から『オリーブオイル&たまねぎドレッシング』と『オリーブオイル&パルメザンチーズドレッシング』を発売する。2品のシリーズコンセプトは、複数の味わいを引き立てるシンプルなドレッシングとなっている」と、新たに2品のオリーブオイルドレッシングを発売するとのこと。「複数の野菜の味わいを引き立て、オリーブオイルの風味を活かした、『オイル&ビネガー』の仕立てになっている」と、エキストラバージンオリーブオイルを使用したという。「調理に時間を取れず、野菜不足を感じているDEWKS世代や、サラダで色々な野菜を摂りたいと考え、シンプルな味わいで食べたいと思っている人を想定している」と、ターゲットについても言及してくれた。

 「今回、オリーブオイルドレッシングを発売するに至った背景は、野菜に使用する調味料として、オリーブ油を挙げる人がいたことに加えて、サラダ専門店では、ボリュームがあり食材の種類が多く、素材の味わいを活かすオイル&ビネガータイプが多く見られる。また、ファミリーレストランではサラダ専門店と同様の傾向がみられる」と、シンプルな味わいのドレッシングは野菜を食べた充足感につながるという。「そこで、当社のパッケージサラダの良さを活かすべく、添加物を極力抑えシンプルな配合にこだわったドレッシングを発売するに至った」と、コンセプトについて言及。「お皿とフォークのデザインでパッケージサラダとの相乗効果を図るとともに、野菜原体周りにも展開できるデザインとなっている」と、パッケージデザインのポイントについても話してくれた。

 最後に、同 濱本容子常務は、「コロナ禍を機に、野菜の摂取意向は高まっている。野菜を起点に消費者の健康をサポートしていくと共に、しゃぶしゃぶ用のカット野菜やオリーブオイルドレッシングなどを発売することで、野菜を無理なく食べられるように手助けをしていく。そして、フードロスなど社会課題についても、積極的に貢献できるようにしていく」と、消費者の健康を野菜で支えながら、社会に貢献できる企業であり続けると挨拶した。

[小売価格]
オリーブオイル&たまねぎドレッシング:298円
オリーブオイル&パルメザンチーズドレッシング:298円
[発売日]
ミックスサラダ:9月19日(日)
ミックスサラダ ビッグパック:9月19日(日)
オリーブオイル&たまねぎドレッシング:8月4日(水)
オリーブオイル&パルメザンチーズドレッシング:8月4日(水)

サラダクラブ=https://www.saladclub.jp/


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