健康食品・医薬品

キユーピー、「やさしい献立」シリーズの約6割31品の賞味期間を25ヵ月に延長

2022.08.30 19:07 更新

 キユーピーは、市販用介護食「やさしい献立」シリーズ全52品のうち約6割にあたる31品の賞味期間を19ヵ月から25ヵ月に延長し、9月製造分から順次出荷を開始する。

 「やさしい献立」シリーズは、食べやすさに配慮した市販用介護食とのこと。やわらかくする必要がある“介護食”は通常の食事に比べて災害時の確保が難しく、自然災害が多発する近年、キユーピーでは「やさしい献立」を非常食として備蓄する提案を続けている。

 介護施設においても、慢性的な人手不足やコロナ禍による一時的な人手不足への備えとして「やさしい献立」の利用が広がっている。さらに令和3年度介護報酬改定に伴い、すべての介護サービス事業者を対象に、感染症や災害発生時の業務継続に向けた計画等(BCP:Business Continuity Plan)の策定が義務化され(3年間の猶予期間)、介護現場では非常食を準備する動きが加速している。施設の非常食は、賞味期限の管理や定期的な入れ替え業務が必要になることから、購入後も長く保管できる商品が望まれる。これまで「やさしい献立」の賞味期間は19ヵ月(すりおろし果実、とろみファインを除く)だったが、製造から購入までに数ヵ月を要した場合、備蓄できる期間が1年未満となるケースもあり、1年ごとに入れ替えを行う施設では採用しにくいとの声があった。

 同シリーズの保存性について改めて検証したところ、31品で賞味期間25ヵ月への延長が可能となった。中でも「煮込みハンバーグ」などのおかず商品は、UDFのレトルトおかずとしては最長の賞味期間となっている。これによって備蓄期間を1年以上確保できる可能性が大幅に高まることから、家庭向けだけでなく施設向けの提案を強化し、2024年の義務化に向けた介護現場のBCP対応をサポートする。

 令和3年度介護報酬改定とは、令和3年1月18日に厚生労働省が公表。新型コロナウイルス感染症拡大や大規模災害の発生状況を踏まえて「感染症や災害への対応力強化」が加えられ、3年間の経過措置はあるものの、BCP策定、研修・訓練の実施などが義務付けられた。被災時、行政支援開始目安の3日目まで自力で業務継続するための備蓄が求められている。

 UDFのレトルトおかずは、日本介護食品協議会に登録されたUDF(ユニバーサルデザインフード)のうち、8月時点で「家庭用」として販売されている「レトルト」の「おかず」商品となっている。

[発売日]9月製造分から順次

キユーピー=https://www.kewpie.co.jp/


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