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富士経済、新型コロナの検査市場調査、2021年は検査薬市場が前年比10.2倍1751億円・検査サービス市場が前年比5.2倍の5336億円に

2022.06.14 15:41 更新

 総合マーケティングビジネスの富士経済は、検査体制が整い検査数が大幅に増加したことで、拡大する新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の検査薬、検査サービス、遺伝子検査装置の国内市場を調査した。その結果を「激動するCOVID−19検査市場最前線 2022」にまとめた。トピックスとして、2021年(前年比)では、検査薬市場が1751億円(10.2倍)、検査サービス市場が5336億円(5.2倍)と、検査薬、検査サービスともに、検査体制の拡充もあり大幅増となった。

 検査薬市場は、2021年が1751億円(前年比:10.2倍)に達した。2020年は新型コロナの検査体制が十分に整っていなかったことから、感染規模に対して市場は限定的であった。2021年は、検査体制が拡充され検査数が大幅に増加したことから、市場は前年比10.2倍の1751億円となった。

 2022年は診療報酬が改定されたことで、遺伝子検査を展開する企業を中心に検査薬の値下げがみられるが、オミクロン株の流行や自治体での無料検査事業によって、遺伝子検査だけでなく抗原定性検査も検査数が増加しており、市場は引き続き拡大するとみられる。

 検査サービス市場では、2021年が5336億円(前年比:5.2倍)に達した。2021年はデルタ株など変異株の流行や感染者数の増加、東京五輪の開催に伴う検査ニーズの拡大などから、市場は前年比5.2倍の5336億円となった。出入国における陰性証明書の取得や、帰省などの際に自身の陰性を証明するための検査ニーズが大きく、市場の4割以上を自費検査が占めた。

 2022年はオミクロン株の流行や海外渡航の再開などによって検査数は増加するとみられるものの、診療報酬改定やサービスの低価格化などにより、市場は縮小するとみられる。

[調査対象]
COVID−19検査薬
COVID−19検査サービス
COVID−19遺伝子検査装置
[調査方法]富士経済専門調査員による参入企業および関連企業・団体などへのヒアリングおよび関連文献調査、社内データベースを併用
[調査期間]3月~4月
[小売価格]
PDF版:33万円
ネットワークパッケージ版:49万5000円
(すべて税込)

富士経済=https://www.fuji-keizai.co.jp/


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