健康食品・医薬品

第一三共ヘルスケア、殺菌成分「ベンゼトニウム塩化物」を配合した新ニキビ治療薬「マキロン アクネージュ」2種を発売

2021.01.22 18:08 更新

 第一三共ヘルスケアは、1971年の発売以来、消費者に支持され続けている殺菌消毒剤「マキロン」ブランドから、日本で初めて(OTCニキビ治療薬として殺菌成分ベンゼトニウム塩化物を初めて配合)優れた殺菌成分を配合した新ニキビ治療薬「マキロン アクネージュ」を、3月12日に発売する。1月20日には、同品の概要などを説明する新製品発表会をオンラインで開催。なかなか治らない、しつこいニキビに悩むすべての人に向けて、「ニキビのない、雪のような肌へ」という願いを、ブランド名と結晶のモチーフに込めた「マキロン アクネージュ」について解説した。

 「新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、昨年3月以降、20~40代女性の85%が、マスク着用によって、顔の肌の不調や肌トラブルを感じている」と、第一三共ヘルスケア マーケティング部 BM第一グループの河村典利皮膚用薬領域ブランドマネジャーが挨拶。「当社が実施した調査では、全員がニキビ・吹き出物を経験しており、ムレやすい夏が最も多いものの、30%の人が、年間を通じてニキビが気になると回答していた」と、ニキビの実態について紹介する。「また、なかなか治らず、繰り返す大人のニキビが、QOL(生活の質)に悪影響を及ぼしていることもわかった」と、治らないことで、精神状態にも悪影響を及ぼしてしまうのがニキビなのだと訴えた。

 「ニキビとは、皮脂が毛穴の中に溜まることから始まる慢性的な皮膚の炎症。吹き出物も同義語となっている。毛穴の閉塞と皮脂分泌の増加によって起こり、毛穴の中で細菌・アクネ菌が増殖することで悪化。炎症が起きて赤みを持った発疹や膿疱となる。炎症が長引いたり強かったりする場合、治癒後に凹凸した跡が皮膚に残ることがある」と、ニキビについて詳しく解説。「アクネ菌は皮膚常在菌の代表格で、閉塞し皮脂が溜まった毛穴の中で過剰に増殖し、炎症を引き起こして赤みや膿を持つニキビとなる」と、アクネ菌についても説明した。

 「そして、コロナ禍以前、過去1年間にニキビ・吹き出物を経験した15~59歳の女性は約19%の630万人であることがわかった。この結果から、ニキビは、誰もが発症する可能性があり、しつこく繰り返し発症する、皮膚疾患といえる」と、コロナ禍でなくてもニキビは多くの人の悩みの種であることが明らかになった。「コロナ禍においては、マスクの着用が常態化したことによって、“ニキビ マスク”の検索が大幅に増加している」とのこと。「あご・フェイスラインなどのマスク下とともに、おでこなどTゾーンでの発症経験も多い」と、コロナ禍での発症経験部位について聞いた結果を発表。「マスクをつけていると、摩擦によって肌の角質が厚くなるほか、高温・多湿の条件が揃うため、アクネ菌も増殖しやすくなり、いわゆる“マスクネ”ができやすくなる」と、マスクの下は、ニキビが発症しやすい条件が整っていると説く。「大人のニキビは、生活習慣、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどが影響する。人はストレスを感じると、抗ストレスホルモンが分泌される。抗ストレスホルモンによって、皮脂の分泌が促され、毛穴づまりが発生する」と、マスクの着用やコロナ禍でのストレスが、ニキビの悪循環につながっている可能性があると指摘した。

 「ニキビ治療の基本は、角質を柔らかくして、毛穴のつまりを改善し、ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌し、増殖を抑制する。また、症状が悪化しないように、炎症や赤みを鎮める」と、角質軟化、殺菌、抗炎症が治療の3原則だと説明する。「こうした中、生活者の4人に1人が、OTCとして市販されているニキビ治療薬(塗り薬)で対処しており、市販のニキビ治療薬に、7割近い人が満足していないことがわかった」と、市販のOTC治療薬で対処しているものの、不満に感じている人が少なくないのだと訴える。「この背景には、有効成分を新たに組み合わせたニキビ治療薬は、市場に出ていないからだといえる」と、新たな有効成分を加えた治療薬ではない点が、市販薬に不満を感じている原因だと説く。「不満に感じている一部の人が、ニキビがつぶれてできた傷のケアに『マキロンs』を使用していることがわかった」と、キズの殺菌消毒に有効な「マキロンs」をニキビ治療に使用する人もいるのだという。「『マキロン』は、主成分が殺菌成分ベンゼトニウム塩化物となっており、この殺菌成分をニキビ治療に活用できないかと考えた」と、新製品を開発するに至った経緯について紹介した。

 次に、ニキビの発症メカニズムと、ベンゼトニウム塩化物の有効性・製品開発について、同 研究開発部 開発第一グループ マキロン アクネージュ開発担当の田中美希氏が説明した。「ニキビの症状は、初期ニキビから炎症性のニキビへと、段階的に悪化し、目立ちやすくなる」と、症状は段階的に進行し、予後が悪いと痕が残ることがあるという。「毛穴が詰まることで、面ぽう(コメド)が発生。これがニキビの始まりとなる」と、ニキビが発生するメカニズムについて解説。「毛穴が詰まった状態で、毛包に炎症が起こり、皮膚の表面が赤く腫れて悪化すると炎症性ニキビが発生する」とのこと。「ニキビの発生・悪化には、様々な因子が関与している」と、多角的なアプローチが大切だと説明する。「そこで、当社では要因に応じた複数のアプローチとともに、アクネ菌の殺菌に着目した」と、処方設計の考え方について紹介。「OTCニキビ治療薬初配合の殺菌成分として、ベンゼトニウム塩化物の配合に挑戦した」と、新たな成分を配合したニキビ治療薬の開発に着手したのだと語った。

 「ベンゼトニウム塩化物は、家庭でも医療現場でも使用されている殺菌消毒成分で、ニキビの原因となるアクネ菌に対して、優れた殺菌効果を持つことを確認した」と、菌の繁殖を抑えるのだと教えてくれた。「さらに、ベンゼトニウム塩化物の有効性と安全性を検証。配合成分に対して、当社としての有効性・安全性を検証した」と、構想から5年、有効性と安全性について慎重に検証を重ねたと説明する。「新製品では、無香料、無着色、弱酸性、エタノールフリーと顔への使用であるからこそ、肌のことを考えた」と、安心・安全に使ってもらえる製品に仕上げることに注力したという。「効果面だけでなく、使いやすさにもこだわった」と、使用シーンを想定して製品を開発したと話していた。

 再び、河村ブランドマネジャーが登壇し、新ブランド「マキロン アクネージュ」の製品概要と実現したい想いについて語った。「『マキロン アクネージュ』を3月12日から発売する。“ニキビのない、雪のような肌に”という意味をブランド名に込めた」とのこと。「今回、ニキビ治療薬として、日本初(OTCニキビ治療薬として殺菌成分ベンゼトニウム塩化物を初めて配合)となる、殺菌成分『ベンゼトニウム塩化物』を配合した」と、さっぱりとしてべたつかない透明ローションと、肌なじみがよく、塗ると透明になる白色クリームの2タイプを上市すると意気込む。「『マキロン アクネージュ メディカルローション』は、毛穴つまりを改善し、ニキビの原因菌をしっかり殺菌する。『マキロン アクネージュ メディカルクリーム』は、しつこいニキビの炎症を抑えて、ニキビの原因菌をしっかり殺菌する」と、作用機序について解説。「できはじめのニキビに『メディカルローション』を、炎症を起こしたニキビに『メディカルクリーム』をおすすめする」と、ニキビの状態から使い分けしてほしいと語っていた。「顔全体のニキビにも使えるが、Tゾーンや頬・デコルテなどには『メディカルローション』を、あごや口もとなどには『メディカルクリーム』がおすすめとなっている」と、発症部位によっても使い分けをしてほしいと述べていた。

 「コミュニケーションについては、ニキビに悩む生活者に様々な接点を通じて、情報を届ける」と、TV、雑誌、ウェブなど様々な媒体を通じて、「マキロン アクネージュ」を訴求していくという。「“しつこいニキビに、しっかり効く”をキーメッセージとして、殺菌成分ベンゼトニウム塩化物を日本で初めて処方したという点をアピールしていく」と、ニキビに悩む生活者と同年代の女性をCMキャラクターに起用するなどして製品の魅力を訴えていくと意気込む。「確かな効果で、ニキビに悩む生活者のQOLの改善を目指す『マキロン アクネージュ』に期待してほしい」と、ニキビ悩みからの解放を目指す治療薬として多くの人々にその魅力を伝えていくとアピールした。

[小売価格]各1200円(税別)
[発売日]3月12日(水)

第一三共ヘルスケア=https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/


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