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マスク着用が日常化したコロナ禍に高まるオーラルケア意識、口臭の専門家と飲料のプロが「こまめな水の摂取が口臭対策に有効」と指摘

2020.09.18 19:08 更新

 新型コロナウイルスの影響で、日常でのマスクの着用が定着しつつあるが、それにともないマスク着用時の口のニオイが気になる人が増えているようだ。ウィズコロナ時代において、徐々に他者との対面機会も増える中、改めてオーラルケアへの意識が高まっていると思われる。そこで今回、口臭の専門家である東京ブレスクリニック院長の上田恵子先生と、「サントリー天然水」ブランドなどを展開する飲料のプロであるサントリー社員に、コロナ禍におけるオーラルケアのポイントについてインタビューを実施。その結果、水をこまめに摂取することが口臭対策に有効であるとの見解が示された。

 日用品メーカーのサンスターグループが行った全国の男女1000名を対象とした「新型コロナウイルスの影響や外出自粛の要請による生活の変化に関する調査」によると、外出自粛中の食生活の変化に対して、3人に1人が「食生活に変化があった」(32%)と答えていた。変化の理由の上位には、「お茶やコーヒーを飲む頻度が増えた」(53%)、「間食の回数が増えた」(43%)といった回答が並んだ。

 また、同調査でオーラルケアへの意識を聞いたところ、オーラルケアに「変化があった」と回答した人は21%であった。その理由の上位は、「歯みがきの回数が増えた」、「歯みがきが丁寧になった」、「歯みがきの1回の時間が長くなった」、「洗口液で口をゆすぐ回数が増えた」と続いた。コロナ禍で食事回数が増えたことに加え、在宅下においては歯磨きなどのオーラルケアが行いやすくなったことが、口腔環境への意識を高めていると考えられる。

 さらに、コロナ対策として日常でのマスク着用が定着する中で、自分の口の匂いが気になる人も多いが、コロナ以前の2016年にアース製薬が行った「マスク着用時に気になる口臭についての調査」でも、マスク着用時4人に3人はマスク内のニオイが「気になる」と答えていた。また、この調査では、全体の92.0%が、気になるマスク内のニオイは「自分の口臭が原因」と答えている。それだけに、コロナ禍を機に、改めて“口臭エチケット”について意識した人は多いと思われる。

 実際に、前述のサンスターグループが実施した調査の中でも、自宅にいる時間が増えたことでの“オーラルケア意識や口の状態変化”について質問したところ、半数以上56%の人が「変化がある」と答えている。その理由には、「マスクをすることで、自分の口臭が気になるようになった」、「歯医者に気軽に行けないため、歯や口の状態を気にするようになった」といったものが挙げられている。

 東京ブレスクリニック院長の上田恵子先生によると、厄介な口臭の大きな原因の一つは口の乾きだという。「唾液には自浄作用があり、口内をトラブルから守ってくれるが、ストレスなどによって唾液がドロドロしたり、分泌量が減って口内が乾くと、臭いの元となる細菌『嫌気性菌』が増殖してしまう。昨今は、コロナ禍で様々なストレスがたまりやすいうえ、マスク着用で口呼吸になりがちなので、口臭が発生しやすい傾向にある」と指摘する。

 サンスターグループが実施した調査に“間食の増加”という結果があったが、これについて上田先生は、「間食の回数が増えると、口内の酸性化が進み、臭いが発生しやすくなる。間食の回数は一日1回、間食後は酸性に傾いた口内を『水』で中和することは口臭対策の一つ」とのこと。また、お茶やコーヒーを飲む頻度が増えた人も多かったことに対しては、「コーヒー、紅茶に含まれるカフェインには利尿作用があり、体内の水分が抜けやすくなってしまう。さらに、熱い飲料も口内が乾く原因になる」との見解を示し、対策として「喉が渇いたら『水』を飲んでほしい。特に、日常的にマスクをする生活は、口内の渇きも増してくる。外出の際は『水』を持ち歩いて、こまめに口内の潤いを保つように、患者にも指導している」と、こまめに水を摂取することの重要性を訴えた。

 次に、飲料のプロであるサントリー社員に、口臭対策などで自身が実践しているドリンクテクニックについて教えてもらった。

 「デスクで集中作業したいときはコーヒー。複数人と近い距離でディスカッションする時は、無糖紅茶や水など強い香味のないものを選んでいる。最近はテレワークで、眠気も起きやすかったり、近距離での打ち合わせは少ないので、コーヒーを飲む回数が自然と増えているが、定期的に水を飲んで、口内を潤したり舌にコーヒー味が残る不快感を防いでいる」(サントリーBOSSブランド宣伝担当 女性)と、定期的に水を飲むことでコーヒーによる口臭をケアしているという。

 「缶コーヒーを好んで飲んでいるが、飲み終わった後の口の中が気になるので、水を一緒に購入して、ゆすぐ感覚で飲んでリフレッシュしている。BOSSブランドの担当だが、サントリーの『南アルプスの天然水』を常に所持している」(サントリーBOSSブランドマネージャー 男性)と、口臭対策としてミネラルウォーターを常備していると述べていた。

 「麦茶をさらに冷たい天然水で割って、夜寝る前に飲むとさっぱりする。子どももこの飲み方が好きで、ミネラルを十分に摂れるので個人的にオススメしたい」(サントリーBOSSブランド宣伝担当 女性)と、麦茶をミネラルウォーターで割って飲むテクニックを伝授してくれた。

 「最近増えた家飲みでは、『こだわり酒場のレモンサワー缶』を『天然水スパークリングレモン』で割って飲むことが多い。白ワインを炭酸水で割ることもよくある。そのままで飲めるフレーバー付きの炭酸水だと手軽だし、香りも良くなって甘さも抑えられる。家飲みだとつい飲みすぎてしまうので、チェイサー代わりにもなる」(サントリーBOSSブランドマネージャー 男性)と、フレーバー付き炭酸水を割り材に活用して家飲みを楽しんでいると話していた。

サントリー=https://www.suntory.co.jp/


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