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キリン、RTD史上初めて麹を使用した「キリン 麹レモンサワー」を発売、レモンサワーに新たな価値をつけることで幅広い消費者へアプローチ

2020.09.28 19:31 更新

 キリンビールは、「皮ごと搾りレモン」と、同社のRTD(Ready to Drinkの略。栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料)史上初めて使用した「麹」によって丁寧にうま味を引き出した「キリン 麹レモンサワー」(350mL缶・500mL缶)を10月13日から発売する。9月25日に行われた新商品発表会では、発酵食品である「麹」をレモンサワーに使った背景や中味の特徴などについて説明した他、「キリン 麹レモンサワー」とのフードペアリングについても紹介した。

 「今年のRTD戦略として、主力ブランドを育てることに加えて、おいしさや品質にこだわり、新しい顧客をさらに増やすことを目標に掲げている」と、キリンビールの田山智広マスターブリュワーが挨拶。「当社が行った調査によると、RTDには“人工感がある”などのトライアルバリアが存在する」と、RTDを飲用しない理由を解説。「その一方で、体に良さそうな素材のお酒なら買いたいという消費者も約6割いた」と、体に良さそうな素材感に対する期待は高いのだと指摘する。「そこで、オフ系・ゼロ系のRTDを強化継続していきながら、体に良さそうな素材感の商品として『ベジバル』を新発売した」と、高付加価値な商品を新たに展開することで、RTDを敬遠する消費者を取り込みたいと意気込む。

 「そして、体に良さそうな素材を利用した商品の第二弾として『キリン 麹レモンサワー』を10月13日から発売する」と、新商品を発売することで、幅広い消費者にアプローチしていくのだと語る。「近年、レモンサワーがRTD市場をけん引している」と、直近5年でRTDレモンフレーバーは1.7倍に拡大するなど勢いがあるのだという。「しかし、RTDレモンフレーバーの不満点としては、“人工感を感じる”や“果汁のうま味を感じにくい”、“食事に合わない”などの意見が挙がっている」と、RTDレモンフレーバーが解決すべき課題もあるのだと指摘する。「こうした消費者の声に耳を傾けながら新商品を開発するべく、当社が注目したのが発酵食品」と、コロナ禍によって関心が高まっている発酵食品を使った商品が開発できないかと考えたのだという。「そして、レモンサワーに『麹』を加えることで、爽やかでありながら、麹が引き出すレモンのうま味が感じられる今までにない美味しさのレモンサワーになることがわかった」と、「麹」を使ったレモンサワーを開発したのだと説明する。

 「麹菌とは、発酵を引き出すニホンコウジカビのことで、和食独特の旨味や甘味を生み出すカビとなっている。日本の発酵食品のベースとなる微生物として重宝されてきた」と、麹菌について解説。「麹とは、蒸したお米などの穀物に麹菌を繁殖させて発酵したもの。麹菌の酵素の働きで生み出される多様な呈味成分を含んでいる」と、麹についても言及してくれた。「麹菌は、特徴的な旨味をつくり、穏やかでまろやかな甘味をつくってくれる。また、他の発酵菌を呼び寄せる媒介となってくれる」と、シンプルな原料から複雑な味わいが生まれる日本の食文化を支えてきた発酵食品とのこと。「当社は、ビール醸造で培った発酵技術や自然と真摯に向き合う姿勢、おいしさを追求して磨かれた感性を軸に商品づくりを行っている。この精神に基づき当社RTD史上初となる麹を使った新しいレモンサワーを開発した」と、「キリン 麹レモンサワー」が誕生した背景について語ってくれた。

 「『キリン 麹レモンサワー』では、麹によって、皮ごと搾りレモンの爽やかなうま味を丁寧に引き出し、手間と暇をかけた美味しさを実現した」と、麹のもつ旨味成分がレモンの美味しさを引き出しているとのこと。「麹が引き出した豊かでまろやかな旨味が、和食を中心とした旨味のある食事によく合う」と、鮭おにぎりやだし巻き玉子など、和の料理と一緒に食べてみてほしいという。「パッケージデザインは、当社が培った発酵・醸造を中心としたモノづくりの技術を結集し作った自信作であることから、ビール類で使用している“聖獣麒麟”をRTDで初めて使用した」と、パッケージで商品への想いを表現したのだと力説する。「今年の販売目標は約38万ケース(250mL×24本換算)に設定した」と、「キリン 麹レモンサワー」でレモンサワーに新たな価値を創出していくと訴えた。

 この後、田山マスターブリュワーがおすすめするフードペアリングも紹介。「『キリン 麹レモンサワー』は、アミノ酸・タンパクが豊富な魚貝系によく合うので、お刺身と一緒に味わってほしい。また、塩辛、たこわさびといった肴にも相性抜群となっている」と、日本酒に合うおつまみがおすすめとのこと。「旨味のある出汁を使用した料理ともよく合う。煮物やだし巻き玉子がおすすめ」と、和食とは全般に相性が良いと語る。「日本の魂ともいえるお米との相性も抜群。アミノ酸を含む炭水化物とはよく合う」と、鮭・おかかなど魚貝系の具のおにぎりとは特に相性抜群だと話していた。

 その他、缶詰の「北海道・噴火湾産 ほたて燻製油漬」と「九州産 いか明太」については、田山マスターブリュワーが試食し「キリン 麹レモンサワー」との相性を細かく解説した。

[小売価格]オープン価格
[発売日]10月13日(火)

キリン=https://www.kirin.co.jp/


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