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パレンテ、BLEA学園の女子生徒と共同開発したカラコンが話題に、コラボ展開の狙いや商品化へのこだわりを吉田忠史社長に聞く

2022.04.22 19:45 更新

 コンタクトレンズECサイト「レンズアップル」を展開するパレンテは、女子高生が着けたい理想のカラーコンタクトレンズ(以下、カラコン)を提供するべく、2020年10月にBLEA学園グループ(以下、ブレア学園)との産学協同プロジェクト「カラコン開発部」を発足。商品化に向けた実践的なワークショップやコンテスト等の活動を経て、今年2月、「カラコン開発部」の女子生徒たちがプロデュースしたカラコン「WAVEワンデー UV RING Plus Limited Collection by BLEA」をリリースし、注目を集めている。そこで今回、パレンテの吉田忠史社長に、ブレア学園とのコラボを実施した背景や商品化へのこだわり、今後の展望などを聞いた。

 「当社がコンタクトレンズのネット販売に本格参入したのは2008年頃から。当時のコンタクトレンズ業界は、実店舗での販売が中心で、各社ともネット販売は手探りの状況だった。その中で、消費者が手軽にコンタクトレンズを購入できる環境を提供するため、業界に先駆けて自社ECサイト『レンズアップル』を立ち上げた。安全性に配慮しながら、ダイナミックなプライシングと処方箋なしでの販売によって着実に売上げを拡大し、現在では、コンタクトレンズ通販業界で第1位のポジションを確保している」と、コンタクトレンズのネット販売のパイオニアとして市場を切り拓いてきたと語る。「2013年には、多様化するニーズに応えるべく、オリジナルブランド製品『WAVEワンデー』をリリース。自社ECサイトに加えて、楽天やAmazonなど各モールプラットフォームにも出店を拡大した。また、千葉と岡山に自社ロジスティクスセンターを設置し、国内最短翌日配送を実現。さらに、コロナ禍でも安心して受け取れるよう、商品の箱をポストインできるサイズにするなど、梱包品質にもこだわっている」と、オリジナルブランドも高い評価を得ていると胸を張る。

 「オリジナルブランドのラインアップを拡大する中で、新しいユーザー層を呼び込む商品として、女子高生向けのカラコンを開発することとなったのだが、その企画会議に集まっているのが全員“おじさん”であることに気づいた。このままでは、いくら頭を悩ませても、女子高生が可愛いと思うカラコンは作れないと考えた」と、女子高生向けのカラコンを商品化するためには、従来の企画・開発アプローチを見直す必要があったという。「そこで白羽の矢を立てたのが、『女の子の“好き”が実現できる学校』をコンセプトに独創的な教育を実践しているブレア学園だった。当社からブレア学園に共同開発のオファーをしたところ、女子生徒から『カラコン開発にチャレンジしたい』という多くの声が集まったこともあり、その実現に向けて産学連携プロジェクト『カラコン開発部』がスタートした」と、ブレア学園とのコラボに至った経緯を説明する。

 「『カラコン開発部』は、ブレア学園の教育の一環として、2020年10月、有志参加型の部活として発足。商品開発に向けて、まずは、カラコンの基礎知識や正しい装用方法、商品を売るために必要なマーケティングの基礎知識、さらにはレンズ・パッケージのデザイン方法を授業・ワークショップを通じて学んでもらった。これによって、商品開発・販売の知識と共に、カラコンの正しい装用方法についても理解を深め、それを彼女たちの言葉で、同世代に伝えてもらうことで、若年層の眼病予防にも寄与していきたいと考えた」と、商品開発だけでなく、若い世代へカラコンの正しい装用方法を啓蒙していくこともコラボ展開の重要な取り組みだったと話す。「次に、授業やワークショップで学んだ知識を活かし、“自分の着けたい理想のカラコン”をテーマとして、商品化を目指すコンテストを開催した。コンテストには13名がエントリーし、商品コンセプトからレンズ・パッケージデザイン、製品仕様、販売価格まで生徒自らが手掛けた作品をプレゼン発表会で披露した。厳しい審査の結果、6名の受賞者を選出し、その中から4名の作品を商品化することに決定した」と、コンテストを勝ち抜いた作品は、すでに商品化できる完成度の高いものだったという。

 商品化決定後は、受賞者4名のデザインをもとにしたサンプルレンズを製作し、さらにブラッシュアップを重ね、自分のイメージに近づけていった。そして今年2月、ついにブレア学園の女子生徒がプロデュースしたカラコン「WAVEワンデー UV RING Plus Limited Collection by BLEA」4商品がリリースされた。では、各商品の特徴を見てみよう。

 優秀作品賞を受賞した向田愛花さんが手掛けた「Chabi Surfbum(チャビ サーフバム)」は、透き通ったブルーの海に、太陽が光り輝く様子をイメージ。ハーフ系発色ながらナチュラルに瞳に馴染む、今らしいデザインとなっている。キャッチコピーは「太陽の光がきらめく海のような瞳に」。

 レンズデザイン賞を受賞した斉藤初南さんが手掛けた「Sona Meltbrown(ソナ メルトブラウン)」は、可愛らしい花を淡いピンクでデザイン。自然と瞳を大きく見せることができるため、推しに会うときにもぴったりとのこと。キャッチコピーは「花柄デザインであざとく盛れる瞳に」。

 パッケージデザイン賞を受賞した植山琴世さんが手掛けた「Cotose Citynight(コトセ シティーナイト)」は、流れ星のようなキラキラをイメージしたデザイン。グレーブルーが瞳に溶け込み、透明感をプラスしてくれるため特別な日にこそつけたいカラコンとなっている。キャッチコピーは「キラキラの瞳でいつもより特別な1日に」。

 コンセプト賞を受賞したはむさんが手掛けた「Hamu Dollpink(ハム ドールピンク)」は、ぬいぐるみの瞳をイメージ。ちゅるん、くりんな質感で甘くくりっとしたドーリーアイになれるデザインで、さらに太フチデザインで立体感もアップしている。キャッチコピーは「ぬいぐるみのような“ちゅるくりん”な瞳に」。

 「各商品のネーミングは生徒が自ら考えたもので、自分の名前やニックネーム、商品への想いが込められている。また、目のイラストが印象的なパッケージデザインについても、生徒のアイデアをもとに『思わず写真を撮りたくなる遊び心に溢れたパッケージ』をコンセプトにデザインされた。商品をSNSで紹介したくても自分の顔は出したくないというティーンも多いことから、目をデザインすることで顔を隠しながらSNSに投稿しやすいパッケージに仕上げている」と、商品のネーミングやパッケージにもこだわりが詰まっていると話す。「商品リリース後には、多くのティーンからTwitterやTikTokで紹介されるなど、大きな反響があった。また、ブレア学園の卒業生が、母校の生徒がプロデュースしたカラコンとして紹介してくれるなど、世代を超えて認知が広がり、予想以上のプロモーション効果が出たと実感している。今回商品開発を手掛けた女子生徒たちにとっても、一生誇れる経験になったと思う」と、ブレア学園とのコラボ展開に確かな手ごたえを感じている様子だった。

 さて、パレンテの吉田社長といえば、昨年4月にYoutube公式チャンネル「コンタクト社長よしだちゃんねる」を開設し、YouTuber「コンタクト社長」としての活動でも話題を集めている。「昨今、スマホの進化や5Gの普及などで、誰でも手軽に動画を見られる環境が整ってきた。しかし、YouTubeで『コンタクトレンズ』と検索しても、関連するコンテンツが全く出てこなかった。この事実に衝撃を受け、コンタクトレンズ通販のリーディングベンダーの代表である私自身がYouTuberになって、コンタクトレンズの動画コンテンツを発信していくことを決意した」と、YouTuberデビューした経緯を語る。「『コンタクト社長よしだちゃんねる』では、コンタクトレンズの基礎知識や意外と知らない雑学、ハウツーものなど、様々な内容のコンテンツを制作し、昨年12月までに150本の動画を配信した。今年からは、ブレア学園の生徒との座談会や工場見学など、より質にこだわった動画を配信している。YouTubeチャンネルを通じて、『レンズアップル』のブランド認知度をさらに高めていきたい」と、YouTuberとしての活動にも注目してほしいと話していた。

 今後の展望について、吉田社長は、「当社はブレア学園のほかにも、オフィシャルパートナーとなっているプロバスケットボールチーム『千葉ジェッツふなばし』ともコラボを実施しており、1月には同チームのチアリーダーズ『STAR JETS』とのコラボ商品をリリースした。今後は、ファッション系の専門学校や大学生とのコラボも検討しており、さまざまな価値観や感性と触れ合うことで、企業自身の価値観の変革につなげていきたい。また、自社ブランド『WAVEワンデー』については、海外展開も視野に事業拡大に取り組んでいく。そして将来的には、ネット販売だけでなく、コンタクトレンズ業界のトップベンダーを目指す」と、さらなる飛躍に向けて意気込みを語った。

[小売価格]780円(税込)

パレンテ=https://www.parente.jp/
レンズアップル=https://www.lens-apple.jp/
Youtube公式チャンネル「コンタクト社長よしだちゃんねる」=https://www.youtube.com/channel/UC42lUmww3cdxr0nUKiS647g/featured


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