菓子・ドリンク

キリン、生誕20周年を迎えて大幅リニューアルした「キリン 氷結」ブランドが絶好調、「氷点凍結果汁」で実現したスッキリ爽快な美味しさで6月の売上は過去最高を更新

2021.07.13 20:19 更新

 キリンビールは、今年で生誕20周年を迎え大幅リニューアル(3月下旬製品から順次切り替え。「氷結」(みかん、ウメ、パイナップル)と「氷結 ストロング」(サワーレモン、ライムシークヮーサー、ピーチ マンゴー)はパッケージデザインのみリニューアル。「氷結 シャルドネスパークリング」は中味・パッケージともに4月製造品から順次切り替え)を実施した「氷結」ブランドが好調で、6月単月の販売数量が前年比112%となる約370万ケース(250ml換算)で着地し、2001年の発売以来6月単月では過去最高を記録した。また、1~6月では、RTD(Ready to Drinkの略。栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料)市場全体が前年比106%(インテージ SRI推計販売規模(容量))で推移する中、「氷結」ブランドは前年比108%となり、市場を上回った。好調を受けて同社では、7月12日にオンラインで、「キリン氷結 生誕20周年&売上絶好調記念ラウンドテーブル」を開催した。ラウンドテーブルではクロストーク形式による、氷結の20年のあゆみや好調要因、夏にピッタリな氷結の楽しみ方を教えてくれた。

 キリンビール マーケティング部 RTDカテゴリー戦略担当「氷結」ブランド担当の村上亜美氏が進行役を努め、同 RTDカテゴリー戦略担当 「氷結」ブランド担当の桜井可奈子氏と同 商品開発研究所 中味開発グループの小山裕之氏が「氷結」の強みや好調の要因について解説するトークセッションが行われた。

 「90年代、チューハイは居酒屋で若者を中心に人気を集め始めていたが、家飲み用の缶チューハイは、“アルコールが強い”、“刺激感がある”、“中高年の男性向け”というイメージで若者には手が出しづらく、限定的な要因にとどまっていた」と、開発当時の市場環境について桜井氏が紹介。「開発当時の合言葉は、“チューハイを変えるチューハイ。”で、アルコール市場全体の構造を大きく変える、革新的なチューハイをつくるという志をもって取り組んだ」と、ビール類ユーザーをも取り込めるほどの商品を目指したのだと説明する。「そして、2001年7月に『氷結』が誕生。品質と美味しさにこだわって、氷結果汁を使ったことで、果汁本来のみずみずしい香味が生きた、クセや雑味のない、スッキリ飲みやすいチューハイが完成した」と、アルコール市場にチューハイの新価値を創出できたと力説する。

 「氷結では、レモンを搾汁した後、清澄化して渋味や雑味を取り除き、氷点下で凍結する『氷点凍結果汁』を採用した。これによって、まるで搾りたてのレモンのようなおいしさを閉じ込め、みずみずしくクリアな美味しさを実現した」と、小川氏が氷結の美味しさのメカニズムについて解説。「果汁のみずみずしさを引き立てるため、クリアウォッカを採用。蒸溜を重ねた後、白樺活性炭処理を行い、雑味・混濁を取り除いている」と、クリアウォッカを採用した点も、当時では斬新であったと語っていた。

 「消費者ニーズをいち早くつかみ、時代に先駆けて提案してきた氷結ブランドは、今年で生誕20周年を迎えた」と、村上氏が歴史を紹介。「20年の歴史の中で、氷結ブランドからパイオニア的な商品も多数上市してきた」と桜井氏。「2003年に発売した『氷結 プレミアムフルーツ』は、景気回復傾向や消費意欲の高まりを受けて、高級品種を使用した高付加価値商品として発売した」と、高級志向を打ち出した缶チューハイの先駆けとして発売したのだと語る。「2008年発売の『氷結 ストロング』は、リーマンショック・原油価格高騰によって、世の中の先行き不透明感が増大する中、ストレスからの“発散・解放”ニーズを満たす、ストロングRTDを提案した」と、高アルコール飲料という新たな市場を創出したと力説する。「2014年発売の『氷結 アイススムージー』は、猛暑でフローズン飲料が夏の定番になる中、夏がもっと楽しくなる新・飲用スタイルとして、凍らせて飲む氷結を提案した」と、新しいチューハイの楽しみ方を訴求した商品なのだと述べていた。

 「氷結は、消費者の嗜好の変化を捉え、中味・パッケージともに進化を続けている」と、「氷結 シチリア産レモン」は、数年単位で味わいやデザインを刷新してきたのだという。「そして今年、大幅リニューアルを行った『氷結 シチリア産レモン』の背景としては、RTD市場の伸長が挙げられる」と、RTD市場が拡大している今、リニューアルを行うタイミングであったと説明する。「RTD市場伸長の要因として、ビール類・RTDを併飲する消費者が増加した」と、ビール類・RTD併飲者のニーズを捉えることに機会があると考えたのだと語る。

 「そこで、消費者ニーズを調査した結果、せっかく飲むなら、ちゃんとおいしいものを飲みたいという、品質感への期待が年々高まっていることがわかった」と、おいしさへの納得感に期待が高まっているのだという。「こうした期待に応えるべく、『氷結 シチリア産レモン』と『氷結 無糖レモン』の2本柱で取り組んでいく」と、5年ぶりの大型リニューアルで、爽快な美味しさをさらに進化させた「氷結 シチリア産レモン」と、甘くないニーズを捉え、最速スピードで売上1億本を突破した「氷結 無糖レモン」を、大々的に訴求していくとアピールした。

 「5年ぶりの大型リニューアルとなった『氷結 シチリア産レモン』は、閉塞感のある今の世の中で、氷結を飲み、明るく前向きな気持ちになってほしいという想いから、発売以来大事にしてきた“スッキリ爽快な美味しさ”に立ち返った」と、リニューアルコンセプトについて村上氏が紹介。「リニューアルでは、レモンのみずみずしさが生きたスッキリ爽快な味わいを目指した」と、小川氏が中味の開発ポイントについて説明。

 「コミュニケーションでは、『氷点凍結果汁』を美味しさの秘密として印象的に描き、美味しさの納得感を醸成。氷結ブランドの6月の売上は過去最高を更新した」と、前年比112%だったと桜井氏。「リニューアル後、ビール類ユーザーの流入が加速。美味しさへの高い消費者評価を獲得することができた。また、コミュニケーションでの興味喚起に成功したことも一因として挙げられる」と、好調要因について分析した。

 次に、同 RTDカテゴリー戦略担当「氷結」ブランド担当の桐生卓弥氏が加わり、この夏にピッタリな氷結の楽しみ方を紹介した。「まず、広めの飲み口のグラスを準備し、たくさんの氷をグラスに投入。キンキンに冷えた氷結を注ぐ。飲む際は顔を挙げて喉を広げて飲むのがポイント」と、缶から直接楽しむのも良いが、氷の入ったグラスに注ぎ、キンキンに冷えた状態の氷結を喉に流し込むと、さらに美味しく感じると教えてくれた。

 また、「氷結 シチリア産レモン」に合うおつまみとして「国産 炙り帆立(塩味)」をチョイス。「磯の風味と帆立の塩味がレモンの酸味をさらに引き立たせてくれる」と、「氷結 シチリア産レモン」は、魚介類との相性も抜群なのだと教えてくれた。

[小売価格]オープン価格

キリン=https://www.kirin.co.jp/


このページの先頭へ