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キリンHD・キリンビバレッジ・ローソン、自社インフラと独自開発の回収機を利用したペットボトル容器回収の取り組みを開始

2021.07.20 17:48 更新

 キリンホールディングスとキリンビバレッジ、およびローソンは、7月15日から両社のインフラを活用した使用済みペットボトル容器回収の実証実験を、ローソン横浜新子安店(神奈川県横浜市神奈川区新子安1‐28‐7)で開始した。

 この取り組みは、両社が目指す“プラスチックが循環し続ける社会”の実現に向け、ペットボトル再利用の循環促進を目的としたもの。日常生活のインフラを担うローソン店舖に、キリングループが独自開発した「ペットボトル減容回収機」を設置し、来店する消費者に家庭で廃棄しているペットボトル容器の回収を促す。さらに、店舗で収集したペットボトルを、キリンビバレッジの子会社である東京キリンビバレッジサービスの自動販売機オペレーションルートを使って収集することで運搬の効率化を図り、その後リサイクル工場へ搬入する。消費者がペットボトルをリサイクルする利便性を向上させることで、「ボトル to ボトル」の比率を引き上げていくとともに、容器回収ルートの効率化によるCO2などの環境負荷低減も目指す。

 また、回収したペットボトル5本につき、「Ponta ポイント」1ポイントを付与し、「ペットボトル減容回収機」設置の認知および「ペットボトル減容回収機」によるリサイクル促進につなげる。

 今年内は横浜市内の数店舗で実証実験を行い、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法案」が施行される来年内には、実証実験で得られた知見に基づいた取り組みを拡大していくことを目標としている。

 これからもキリングループとローソンの両社は、“プラスチックが循環し続ける社会”の実現を目指し、メーカー・流通・消費者が一体となって社会の課題解決に取り組んでいくという。

 キリングループは、長期経営構想「キリングループ・ビジョン 2027」を策定し、「食から医にわたる領域」で価値を創造し、世界のCSV(Creating Shared Valueの略。顧客や社会と共有できる価値の創造)先進企業となることを目指している。CSVの「環境」取り組みの一環として、社会と企業のレジリエンス強化へ向けた新たなビジョン「キリングループ環境ビジョン2050」を策定し、「容器包装を持続可能に循環している社会」を目指すことを宣言している。また「キリングループ プラスチックポリシー」では、2027年までに日本国内におけるPET樹脂使用量の50%をリサイクル樹脂にすることを掲げている。これらの達成に向け、リサイクル樹脂を100%使用した「R100ボトル」の展開拡大や、三菱ケミカルとの共同プロジェクトを通じて「ペットボトルやその他のペット製品からペットボトルへ」を実現するケミカルリサイクル技術(廃ペットボトルを選別、粉砕、洗浄して汚れや異物を取り除いた上で、解重合(化学分解処理)を行い、ペットの中間原料まで分解、精製したものを再びペットに重合(合成)する方法)の確立を目指す。

 ローソンは、脱炭素社会の実現に向けて「Lawson Blue Challenge 2050!」を策定し、環境課題に対応した取り組みを進めている。具体的には、2030年までに、1店舗あたりのCO2排出量を2013年度対比50%削減、食品ロスを2018年度対比50%削減、プラスチック削減において2013年度対比30%削減とオリジナル商品の容器包装に環境配慮型素材50%使用を目標にしている。さらに2050年までに、1店舗あたりのCO2排出量を2013年度対比100%削減、食品ロスを2018年度対比100%削減、オリジナル商品の容器包装に環境配慮型素材100%使用を掲げている。また、ローソンではプラスチック削減の取り組みとして、マチカフェのアイスコーヒーやチルド飲料の一部商品での紙カップへの変更、おにぎり包材の変更などを行ってきた。

キリンホールディングス=https://www.kirinholdings.com/jp/
キリンビバレッジ=https://www.kirin.co.jp/softdrink/
ローソン=https://www.lawson.co.jp/


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