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ダイキン工業、フィルター掃除と室外機周辺の片付けによるエアコンの節電効果を検証、両方やると消費電力量が半減に

2022.08.15 18:36 更新

 ダイキン工業は、エアコンのフィルター掃除や室外機周辺の片付けによる具体的な節電効果を探るため、実際の住宅に設置されているエアコンを使った実験を通じて調査し、結果をまとめた。調査では、フィルター掃除と室外機周辺の片付けによるエアコンの節電効果を検証した結果、両方やると消費電力量が半減し、電気代1720円、CO2排出量25.2kgの削減という結果になった。

 同社は空気で答えを出す会社として、空気にまつわる課題や悩みごと、素朴な疑問を自ら調査する「ダイキン空気のお悩み調査隊」の活動を2011年から継続している。今年は電気代の高騰や7年ぶりの節電要請によって、節電の重要性が増している。特にエアコンは、夏のピーク時における家庭の電力消費の約6割を占める(経済産業省「夏季の節電メニュー(家庭の人々)」(2015)から)といわれ、節電を意識した使い方の実践が大切となっている。そこで、エアコンの基本的な節電策ともいえる「フィルター掃除」と「室外機周辺の片付け」の節電効果を調査した。

 実験はエアコンの使用実態も考慮し、今でも多くの家庭で使われている10年以上前のエアコンと、約3年分のホコリが溜まったフィルターを用いて行った。その結果、「フィルター掃除」をした場合、しなかった場合と比べて約5割(48.9%)のムダな消費電力量を削減できた。また、「フィルター掃除」と「室外機周辺の片付け」を実施した場合、しなかった場合と比較して「消費電力量は半減(105.1%のムダな消費電力量を削減)」という結果になった。簡単に取り組める節電策だが、大きな効果が期待できることが裏付けられた。

 実験にあわせて実施したエアコンの節電実態に関する調査(「エアコンの節電に関する調査」(同社調べ/2022年7月)から)では、この夏、推奨される「2週間に1回以上」の頻度でフィルター掃除している人は、わずか12.5%に留まった。まだフィルター掃除をしていない人や掃除をする予定がない人は15.1%で、わからないと回答した人も含め、長期間フィルター掃除をしていない人が一定数いることもわかった。

 節電や効率的なエネルギーの使用は世界規模で見ても重要性を増している。世界では、気候変動の問題を解決するため、2050年までに温室効果ガス(CO2など)の排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルに向けた取り組みが進められている。一方で、暮らしの中でカーボンニュートラルに貢献できる具体策がよく分からないという声もよく聞かれる。今回調査した「フィルター掃除」と「室外機周辺の整理整頓」といった手軽なエアコンの節電策は、カーボンニュートラルへの貢献にもつながるもの。今回の実験の結果も参考に、ぜひ上手なエアコンの使い方に取り組んでもらいたいという。

ダイキン工業=https://www.daikin.co.jp/


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