健康食品・医薬品

キユーピー、機能性表示食品のマヨネーズタイプ調味料「キユーピー フィッテ」を発売、「アマニ油マヨネーズ」とトクホ「キユーピー ディフェ」のパッケージも刷新

2021.02.04 19:31 更新

 キユーピーは、内臓脂肪を減らす機能性表示食品のマヨネーズタイプ調味料として「キユーピー フィッテ」を発売する。また、血圧が高めの人向けの機能性表示食品「キユーピー アマニ油マヨネーズ」のパッケージを刷新し、より機能が伝わりやすい新デザインを採用する。併せて、従来の200gに加え、使用頻度の高い人向けに300gの新容量を発売する。さらに、コレステロールを下げる機能を持った特定保健用食品(トクホ)「キユーピー ディフェ」のパッケージを、機能が伝わりやすいデザインへリニューアルする。2月3日に行われた新製品発表会では、「キユーピー フィッテ」を中心に健康訴求マヨネーズ調味料市場の状況と今後について説明した。

 「家庭内喫食率は、不要不急の外出抑制・テレワーク拡大・飲食業の時短営業で増加傾向にある。また、家庭用調味料は、ドレッシング、マヨネーズともに金額前年比が106%と好調だ」とキユーピー 執行役員の櫻木康博家庭用本部長が挨拶。「昨年、家庭用マヨネーズ市場が伸長した要因として、マヨネーズの万能調味料化の促進や、健康訴求タイプの伸長が挙げられる」と分析する。「新型コロナウイルス感染症拡大によって健康意識の高まりや生活防衛意識、在宅ワークの定着、内食機会の増加から、家庭用調味料の新商品には、毎日の食事で健康的な食生活の提案や、野菜摂取を促進する商品・メニューの提案、簡便・手間抜き調理で献立の合理化の提案が求められている」と、新商品の方向性について言及する。「こうした中、今年春の家庭用調味料の新商品・リニューアル品は、ドレッシング類4品とマヨネーズ類5品を発売する」とのこと。「マヨネーズ類では、内臓脂肪を減らすことが期待できる機能性表示食品のマヨネーズタイプ調味料として『キユーピー フィッテ』を新発売する。健康志向の消費者を意識した商品になっている」と、健康意識の高まりに対応した商品を発売することで、消費者のニーズに応えていく考えを示した。

 次に、同 家庭用本部 調味料部 マヨネーズチームの高田典明チームリーダーが、「キユーピー フィッテ」の開発経緯などについて説明した。「当社は、1925年に日本人の体格向上を願い、全卵タイプではなく、当時の輸入品の2倍の卵黄を使用した栄養価の高いマヨネーズを発売。野菜をサラダで食べるという新しい食文化の普及に努めた」と、同社がマヨネーズを発売した背景について解説する。「当社では、家庭用マヨネーズ類に健康訴求商品の品揃えを図るべく、1991年にはカロリー50%カットの『キユーピーハーフ』、2002年にはコレステロールゼロの『キユーピーゼロ ノンコレステロール』、2005年にはコレステロールを下げる特定保健用食品『キユーピー ディフェ』、2011年にはさらにカロリーをカットした『キユーピーライト』、2016年には血圧が高めの人に向けた機能性表示食品『キユーピー アマニ油マヨネーズ』を発売してきた」と、消費者の日頃の食生活での悩みを、毎日の野菜摂取に貢献できるサラダ調味料で解決する商品を上市してきたのだと訴える。

 「近年の医療費の増大・疾病全体における生活習慣病の増加などから、2008年4月からメタボリックシンドローム該当者および予備軍を減少させることを目的として特定健診・特定保健指導を実施している。メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積によって糖代謝異常(糖尿病など)、脂質代謝異常(高脂血症など)、高血圧などの動脈硬化の危険因子が、一個人に集積している状態。この内臓脂肪を気にする人が増え、食生活での改善ニーズが高まっている」と、新たな健康ニーズが顕在化しているとのこと。「当社が実施したアンケートにおいても、機能性マヨネーズで魅力に感じることでは、“内臓脂肪を減らす”がトップだった」と、機能性マヨネーズには、メタボリックシンドロームに対応した製品を求めていることが伺える。「そこで、当社独自の乳化技術によって、コクのあるおいしさが味わえ、BMIが高めの人に『内臓脂肪を減らす』機能が期待できる、カロリー50%カットのマヨネーズタイプ調味料『キユーピー フィッテ』を発売する」と、内臓脂肪を減らすことが期待できる製品を上市することで、消費者ニーズに対応していくと説明する。「『キユーピー フィッテ』は、1日に同品15g(大さじ約1杯)の摂取によってBMIが高め人に『内臓脂肪を減らす』ことが期待できる。また、当社独自の乳化技術によって、カロリー50%カットでもコクのあるおいしさを実現した」と、BMIが高めの人(BMI 25以上30未満)や、健康維持に関心の高い人に訴求していきたいとアピールした。

 そして、同 研究開発本部 食創造研究所 調理・調味料開発部 家庭用マヨネーズチーム 鈴木悠美子氏が、「キユーピー フィッテ」の商品説明と技術ポイントについて紹介した。「『キユーピー フィッテ』に配合したローズヒップ由来ティリロサイドとは、ローズヒップの果実から抽出して得られるポリフェノールの一種で、BMIが高めの人の内臓脂肪を減らす機能が報告されている」とのこと。「ローズヒップ由来ティリロサイドには、脂質の代謝を促す遺伝子の発現を増やし、脂質がエネルギーとして消費されやすくなるという働きがある。これによって脂肪が燃焼し、内臓脂肪を減少させる」と、ローズヒップ由来ティリロサイド0.1mgを12週間毎日摂取すると、内臓脂肪面積が平均9.3cm2減少するという研究結果もあるのだと説明した。

 「今回、マヨネーズの風味を損なわない原料の探索として、1食15g(大さじ約1杯)で機能性を付与する原料を、30種類以上の候補の中からローズヒップ由来ティリロサイドを選んだ」と、マヨネーズの風味を損なうことなく機能性を付与する原料を見出すべく、様々な原料を試したのだという。「そして、コクのあるおいしさを実現させるべく、マヨネーズらしい卵の香りを詰め込んだ香味食用油『卵香味油(たまごこうみゆ)』を配合した。これによって、ローズヒップ由来ティリロサイドの甘みと卵の香りが掛け合わさり、マヨネーズらしいコクが生まれた」と、ローズヒップ由来ティリロサイドの独特な甘味を活かした製品に仕上がったのだと教えてくれた。「さらに、油滴の大きさを通常のマヨネーズに比べて半分以下に小さくすることで油の配合量を減らす製法『マイクロエマルション製法』も採用した。これによって、カロリー50%カットでありながら、なめらかな食感を実現した」と、「キユーピー フィッテ」のカロリーが他の製品に比べて抑えられている点についても説明してくれた。

 パッケージを刷新する「アマニ油マヨネーズ」は、α-リノレン酸(α-リノレン酸は、体内では作ることができず、食事から摂取することが必要な「必須脂肪酸」。臨床試験では、血圧が高めの人がα-リノレン酸を1日あたり2.6g摂取すると血圧が正常値まで低下したという結果が得られている(J. Oleo Sci., 2007, 56:347-60.))を多く含むアマニ油を配合した卵黄タイプのマヨネーズとして、2016年6月に発売した。α-リノレン酸には血圧が高めの人に適した機能が報告されている。「アマニ油マヨネーズ」は、1日の摂取目安量15g(大さじ約1杯)あたり、α-リノレン酸を2.6g摂取できるように設計している。キユーピー独自の抗酸化技術によって、酸化しやすいアマニ油を高含量(商品中30%)配合してもマヨネーズ本来のおいしさが味わえる。

 現在発売されている健康訴求のマヨネーズ類は、その機能もさまざまだとか。消費者が適切な商品を選択しやすいように、今回「キユ―ピー アマニ油マヨネーズ」のパッケージをリニューアルし、わかりやすくその価値を伝えていくという。パッケージ下部には、血圧が高めの人におすすめのサラダの写真をデザインした。」

 「キユ―ピー ディフェ」は、コレステロールの吸収を抑制する働きのある植物性ステロールを配合した特定保健用食品として、2005年10月に発売した。コレステロールが高めの人が1日15g(大さじ約1杯)を毎日摂取し続けると、血中総コレステロールとLDLコレステロールを下げる機能があるという。また、マヨネーズらしいコクと口どけを実現しながらも、カロリーは50%カット(同社マヨネーズ比)しているため、カロリーを気にする人も安心して使える。

 現在、様々な機能を持った健康訴求のマヨネーズ類が発売されている中で、消費者が適切な商品を選択しやすいように、今回「キユーピー ディフェ」のパッケージをリニューアルし、分かりやすくその価値を伝えていくとのこと。パッケージ下部には、コレステロールが高めの人におすすめのサラダの写真をデザインした。

[小売価格]
キユーピー フィッテ:432円
キユーピー アマニ油マヨネーズ:300g 540円/200g 378円
キユーピー ディフェ:368円
(すべて税込)
[発売日]
キユーピー フィッテ:3月4日(木)
キユーピー アマニ油マヨネーズ:2月18日(木)
キユーピー ディフェ:2月18日(木)

キユーピー=https://www.kewpie.co.jp/


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