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ライオン、オーラルケアに関する生活者調査、6割の生活者は「歯みがきはある程度できている」と自己評価

2022.06.07 20:13 更新

 ライオンは、快適で清潔な暮らしを送るための新しい生活習慣の定着化に向けて、様々な情報発信をしている。毎日の歯みがきを含めたオーラルケアについて、歯科専門家からみた生活者のオーラルケアと、実際に生活者が行っているオーラルケアについて、それぞれ調査を実施した。その結果、9割以上の歯科専門家(歯科医師および歯科衛生士)が生活者の歯みがきについて「みがき癖によって特定の場所がみがけていない人が多い」と回答した。一方、6割の生活者は「歯みがきはある程度できている」と自己評価していた。毎日歯みがきしていても、きちんとみがけていないことも多い結果になった。

 歯科専門家からみて、「生活者の歯みがき(ブラッシング)についてどう思うか」質問したところ、「みがき癖によって特定の場所がみがけていない人が多い」と回答した人は91.6%(5段階評価で「そう思う」「まあそう思う」と回答した人の割合の合計)、「回数はそれなりにしているが歯垢が落とせていない人が多い」と回答した人が82.5%(同)と、多くの生活者がきちんとみがけていないことが浮き彫りになった。

 一方で、生活者に対し「普段の歯みがきがどの程度できていると思うか」を尋ねると、「できている」と肯定的に回答した人は約6割(7段階評価で、「しっかりできている」「かなりできている」「ややできている」の合計)、逆に「できていない」と回答した人は約2割(「全くできていない」「ほとんどできていない」「あまりできていない」の合計)だった。生活者の自己評価では、多くの人がある程度はきちんとみがけていると思っている結果となった。以上のことから、生活者は毎日歯みがきしていても、自分で思っているほどきちんと歯はみがけておらず、歯垢のみがき残しがあることが推察された。

 歯のみがき方については、歯科専門家の見方では、「ブラッシングのストローク(ハブラシを動かす大きさ)が大きすぎる人が多いと思う」「ブラッシング圧(ハブラシを歯や歯ぐきに当てる力)が強すぎる人が多いと思う」の回答者がそれぞれ7割以上となり(5段階評価で「そう思う」「まあそう思う」と回答した人の割合の合計)、ハブラシの動かし方や力の入れ方にも問題がある人が多いと推察された。生活者調査では、二者択一として「自分は適度な力でみがけている」と「実際どのくらいの力でみがけばいいかわからない」のどちらに当てはまるか尋ねたところ、「みがけている」が約53%、「わからない」が約47%となり、適度な力でみがけていると自己評価している人がやや多い結果となった一方で、半数近くの人が実際の適度な力の入れ加減はわからないという結果だった。力を入れすぎてみがく「オーバーブラッシング」やハブラシを大きく動かしてゴシゴシみがくことは、歯ぐきや歯を傷めることがあるため日々のケアで注意が必要とのこと。しかし、実際のケアの注意点がわかっていない人、できていない人もある程度の割合でいると考えられる。

 実際に患者の口の中を見ている歯科医師や歯科衛生士からみた、患者さんのブラッシングがうまくできていない点を自由回答で得た。回答例の一部を紹介しよう。“みがけていないのに、みがいたつもりになっている”。“強くみがかないと、みがいた気がしない人が多い気がする。歯をみがくのに、歯ぐきをやたらに傷つけて安心している人が多いのに驚かされる”。“総じてみがけている人でも奥歯の内側、また下の前から3番目の歯や、歯と歯の間はみがけていなくてプラークおよび歯石が付いてる事が多い”。“歯をみがくことはできていることが多いが、歯肉や歯間部をみがけていない人が多い”。“一番みがけると安心しているのか、上の前歯の根元部分も意外とみがけていない”。これらはあくまで一例で、自由回答の内容は多岐にわたったが、口の中でうまくみがけていない部位がどこかを指摘する内容が最も多い回答だった。

 次に、毎日しているものの意外ときちんとできていない人も多い、歯のみがき方について改めてみてみよう。 歯をみがく大きな目的のひとつは、むし歯や歯周病、口臭などの原因となる歯垢(プラーク)を除去すること。そのためには、(1)ハブラシの毛先をみがきたい場所にきちんと当てる(2)毛先が広がらない程度の軽い力でみがく(3)ハブラシは小刻みに動かす--の3つの基本を心がけてほしいとのこと。

 ハブラシの毛先が当たらなければ歯垢や汚れは落ちないが、つい漫然と動かしていることもあるかもしれない。意識して、みがきたい場所に毛先を当てることが大事だとか。歯と歯の間など曲面にきちんと毛先を当てるためには、凹凸に合わせてハブラシの「つま先」(先端)や「かかと」(後端)を活用するとよいとのこと。また、歯と歯ぐきの境目はハブラシを45゜くらいの角度で当てて歯垢を落とす。

 強すぎる力で歯をみがくオーバーブラッシングをすると、みがいた時に歯ぐきや歯を傷めることがあるばかりか、日常的に繰り返すと「歯ぐき下がり」などの原因にもなりかねない。また、ハブラシを強く当てると毛先が開いて毛が倒れてしまうため、毛先がみがきたい場所に当たりにくくなり、歯垢を落としにくくなることもあるという。強くみがく人が、汚れが良く落ちそうな気はするが、必ずしもそうでないばかりか、弊害も生じかねないので、毛先が広がらない程度の軽い力でみがく。

 ハブラシを大きく動かすと、毛先が歯と歯の間に届かず、歯垢を上手に落とせない。5~10mmを目安に小刻みに動かし、1~2歯ずつていねいにみがく。

 6月4日から6月10日は「歯と口の健康週間」とのこと。この機会に毎日の歯みがきをはじめとする口のケアを見直してみては。また、定期的な歯科通院をし、歯科専門家による口のケアや健診も受けることをおすすめしている。

[オーラルケアに関する歯科専門家調査概要]
調査期間:2021年10月13日(水)~10月21日(木)
調査対象:全国、患者に実際に衛生指導を行っている歯科医師131名、歯科衛生士35名 計166名
調査方法:WEBアンケート

[オーラルケアに関する生活者調査]
調査期間:2021年12月6日(月)~12月8日(水)
調査対象:全国、20代~60代、男女、各500名、計1000名
調査方法:WEBアンケート

ライオン=https://www.lion.co.jp/ja/


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