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TPCマーケティングリサーチ、食品添加物市場について調査、2021年の市場は前年比4.7%増の8296億円に

2022.09.13 15:36 更新

 TPCマーケティングリサーチは、食品添加物市場について調査を実施、その結果を発表した。その結果、2021年の食品添加物市場は、前年比4.7%増の8296億円に達した。

 2021年の食品添加物市場は、前年比4.7%増の8296億円となった。コロナ禍による影響が長期化し、同年も外食向けや土産物・贈答品向けの販売は厳しい状況が続いた。一方で、飲料向けや中食向けなどでは前年に比べて需要の持ち直しがみられたほか、原料価格の高騰などに対応した販売価格の改定が進められたこともありプラス成長に転じた。

 参入各社は需要拡大に向けて、健康カテゴリーに対するアプローチ強化、製品の付加価値向上、消費・賞味期限延長への提案、海外事業の推進に力を入れている。健康カテゴリーに対するアプローチ強化の背景には、食品メーカーが消費者の健康志向ニーズに対応した製品展開に注力していることがある。参入各社は低糖質食品やタンパク強化食品、プラントベースフードなど用途に適した製品やアプリケーションの開発、自社製品と組み合わせた処方の提案、マスキング効果やエンハンス効果を訴求した提案などを推進。食品添加物を活用した顧客の製品開発のサポートや課題解決を図っている。

 製品の付加価値向上では、独自素材や新規原料を用いた製品、反応しやすい素材でも混合できる製品、少量添加でも効果を発揮する製品、ハンドリング性を高めた製品、食品素材のみを配合した製品などを開発し、新規用途の開拓や利用機会の拡大に取り組んでいる。

 消費・賞味期限延長への提案をみると、保存料・日持向上剤や酸化防止剤において、食品の味や風味を損なわずに保存性を向上させる製品の提案、独特の技術や素材を用いた製品の開発が活発化している。また、食用色素では補色ニーズへの対応として、耐光性や耐熱性といった機能を向上した製品の提案などが進んでいる。

 海外事業の推進については、拠点間やグループ会社と連携した販売強化、新たな拠点の開設、生産能力の増強、海外向け製品の研究開発の強化によって、さらなる需要創出を目指している。

 同資料では、食品添加物の主要11分野に焦点を当て、市場規模、製品概況、主要企業の動向、今後の市場性などについて調査・分析している。

[調査要覧]
調査対象品目:甘味料、食品香料、品質改良剤、増粘安定剤、食用色素、乳化剤、酵素、酸味料、栄養強化剤、保存料・日持向上剤、酸化防止剤
調査実査日:5月~8月

TPCマーケティングリサーチ=https://www.tpc-cop.co.jp/


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