菓子・ドリンク

伸び続ける無糖炭酸水市場、今後の勝ち筋は"脱・柑橘系"フレーバーにあり

2022.04.11 18:07 更新

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などの影響で清涼飲料の売上は減少傾向にあるなか、「無糖炭酸水」は大きく伸長している。各メーカーがこぞって新商品を投入するなか、今後勝ち組として生き残る商品は?

 無糖炭酸水の中でも、昨今特に生産量・売上を伸ばしているのが、果汁・フレーバー入りの無糖炭酸水だ。2020年の生産量は前年比115%、売上高は110.9%(一般社団法人 全国清涼飲料連合会調べ)と、炭酸飲料カテゴリの中で最も高い伸び率を提示。続々と新商品が開発され、今後も伸長が予想される。

 その要因としては、オフィスワークはもちろん、テレワーク・在宅勤務などの気分転換に、爽快感のある炭酸刺激でリフレッシュしたいニーズが高まり、家庭内での消費が拡大していることが挙げられる。加えて、外出機会が減り運動不足が気になる中、糖分を含まない飲料という点も支持されている。

 一方、ブームとも言える果汁・フレーバー入りの無糖炭酸水だが、現在発売されている商品は、レモンを中心とした柑橘系の味がほとんどを占めており、味のバリエーションの少なさに不満の声も聞こえてくる。

 そのような消費者ニーズに応えるべく、最近では“脱・柑橘系”フレーバーの新商品が各社から続々と投入されている。そんななか、一風変わった独自性を提示する商品も。例えば、ビールなどの香り付けに使用される“ホップ”のフレーバーを使用した炭酸水「富良野ホップ炭酸水」(ポッカサッポロ)だ。原料のホップには、北海道上富良野町で栽培される国産の「フラノビューティ」を使用。わずかしか栽培されていない大変希少なホップで、フルーティーで瑞々しい香りとほろ苦い味わいを楽しめるのが特徴だという。選択肢の広がりをもって市場の伸びを更に後押しするとともに、無糖炭酸水の“フレーバーの多様性”を提示していると言えるだろう。

 今後も更なる成長線を描くことが予想される炭酸水市場。強炭酸の刺激はもちろん、さらなるヒットフレーバーの開発に注力する各メーカーの動向からは引き続き目が離せない。


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