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サントリー食品、リサイクル素材100%の「またあえるボトル」を採用した「やさしい麦茶」を発売、佐藤二朗さんをペットボトル役として起用したコンセプトムービーも公開

2021.04.13 20:43 更新

 サントリー食品インターナショナルは、「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」をリニューアルし、4月13日から発売する。今回のリニューアルによって、650mlおよび600ml製品はすべてリサイクル素材100%ペットボトルの「またあえるボトル」になる。同時に、ペットボトルの「ボトル to ボトル」水平リサイクル(使用済み製品を原料として用いて同一種類の製品につくりかえるリサイクルのこと)の仕組みをわかりやすく伝えるコンセプトムービー「ムギちゃんとふしぎなおじさん」を公開した。4月12日に行われた発表会では、同社のサスティナビリティ・ビジョンやペットボトルリサイクル「ボトル to ボトル」を推進するためのプロジェクト「またあえるボトル」について説明した他、コンセプトムービーに出演する俳優の佐藤二朗さんとムギちゃんが登場し、撮影秘話などについて語ってくれた。

 「サントリーホールディングスの企業理念には、自然環境と社会(人)とともに成長するという意味が込められており、企業理念の本質をより一層追求することがサスティナビリティ経営であると自負している」と、サントリーホールディングス コーポレートサスティナビリティ推進本部長の福本ともみ執行役員が挨拶。「水や農作物など自然の恵に支えられた総合酒類食品企業として、『人と自然と響きあう』を使命に掲げ、人々の生活を潤い豊かにすることと自然環境を守り育むことが共存し、人と自然が互いによい影響を与えあって永く持続していく社会を目指す」と、同社のサスティナビリティ・ビジョンを示す。

 「プラスチックは、軽くて丈夫で、保存でき、衛生的なことから豊かな生活に貢献してきた。その反面、使用後の扱いや再資源化など課題もある」と、プラスチックを取り巻く環境について言及。「そこで、サントリー『プラスチック基本方針』を策定。化石由来原料の新規使用ゼロの実現を目指すことにした」と、2030年までにグローバルで使用するペットボトルをリサイクル素材あるいは植物由来素材100%に切り替えるのだと宣言する。「現在、リサイクルペットボトルの使用比率は26%に達した。当初計画では2025年までにリサイクルペットボトルの使用比率を50%以上にする目標を打ち出していたが、来年へ前倒しの計画にした」と、リサイクルペットボトル50%達成に関しては3年前倒しの計画にすると語気を高める。

 「ペットボトルは、ペットボトル以外にリサイクルさせると、ペットボトルに戻せない。そこで、『ボトル to ボトル』という水平リサイクルによる持続可能な社会の実現を目指すことで、半永久的にペットボトルとして循環できるようになる」と、ペットボトルとして消費したプラスチックは、ペットボトルとして再利用することで、新たな化石由来燃料を使わずに済むと訴える。「『ボトル to ボトル』の実現には、あらゆるステークホルダーと連携を強化する必要がある」と、行政、教育、業界、消費者などが同じ方向に向かって行動していく必要があると説明する。

 「当社では、2012年に国内飲料業界初のリサイクル素材100%のペットボトルを導入。そして昨年、ペットボトル飲料の26%が、リサイクル素材100%になった。リサイクルペットボトルについては『F to P ダイレクトリサイクル技術』を開発。リサイクルの一部工程を省く新技術によって、CO2排出量を約60%削除した。また、様々なステークホルダーと連携し、ペットボトルを循環させるための取り組みも強化している」と、「ボトル to ボトル」推進に欠かすことができない、“使う”“つくる”“集める”について、同社の取り組みを発表した。

 次に、サントリー食品インターナショナル コミュニケーションの和田龍夫本部長が、「ボトル to ボトル」推進のキーファクターである“伝える”というアクションプランについて説明した。「当社では、持続可能な社会の実現に向けた『またあえるボトル』プロジェクトを発足する」と、プロジェクトを通じて、「ボトル to ボトル」の重要性を促進していくという。「ペットボトルの分別は、家庭内では約9割でしっかり分別を行っており、約6割はボトルとキャップを分けて洗浄している。しかし、家の外においては、ペットボトル専用ゴミ箱にペットボトル以外のゴミの投入や、ボトル内に異物が混入していたり、飲み残しの状態で捨てている」と、家庭の外では分別ができていないと力説する。「ペットボトルは何度も循環できる資源であることから、水平循環でサスティナブルな社会の実現が可能になる」と、ペットボトルは何度も再利用できるということを、多くの人々に知らしめる必要があると訴える。

 「そこで、サスティナブル素材(リサイクル素材あるいは植物由来素材)を100%使用したサスティナブルボトルを『またあえるボトル』と命名した」と、リサイクルペットボトルにニックネームをつけることで、親近感を持ってもらえるのではないかと考えたという。「この『またあえるボトル』の第一弾として、『GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶』をリニューアルする」と、「またあえるボトル」を採用した商品としてリニューアルすると紹介する。「これによって、プラスチック資源を約4500トン削減でき、CO2は約6200トン削減できる」と、環境に優しいボトルとして生まれ変わるのだと説明していた。

 「またあえるボトル」の導入を機に、ペットボトルは何度も循環する資源であることをわかりやすく伝えるコンセプトムービー「ムギちゃんとふしぎなおじさん」を制作。ブランドキャラクターであるムギちゃんに加えて、新キャラクターとして「またあえるボトル」役に佐藤二朗さんを起用し、「GREEN DA・KA・RA」のブランドコンセプトである「やさしさの循環」も表現した心温まる内容になっている。

 発表会の第二部では、ブランドキャラクターであるムギちゃんと「またあえるボトル」役の佐藤二朗さんが登壇し、コンセプトムービーの撮影秘話などについて語ってくれた。

 コンセプトムービー「ムギちゃんとふしぎなおじさん」で、人生初めてというペットボトル役に扮した佐藤さんは、「51歳で滑り台に逆さで挟まるとは。公園の滑り台が、僕がぴったり挟まるサイズで。とても大変だったが、なかなか経験できないことで楽しかった」と笑いながらコメント。また、ムギちゃんとの共演に「いい意味で子役っぽくない自然体で、とっても可愛らしい子だった。特にコンセプトムービー最後のリサイクルボックスに『またね』と話すシーンが、とても可愛いので注目してほしい」と印象を教えてくれた。

 ムギちゃんは、佐藤さんとの共演に「とっても優しくしてくれた」と話してくれた一方、演技指導については「何もなかった」と厳しいコメント。コンセプトムービーについての質問には、「ペットボトルに『またね』というシーンがとっても好きだった。ペットボトルが何度もリサイクルできるとは知らなかったのでビックリした」と回答してくれた。

 最後に、「ペットボトルは、何度も何度もペットボトルに生まれ変わることができる。新たな化石由来原料を使わない地球にやさしい『またあえるボトル』をよろしく」と2人合わせて仲良くアピールした。

 コンセプトムービーの内容は、ある日海辺を歩いていると、砂浜に打ち上げられて困っている佐藤二朗さん扮(ふん)する「おじさん」を見つけたムギちゃん。なぜか自分の力では一歩も動くことができない「おじさん」を、行きたいところまで運んであげることにした。道中で「おじさん」が風に飛ばされて離れ離れになるが、二人は再会し、「おじさん」が行きたかった場所「リサイクルボックス」にたどりつく。ムギちゃんは、そこで「ペットボトル」に変化した「おじさん」をやさしく入れて、「またね」と再会を約束するのだった。ペットボトルに扮(ふん)するという、佐藤さんの長い俳優経験の中でも体験したことがないような特殊な役柄にもかかわらず、どんな役でも自分のものにしてしまう佐藤さんらしいコミカルな演技で表現されている。

 「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」のリニューアルにあわせて、「同 650ml」「同 600ml」では、他ブランドでも順次拡大しているリサイクル素材100%のペットボトルをすべての商品に使用し、商品ラベルに「またあえるボトル」ロゴマークを記載して、消費者に届けるとのこと。「GREEN DA・KA・RA」ブランドは、「やさしさの循環」をブランドコンセプトとしており、地球にやさしい「ボトル to ボトル」水平リサイクルを象徴する「またあえるボトル」にふさわしいブランドと考えているという。「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」は、リサイクル素材100%のペットボトルを使用することで、化石由来原料から新たにつくられるプラスチックを約4500トン、CO2排出量を約6200トン削減する計画となっている(「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶 650ml」「同 600ml」2021年出荷計画数量から同社試算)。

 中味は、大人から子どもまで安心して楽しめるアレルギー特定原材料等28品目不使用の麦茶とのこと。雑味クリア製法によって、すっきりやさしい飲みくちはそのままに、大麦比率を上げて焙煎を工夫することで飲み始めの香ばしさを強化し、何度も繰り返し飲みたくなる味わいに仕上げた。

 パッケージには、体に水分がスーッと浸透していくことで感じる気持ちよさを体現した水色のラベルに変わり、裏面には「またあえるボトル」ロゴマークが印刷されている。

[小売価格]
2Lペットボトル:350円
650mlペットボトル、600mlペットボトル(自動販売機向け):140円
(すべて税別)
[発売日]4月13日(火)

サントリー食品インターナショナル=http://suntory.jp/sbf/


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