食事・レストラン

味の素冷凍食品、今年春季の新製品・リニューアル品を発売、手軽に外食品質をおうちで食べたいニーズや健康に配慮した商品で作る人・食べる人に寄り添った食スタイルを提案

2021.02.02 22:13 更新

 味の素冷凍食品は、1月6日に、家庭用および業務用の今年春季の新製品・リニューアル品を発表した。この新製品・リニューアル品における家庭用・業務用の主力製品を中心とした説明会を2月1日にオンラインで開催した。説明会では、市場概況や製品について詳しく解説。家庭用では、手軽に手間いらずな商品へのニーズや、外食品質をおうちで食べたいニーズ、健康に配慮した商品へのニーズに対応した商品紹介した。

 「当社は、冷凍食品の提供価値を高め、世界中の人々の健康で豊かな暮らしに貢献し、より良い地球環境づくりに貢献することをミッションに掲げ、フレッシュフローズンを具現化することで感動と喜びを届けると共に、消費者から最も必要とされ、愛される会社を目指すと同時に、働く人にとっていい会社になることをビジョンとしている」と、味の素冷凍食品の黒崎正吉社長が挨拶。「Ajinomoto Shared Value(以下、ASV)という、冷凍食品の基本価値である『簡便・時短』『フードロス削減』『経済性』と、味の素グループならではの付加価値である『No.1の美味しさ』『健康』『楽しさ』を通じて、社会課題の解決や生活者ニーズの顕在化への対応に取り組む活動を行っている」と、同社が唱えるASVのコンセプトについて言及。「ASVの実現によって、家族との時間、個人の時間の創出、人手不足への貢献が図られ、食べる喜びや豊かな食生活、栄養バランスを改善し、健康的な生活に貢献、各々のライフスタイルに楽しさを提供することができると考えている」と、今後も、人々の暮らし、社会環境に貢献できる冷凍食品を届けていく考えを示した。

 次に、同 マーケティング本部販売マーケティングの熊田主道部長が市場概況について説明した。「2020年度市場規模は8779億円を見込んでいる。2019年度比では106%の伸長となる。冷凍食品の持つ“機能性”が評価され、市場が拡大。食卓品が市場をけん引している」と、冷凍食品市場は拡大していると訴える。「新型コロナウイルス感染症をきっかけに、冷凍食品の購入者、購入機会が増加。シーン別では、昼食・夕食での冷凍食品の利用機会が拡大した」と、直近の冷凍食品市場についても解説。「新型コロナウイルス感染症を契機に、生活者は冷凍食品の価値を再発見している」と、冷凍食品が今見直されているのだと紹介する。

 「コロナ禍の中、自宅での食事機会が増え食事の準備を簡単に済ませたいというニーズが高まっている」と、簡単・便利な冷凍食品が重宝されているという。「また、新型コロナウイルス感染症によって外食を控える傾向にあることから、手軽に外食のクオリティを家で食べたいニーズも一層強くなっている」と、家でも外食品質の欲求がより強くなっていると分析する。「そして、コロナ禍で健康的な食生活への意識が向上している。また食卓で冷凍食品を使う機会が増えたことで、健康に配慮した冷凍食品のニーズはさらに高まることが予想される」と、健康に配慮した冷凍食品ニーズが高まるものと予測していた。「そこで当社では、家族との調理・食事機会がさらに増加することに対応し、手間抜き商品を展開。外食品質の商品や健康に配慮した商品も展開する」と、冷食ならではの価値を広め、生活者のさまざまなニーズに応えて、作る人、食べる人の気持ちに寄り添った食スタイルを提案していくと意気込んだ。

 新製品については、同 マーケティング本部製品戦略の大竹賢治部長が説明した。「昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響による需要増もあり冷凍餃子市場は成長した。特に、当社の『ギョーザ』が冷凍餃子市場をけん引した」と、昨年の「ギョーザ」の出荷数は前年比115%と、冷凍餃子市場の対前年113%を上回るなど好調だったという。「年代別購入率では、全世代で購入率が前年を上回り、特に、20代、30代が著しい」と、20代は前年比147%、30代は同130%の伸びを示した。「冷凍食品は、『手抜き』ではなく『手“間”抜き』料理という冷凍餃子の価値を伝達する取り組みをSNSなどで行ったり、ギョーザステーションをオンラインで開催し、『ギョーザ』が手間抜きでしっかり美味しいということを若年ファミリー層に実感してもらう活動も行ってきた」と、冷凍餃子に対する価値伝達活動が奏功したと分析する。

 「そこで、手間抜きでも家族が喜ぶ冷凍餃子を、もっとたくさんの人に、もっと多様な場面で食べてもらいたいという想いから、さらに幅広いニーズに応える『ギョーザ』の新しいラインアップを提案する」と、「レンジで約3分 焼ギョーザ」を地域限定で発売するという。「『レンジで約3分 焼ギョーザ』は、均一な焼き色がついた綺麗な焼き面ともちもち食感で耳が硬くなりづらい点が特長となっている」と、レンジ調理なのに焼き目が香ばしいのだとか。「ごはんにも、お酒にも合う味つけで、もちもち皮がうま味のある肉汁を逃さない」と、飽きのこない味わいに肉汁あふれるジューシーな食感がたまらない製品なのだと教えてくれた。

 「鹿児島県産黒豚を100%使用したプレミアムな『黒豚肉餃子』も期間限定で発売する。もっちり厚皮で、あふれる肉汁と1個30gの大粒タイプとなっている。XO醤を効かせたコク深い味わいも特長となっている」と、おいしさにこだわった新製品も発売するとアピールした。

 「好調な冷凍焼売市場を当社の『ザ★ シュウマイ』がけん引。売上前年比は二桁以上も伸長した」と、冷凍焼売市場が堅調な伸びを示す中、同社の「ザ★ シュウマイ」も市場と比例して成長しているという。「『ザ★ シュウマイ』は、食べごたえ・パンチのある味を求める30~40代男性をターゲットにしている。そして今回発売する新製品では、やさしい味を好むシニア女性をターゲットにした冷凍焼売を上市する」と、専門店品質を手軽に家庭で楽しめる「大海老焼売」を発売すると意気込む。「ジューシーな豚肉に大ぶりのエビをゴロっと投入した。大ぶりの海老を豚ひき肉に混ぜ込むことで、海鮮のうま味が焼売全体に広がる。大ぶりの海老なので、海老自体にプリっと食感とうま味がある」とのこと。「いか、しいたけ、たまねぎなどの素材のうま味がやさしく、帆立だしを効かせたコク深く上品な味わいとなっている」と、肉を味わうメニューでありながら、海鮮のうま味が効いたやさしい味になっていると話していた。

 「冷凍米飯購入者で、日頃塩分を気にする人は40%となっている。減塩市場は10年で17倍に拡大した」と、塩分摂取を減らしたいと考える消費者は少なくないのだと指摘する。「新発売『塩分40%カット 五目炒飯』は40%の減塩を実現した」と、独自技術で塩分量40%減を実現したのだと語っていた。

 「フードサービス商品については、居酒屋での大規模宴会が減っており、ホテルビュッフェは感染対策に基づいた営業や提供方法が求められている」と、コロナ渦中で課題が顕在化したと訴える。「新製品『フリーカットケーキハーフサイズ(長さ18㎝)』は、“食材の在庫を持ちたくない”“小規模宴会でもロスをなくしたい”というニーズに応える、現行品(長さ36cm)の半分サイズのフリーカットケーキとなっている。冷凍庫が小さい小規模居酒屋でも使える」と、使い切ることができるサイズで提供すると話していた。

 「新製品『バスクチーズケーキ』は、デリバリーやテイクアウトメニューとして使える製品。濃厚なチーズ風味としっとりとした食感を味わえ、時間が経っても型崩れしにくいことが特長だ」と、個装しやすいサイズ感になっていると教えてくれた。

 「新製品『個包装プチカップケーキ』は、丁寧にしっとりと焼き上げた、個包装一口サイズの製品となっている。個包装なのでそのまま提供でき、衛生面に配慮しながらビュッフェに使える」と、「ブラウニー」、「ベイクドチーズ」、「抹茶ブラウニー」の3品を展開する。

 「また、コロナ禍で健康志向がさらに加速。一過性のものではなく、健康意識の高まりは継続すると推測される。しかし、スキル、食材管理、人手不足の観点から、健康に配慮したメニューを用意するのは困難であると推察される。そこで、新製品を投入し、シリーズ強化を図ることで、市場に定着させていくべく、『ベジタリアン向け』シリーズの製品ラインアップを拡充する」と、ベジタリアン向けシリーズに新たにハンバーグとキッシュが加わり、計13品でベジタリアン向けメニュー作りを応援するという。

 「新製品『大豆ミートバーグ ミニバーグ』は、大豆ミートで作った、肉不使用のハンバーグとなっている。大豆ミートはお肉と同等のたんぱく質量でありながら、脂質はお肉の約半分程度で健康的な食材といえる。新製品は、マルチ調理可能(焼き、スチコン、オーブン、電子レンジ)で、設備に合わせ簡単に調理できる」と、主菜に使用したり、ビュッフェにも活用できるとアピールした。

 「リニューアル『FC7種の野菜のキッシュ/3種のきのこのキッシュ』では、おいしさはそのままで、ベジタリアンの人にも食べてもらえるようリニューアルした。自家製のパイ生地に指定農場で栽培した野菜、きのことアパレイユを合わせて焼き上げた」と、ビュッフェやランチプレートに最適な製品であると語っていた。

 「リニューアル『ベジタリアン向け餃子(焼調理済)』は、大豆ミートを使用した、肉・魚介原料不使用の焼き済餃子となっている。野菜の比率を高めておいしさがアップした。袋のままスチコンや蒸し器、電子レンジで調理が可能となっている」とのこと。

 「リニューアル『ベジタリアン向け焼売』は、大豆ミートを使用した、肉・魚介原料不使用の焼売。たけのこ、刻み生姜を配合し風味がさらに豊かになった。スチコン、蒸し、電子レンジ、揚げでの調理が可能となっている」と、肉・魚介原料不使用の餃子や焼売も提供すると述べていた。

味の素冷凍食品=https://www.ffa.ajinomoto.com/


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