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日本マクドナルド、「ほんのハッピーセット」の発売開始から2周年、絵本の読み聞かせが親子にもたらす効果についてオンラインセミナーを開催

2020.10.30 17:43 更新

 日本マクドナルドは、子どもたちがより気軽に本に触れる機会と、親子の時間を作り出すことを目的とした取り組み「ほんのハッピーセット」を実施しており、発売開始から多くの消費者からの好評を得て、7月で2周年を迎えた。これを記念し、絵本の読み聞かせが親子にもたらす効果について、発達心理学の第一人者である環太平洋大学教授・お茶の水女子大学名誉教授の内田伸子先生を招き、10月29日にメディア向けオンラインセミナーを実施した。

 「全世界で約3万5000店舗を展開するマクドナルドのうち、オリジナルストーリーの絵本とミニ図鑑を同時に通年で展開する『ほんのハッピーセット』の取り組みは日本だけ」と、日本マクドナルド・マーケティング本部の松尾安奈氏が挨拶。「子どもたちがより気軽に本に触れる機会と親子で過ごす時間をつくるためのサポートとなることを目的に、2018年7月から実施している」と、「ほんのハッピーセット」は今年で2周年を迎えたのだという。「日本全国で約2900店舗を展開している当社では、『ほんのハッピーセット』の累計配布数が2000万冊を超えた。つまり、3秒に1冊のペースで売れていることになる」と、“中身のクオリティが高い”“子どもの知育に役立った”“親子のコミュニケーションが増えた”など消費者から好評を得ていると話していた。

 そして、「ほんのハッピーセット」発売開始から2周年を記念して、環太平洋大学教授・お茶の水女子大学名誉教授の内田伸子先生が「絵本の読み聞かせ~AIに負けない力『非認知スキル』が育まれる~」と題した講演を行った。「生後10ヵ月の赤ちゃんの頭の中に起こる変化は、イメージの誕生と、記憶して思い出せるようになること。さらに、物理認識であるモノの同一性認識が始まる」と、見立て遊びや延滞模倣をしたり、大脳辺緑系の海馬のネットワーク化が起こり、モノは見えなくなっても存在するという認識が生まれるのだという。「また、外からわかる変化として社会的参照という他者に問い合わせることもできるようになる」と、わからないことを他の人に問い合わせてみるという行動を行うようになるのだと説明する。

 「2003年に生後10ヵ月の赤ちゃんと母親100組にプレイルームで遊んでもらい、そこに犬型ロボットを提示した。赤ちゃんはびっくりするのだが、母親を見上げる子と見上げない子に分けられた。そして、1歳半に成長した赤ちゃんに対して同じ実験を行ったところ、10ヵ月当時、母親の顔を見上げていた子は、母親のところに駆け寄った。一方、見上げなかった子は母親に近づくものの、目は大型ロボットに釘付けだった。つまり、母親に駆け寄った子は人間関係に敏感で、釘付けだった子は、モノの動きや因果的成り立ちに敏感であるといえる。そこで前者を物語型、後者を図鑑型と名付けた」と、幼児期の対人対物システムは2種類に分けられるのだと解説する。「物語型の80%は女児で、図鑑型の80%は男児だった」と、男女で分けられるとも話していた。

 「研究によると難関校突破組は子ども時代によく遊び、絵本の読み聞かせ習慣もあったことがわかった」と、遊びを通じて子どもは脳働楽習するのだと説明する。「遊びとは、仕事に対立する概念ではない。また、怠けることを意味するものではない」と、幼児にとって遊びとは自発的な活動であり、頭の中が活き活きと働いている状態なのだと訴える。「子どもの非認知スキルを養うためにも、絵本の読み聞かせを習慣化してほしい。そして、小中学校では読書を勧めて、親子で図書館に通ってほしい」と、活字に触れる機会を増やしてほしいという。「さらに、学校での出来事やニュース、進路、悩みごとなど、なんでも話せる家族の団らんは大切だ」と、親子によるコミュニケーションを重視した生活に努めてほしいとのこと。「ゲームとスマホ、ネットは制限し、きちんと朝食を食べるという習慣にも努めてほしい」と、朝にしっかりと栄養を蓄えることも大事なのだと話していた。

 再び、松尾氏が登壇し、同社が展開する「ほんのハッピーセット」の狙いについて説明した。「絵本は、人間としての心情や道徳的な意識を養い、社会性を育む。また、空想の世界が広がり、想像力や好奇心が刺激される。さらに、笑ったりわくわくしたり、親子のコミュニケーションが生まれる」と、絵本を展開する狙いについて解説。「やさしい気持ちを育んだり、道徳観が得られたり、社会性の重要度を知るようなストーリーを絵本の切り口としている」と、テーマを持った絵本を配布しているとのこと。「『ほんのハッピーセット』の絵本は、読み聞かせしやすい見開き仕様で、持ち歩きに便利な小ぶりなサイズ感、丈夫なハードカバー、すべてオリジナルストーリーで、親子のコミュニケーションツールとして活用できる点が評価されている」と、累計2000万冊を配布した理由について語っていた。「10月30日には新シリーズとして、『かぼちゃスープのおふろ』と『野菜と果物/秋・冬編』を発売する」と、新たな絵本を展開することで、子どもたちがより気軽に本に触れる機会と親子の時間を創出していくと意気込んだ。

日本マクドナルド=https://www.mcdonalds.co.jp/


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