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大塚製薬、働く女性の健康意識調査、PMS・更年期症状ともに働く女性の約半数が症状を自覚、症状への対処に多くの女性が1人で悩んでいる

2022.03.09 18:15 更新

 大塚製薬の「女性の健康推進プロジェクト」は、全国の20歳から59歳の女性を対象に、「働く女性の健康意識調査」を実施した。その結果、「女性の健康課題」(PMS/更年期)がキャリアに影響を及ぼすことがわかった。それだけに、個人の対処だけに任せず企業ゴトとして捉えることが求められる。

 日本政府は、2030年までの可能な限り早期に、指導的地位に占める女性の割合を30%にする目標を掲げている。

 女性の活躍が期待されている一方、その活躍を妨げている一因として女性ホルモンの変化によっておこるPMS(月経前症候群)(Premenstrual Syndromeの略。月経前の約3~10日の間に生じる様々な心身の不調で、月経発来とともに減弱・消失するもの)や更年期の諸症状(女性ホルモンの急激な減少に伴って生じる心身の様々な不調)など、女性特有の健康課題が挙げられる。これらが仕事に与える影響の実態を把握し、現状を深く探る同調査によって課題が表面化してきた。

 PMS、あるいは更年期症状の自覚がある人は約5割いた。その多くが不調を「人に相談したくない」「職場に迷惑はかけられない」と、1人で悩んでいることがわかった。

 各症状は仕事のパフォーマンスに影響し、昇進辞退や退職に至るケースもある。PMSで5割以上、更年期症状で4割以上の女性が職場での昇進をためらったり、辞退していることが分かった。その傾向は管理職登用の機会があった人たちではさらに高まり、女性の健康課題がキャリア形成に深刻な影響を及ぼすことが分かった。また、退職を考えたケースも少なくないことが同調査で分かっている。

 PMS・更年期症状に対し、多くの女性が自身で対処すべきと考えている一方、女性が活躍できる社会の実現に向け、その対策を企業としても取り組むべき課題と捉えてほしいと考えていることが分かった。つまり企業においては働く女性たちの健康課題に対して「企業ゴト」と捉えることが求められている。

 今回の調査から、女性活躍を妨げる要因の一つとして、PMSや更年期の諸症状などの女性の健康課題が大きく影響していることが浮かびあがってきた。

 PMS・更年期症状は、いずれも女性ホルモン(エストロゲン)が深く関わっている。これらの諸症状とうまく付きあっていくには、正しい知識の習得や一般的なセルフケアに加えて、医療機関を利用し、自身の健康状態を把握して対処することが大切とのこと。大塚製薬は、これらを合わせた対処を「新・セルフケア」として提案する。さらに、今回の調査からも見えてきたように、女性の活躍を妨げる健康課題に適切に対応するためには、個人の対処だけに任せず、企業課題「企業ゴト」として取り組むことも求められている。これらをサポートするため、大塚製薬は、女性特有の健康課題についての「企業向けセミナー」、「ウェブサイトによる健康リテラシー向上のための情報発信」を行っている。今後も、女性が活躍できる環境づくりをサポートしていく考え。

[調査概要]
調査名:女性の健康と仕事への影響に関する調査(2021年9月実施)
スクリーニング調査:女性2万人
※人口構成比に合わせて回収(内訳:女性20~44歳 1万2132人/女性45~59歳 7868人)
本調査:
 調査1:20~44歳女性で、正規雇用の会社員・公務員 1600人
 調査2:45~59歳女性で、正規雇用の会社員・公務員 800人
 調査3:20~44歳女性で、管理職登用機会があった正規雇用の会社員・公務員 1001人
 調査4:45~59歳女性で、管理職登用機会があった正規雇用の会社員・公務員 817人
(本調査では、年齢・自覚有無・症状の程度の構成比を合わせるウェイトバック集計を実施)

大塚製薬=https://www.otsuka.co.jp/


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