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第三回「胃の不調」に関する実態調査、胃の不調を訴える人は2年連続前年越えでついに5割突破、"若年性胃痛"に要注意

2022.11.16 19:31 更新

 生活者の“健康と暮らし”に関する情報を発信するポータルサイト「マイライフニュース」を運営するヒューマン・データ・ラボラトリは、 “胃の不調”の実情や変化を知るため、全国の男女2000名を対象にアンケート調査を行った(実施時期:10月5日~7日)。「胃の不調に関する実態調査」は、2020年10月から実施しており、今回で第三回目となる。

 新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の影響による行動制限が全国的に解除され、本格的なウィズコロナ時代を迎える中で今年、胃の不調を感じている人は51.0%となった。これで調査開始以来、2年連続で前年を上回り、ついに5割を突破した。年代別に見ると、男女ともに20・30代の割合が高い傾向にあり、若い世代で胃の不調を訴える“若年性胃痛”が増えている可能性が示唆された。また、胃の不調を感じている人の76.7%はストレスも感じており、その原因TOP3には「将来・人生」、「家計・経済的なこと」、「仕事」が挙がった。前回1位だった「新型コロナ」に対するストレスは軽減されつつあるようだ。さらに今回、胃の不調を感じている人の血液型を調べたところ、「A型」が最も多い結果となった。

 調査ではまず、今年に入ってから、胃の不調を感じることがあるかを聞いたところ、51.0%の人が「胃の不調を感じている」と回答し、前回調査の45.8%を上回る結果となった。2020年の調査開始からは2年連続で割合が増加しており、胃の不調を訴える人は5割を越えた。今年は、「まん延防止等重点措置」が全面解除され、行動制限がなくなったものの、新型コロナは未だ収束せず、7月には第7波が大流行した。感染対策を続けながら、普段の生活を取り戻すウィズコロナ時代へと向かう中で、胃の不調を感じる人は依然として増加傾向にあることが明らかになった。

 胃の不調を感じている人を男女別にみると、男性の48.2%に対して女性は51.8%と、前回同様に女性の割合が高く、今年は5割を越えた。年代別では、男性・女性ともに若年層ほど胃の不調を感じる割合が高い傾向にあり、男性は20代56.0%、30代56.5%、女性は20代54.5%、30代61.0%と、いずれも全体平均(51.0%)を上回った。特に、女性30代、男性30代、男性20代は、世代別のTOP3となっている。この結果から、若い世代で胃の不調を訴える“若年性胃痛”が増えている可能性が示唆された。

 ウィズコロナの生活が求められている現在、どの程度ストレスを感じているのかを聞くと、胃の不調を感じている人では76.7%が「ストレスを感じている」(「感じている」36.1%+「やや感じている」40.6%)と回答した。一方で、胃の不調を感じていない人では、「ストレスを感じている」との回答は44.7% (「感じている」13.7%+「やや感じている」31.0%)と5割を下回った。前回同様、胃の不調を感じている人は、同時にストレスも抱えていることが浮き彫りになった。

 現在ストレスを感じていると回答した人に、その原因について聞いてみると、「将来・人生」(39.4%)、「家計・経済的なこと」(33.1%)、「仕事」(31.9%)がTOP3となった。前回1位だった「新型コロナ」は上位に入っておらず、ワクチン接種の拡大や重症化率の低下、行動制限の緩和などにより、以前に比べて新型コロナに対するストレスは軽減されたものと推察される。昨今では、急激な物価上昇が生活の不安材料になっており、今後はストレス原因として「家計・経済的なこと」の割合がさらに高まるものと推察される。

 次に、胃の不調を訴えている人に対して今年、さらに胃に負担を感じる生活になったかを聞いてみると、半数近い45.5%の人が「なったと思う」(「なったと思う」12.8%+「ややなったと思う」32.7%)と回答した。胃の不調を抱えている人にとっては、行動制限が緩和されたウィズコロナ生活への変化が逆にストレスとなり、以前よりも胃に負担がかかるようになったと感じる人が多いのかもしれない。

 さらに、胃に負担を感じる生活になったと回答した人に、胃の不調が起きないよう、どのような対策を行っているのかを聞くと、最も多かったのは「食べ過ぎない」で46.3%だった。次いで「食物繊維をとる」(32.4%)、「乳酸菌をとる」(31.6%)、「十分な睡眠をとる」(31.45%)と続いた。この結果から、胃の不調への予防対策として、生活習慣の改善だけでなく、胃の健康維持に役立つとされる「食物繊維」や「乳酸菌」を積極的に摂っている実態が浮き彫りになった。

 今回、胃の不調を感じていると回答した人の血液型を調べてみたところ、最も多かったのは「A型」(39.2%)だった。以下、「O型」(30.4%)、「B型」(21.0%)、「AB型」(9.4%)の順となった。一般的に「A型」というと、「真面目で几帳面」「責任感が強い」「完璧主義」「融通がきかない」「心配性」といったイメージが挙げられるが、こうした性格が胃の不調にも影響を及ぼしているのではないかと推察される。

 胃の不調により通院、検査を行ったかを聞くと、72.2%の人が「通院を控えている」と回答した。これは、前回調査(72.0%)とほぼ同じ割合であり、依然として7割以上の人が胃の不調を感じつつも通院できていない実状が明らかになった。通院を控えている理由としては、「めんどくさいから」(52.6%)が最も多く、次いで「新型コロナの感染が怖いから」(26.0%)、「胃カメラをしたくないから」(21.6%)、「受診前にPCR検査などをしなければならず、煩わしいから」(14.5%)と続いた。

 胃の不調により通院、検査をした人の直近の診断結果を、前回調査と比較したところ、「ピロリ菌がいた」(14.3%)の割合が2.8倍と大幅に増加していた。この他にも、「機能性ディスペプシア」(7.9%)が1.8倍、「胃がん」(4.0%)が1.5倍、「胃潰瘍」(2.4%)が1.3倍、「胃炎」(24.6%)が1.1倍と、前回調査を上回った。

[調査概要]
調査名」第三回「胃の不調実態調査」
調査目的:コロナ禍の在宅生活の影響により、胃の不調を抱える人の割合や症状の程度、各々の対処法など、実態を調査
調査対象者:
 全国の20歳~60歳以上男女 2000名
 性別、年代(10歳刻み)、就業有無による均等割付
調査手法:インターネット調査
調査時期:10月5日(水)~2022年10月7日(金)

マイライフニュース=http://www.mylifenews.net/


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