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エスエス製薬、昭和・平成を過ごした女性の令和シミ悩み調査、うっすらあらわれた"隠れジミ"に悩む女性が多い

2022.03.02 13:16 更新

 エスエス製薬は、全国の20代~40代の女性1200人を対象に、シミに関する調査を行った。その結果、はっきり目立つ濃いシミより実は、うっすらあらわれた“隠れジミ(隠れジミは薄いシミのこと)”に悩む女性が多いことがわかった。また、隠れジミへの対応に納得していない女性87.1%で、シミは「芽」の段階で対処が必要だが、シミ生成工程を「詳しく知っている」のは1割以下だった。そして、昭和生まれの40代、3人に1人が「あの頃日焼けはファッションだった」が、過去のシミ対策に「後悔」しているのは7割以上となった。

 調査の結果、女性の半数以上がシミに悩んでおり、加齢とともにその悩みは大きくなり、40代では約4人に3人(73.0%)が肌悩みの第1位となっている。多くの女性を悩ませるシミですが、自分のシミ対策に73.2%が満足できておらず、61.1%は「シミ対策は終わりがなくツライ」と答え、シミケア疲れも感じられる。

 また、シミには目立つ「濃いシミ」と薄くて目立ちにくい「隠れジミ」があるが、濃いシミに悩む人(41.2%)に比べて隠れジミに悩む人(58.1%)の方が多く、64.2%が「濃いシミは薄くなるが隠れジミはなくならない」とそのしつこさにうんざりし、87.1%が「自身の隠れジミ対策に納得していない」と不満を感じていることがわかった。濃くて目立つシミよりも、薄くて目立たない隠れジミの方がやっかいだと、多くの女性が認識している。

 なお、隠れジミとは薄いシミのこと。同調査の「隠れジミ」は、遠目ではわからないが近くで見るとわかる程度の、ファンデーションで隠せるような薄いシミのことを指している。

 全国の20代~40代の女性1200人を対象に、シミに関する調査を行った。まず、現在の肌の悩みを聞くと、「毛穴の開き」(62.6%)、「シミ」(53.9%)、「乾燥」(52.2%)の順となった。シミ悩みを抱える人を年代別に見ると、20代は32.8%、悩み順位5位とそれほど多くないものの、30代では56.0%と半数以上が悩み順位は2位に、40代になると73.0%とほとんどの女性がシミ悩みを抱え、悩み順位は1位となっている。若いうちはそれほど気にならなくても、加齢に伴い悩みが大きくなるのがシミ悩みの特徴といえそうだ。

 シミにははっきり目立つ「濃いシミ」と、遠目ではわからないが近くで見るとわかる薄い「隠れジミ」があります。濃いシミに悩む人は全体の41.2%でしたが、隠れジミに悩む人は58.1%と、隠れジミに悩む女性の方が多くなっている。どの年代でも隠れジミに悩む人の方が多く、シミ悩みが比較的少ない20代でも濃いシミに悩む人は23.3%に対し、隠れジミに悩む人は46.0%とほぼ2倍も多くなっている。そのせいか、87.1%が「自身の隠れジミ対策には納得していない」と答えている。

 シミ対策について聞くと、現在シミ対策を行っているのは全体の41.1%で、具体的には「美白化粧品を利用」(67.1%)、「日焼け止めをこまめに塗る」(64.7%)、「日陰を歩く」(43.0%)などを実践している。

 しかし、自分のシミ対策に対して「満足できている」26.8%、「納得できている」26.4%とともに少なく、多くは満足も納得もできていない。また、シミ対策には終わりがなくツライと感じることがあるかと聞くと、61.1%が「ツライと感じる」と答えた。シミ対策をあれこれ実践してはいるものの、満足できる結果が得られず挫折しそうになっている、そんな女性のリアルが浮かび上がった。

 シミ悩みは加齢に伴い増えていく。そこで10年先に備えてシミ対策や準備をしているかと聞くと、「できている」と答えたのは27.5%しかいなかった。今現在シミが肌悩み1位の40代女性ですら、29.5%しかできていない。やっても満足できないことが、10年先の備えに積極的になれない要因なのかもしれない。

 シミが生成される5つの工程を提示し、「詳しく知っている」「聞いたことがある」「知らなかった」の3段階で答えてもらった。その結果、各工程について「詳しく知っている」と答えたのは1割以下しかいなかった。

 シミは、紫外線を浴びることで生成されますが、紫外線だけではなく、女性ホルモンの変化やストレス、喫煙などもシミの生成に影響する。このことを知っているかと聞くと、「詳しく知っている」と答えたのは8.3%と少なく、48.0%が「聞いたことがある程度」、43.7%が「知らない」と答えた。シミ対策は紫外線だけでなく、生活習慣や環境からも見直すことも肝心だ。

 シミ対策には取り組んでいるものの、満足できず納得できていない、令和を生きる20~40代女性のリアルなシミケア実態が明らかになった。そこで自分のシミケアを100点満点で自己採点してもらった結果、全体の平均点は27.7点。肌悩みでシミを最も気にしている40代女性が平均29.4点、シミ悩みがまだ低い20代女性が25.6点となった。 かなり辛口の自己採点結果となったが、シミの生成工程をよく知らない、10年先の対策をとっていないなど、自分のシミケアが十分ではないことを、きちんと自覚していることの現れとも捉えられる。自己認識した上で、シミケアに取り組むきっかけとして活かしてほしい。

 コロナ禍でおうち時間が長くなった人が増えているが、シミケアに影響があったのか聞いてみた。まず、おうち時間が長くなったことで、自宅で自分で肌の手入れをする「おこもり美容」について聞くと、2割の女性が「力を入れた」(20.0%)と答えている。

 次に、コロナ禍以前と比べたシミケアにかける時間の変化を聞くと、8割が「変わらない」(79.8%)と答えており、シミケアの時間が「増えた」のは13.5%だった。この結果をおこもり美容の有無でみると、おこもり美容をした人では35.0%がシミケアの時間が「増えた」と答えている。一方、コロナ禍以降在宅の機会が増え、日焼けケアが疎かになったかと聞くと、半数近くが「疎かになったと思う」(47.8%)と答えている。おこもり美容実践者では、全体平均に比べて高い54.6%が疎かになったと答えている。

 紫外線によるダメージには、時間が経って現れるものも少なくない。そこで、日焼けに関する過去の行動を振り返ってもらった。「学生時代に日焼けする部活動」を行っていたのは、各年代とも4割前後でほぼ変わらないが、「学校の校則で日焼け止め禁止のルールがあった」のは20代が17.0%とやや多くなっている。また、「青春時代、日焼けはファッションだと思っていた」のは40代が33.5%と20代(15.3%)の倍以上多く、40代の3割近くは「日焼けは自己表現の一部」(28.5%)と答え、40代は日焼けがかっこいいとされる青春時代を過ごしたことがうかがわれる。

 しかし、過去の日焼け行動に対する現在の意見を聞くと、年代に関わらず8割以上が「もっと日焼けに注意すべきだった」、7割前後が「過去のシミ対策を後悔している」と答え、9割が「シミ対策のために日焼けを避けることは重要」と認識している。過去の経験を踏まえ、「今は日焼けしない」が令和を生きる女性の統一見解となっているようだ。

 現在の日焼け対策について聞くと、半数が「仕事」(53.5%)や「家事・育児」(51.1%)が忙しく、日焼け対策が後回しになっていると答えている。過去の経験から「日焼けはしない」と決めているものの、実生活では日焼け対策を最優先にするわけにはいかず、後回しにならざるを得ないようだ。とはいえ、日焼け対策が後回しになっていることに対し問題意識はあるかと聞くと、8割が「問題意識を持っている」(80.5%)と答えている。

 最後に、これまでの日焼けに関するエピソードを自由に書いてもらった。「若い頃は焼けた肌のほうが細く見えるから焼いていたので、今シミに悩んでいる」(28歳)、「ソフトテニス部に入っており、黒い方が強く見えるという顧問の方針で日焼け止め禁止だった」(33歳)、「母親が子どもの日焼け推進派だったので、ガンガンに日焼けさせられた」(46歳)など、さまざまな日焼けエビソードが寄せられました。しかし、その行動を今になって後悔しているといった意見も多くあることがわかった。

 調査について、医療法人社団 愛心高会 理事長、ウォブクリニック中目黒 総院長の高瀬聡子先生に総括してもらった。

 今回の調査で、隠れジミに悩む人が非常に多かったことは驚いたが納得の結果といえる。これは、将来のシミリスクを多くの人が認識している証拠。隠れジミはメラノサイトから生まれるメラニンの入った袋(メラノソーム)、つまりは「シミの芽」が表皮の角化細胞に取り込まれ、そこでのメラニン蓄積がまだ少ない状態といえる。シミは、(1)紫外線やストレス、ホルモンバランスなどの刺激を受けると、肌の角化細胞(ケラチノサイト)が「メラニンの生成」の命令を出す(2)この命令を受けて色素細胞(メラノサイト)内の酵素が活性化される(3)色素細胞(メラノサイト)内の酵素が活性化されると黒色メラニンが生まれる(4)黒色メラニンは色素細胞(メラノサイト)から角化細胞に取り込まれる(5)黒色メラニンが角化細胞に取り込まれたのち蓄積しシミが濃くなっていく--という工程で生成される。ここでシミのメカニズムとして注目したいのが、(4)の黒色メラニンは色素細胞(メラノサイト)から角化細胞(ケラチノサイト)に取り込まるという工程。黒色メラニンの入った袋(メラノソーム)は、メラノサイトが手を伸ばすようにしてケラチノサイトに受け渡される。まるで「シミの芽」よう。シミの芽が育ち、ケラチノサイト、つまり表皮に蓄積していくことでシミとなる。このシミの芽への着目が、シミ対策のアプローチとして注目されている。

 さらに伝えておきたいことの一つに、シミの原因の一つ「メラノサイトにおけるメラニン生成」をさせないために、紫外線を含む外部刺激をある程度避けてほしい、ということ。調査結果から、20~40代の女性は学生時代に日焼けを伴う活動が多かった様子がみてとれるし、なかでも、40代は青春時代日焼け派だった人も多いようだ。また、コロナ禍も相まって、日焼け対策が後回しになっているという人も多かったようだ。コロナ禍でシミケア時間は変わっていなくても、日焼けケアは疎かになったと感じる人が多いことから、日焼けダメージを受けてもケアできていないのではないか。近い将来、シミ人口が増えるかもしれない。毎日忙しく生きているわたしたちが、確実に日焼けを避けることは難しいし、ある程度の紫外線を受けることはからだにとっても大事となる。だからこそ、メラニンの生成を抑えたり、排出を促すだけでなく、どうしてもできてしまう「シミの芽」を育たせないアプローチがあるとよい。

 メラノサイトの刺激要因となりうる外部刺激(紫外線、ストレスなど)を少なくする。内服薬としてL-システイン(メラニンの生成抑制、黒色メラニンの無色化、ターンオーバーの正常化)やビタミンC(メラニンの生成抑制、黒色メラニンの無色化)の摂取。シミ症状が重い場合、医療機関での治療--といったシミ対策のポイントも参照してもらい、自分の生活やシミの具合に応じて対応してほしい。

[調査概要]
実施時期:2021年11月10日(水)〜11月15日(月)
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国の20代~40代女性各400人ずつ 合計1200人
※構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入している。合計が100%にならない場合がある

エスエス製薬=https://www.ssp.co.jp/


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