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LIXIL、住まいの断熱に対する意識調査、住宅の「断熱」とCO2削減を関連付けているユーザーは32%にとどまる

2022.03.10 13:13 更新

 LIXILは、全国都道府県の20代~60代、4841人(各都道府県103人)を対象に、住まいの断熱に関する意識調査を実施した。その結果、住宅の「断熱」とCO2削減を関連付けているユーザーは32%にとどまった。また、都道府県別にみると、冬に自宅で寒さを感じる人は比較的温暖な西日本に集中していることが明らかとなった。

 現在、地球温暖化による気候変動が原因で海面上昇や水不足が引き起こされ、2050年までに世界各地で最大2億1600万人が住居を追われると予測(世界銀行試算)されている。CO2をはじめとした温室効果ガスの削減は、もはや全世界に課せられた喫緊の課題となっている。日本では環境省により、住宅を含む家庭部門のCO2削減目標は66%(2013年度比)と他の部門に比べて最も高い数値が設定され、住宅の「断熱」による省エネルギー化は、重要な施策の一つとして位置づけられている。住宅には大きなCO2削減の可能性があるにもかかわらず、日本の住宅の高性能化は遅れている。日本の既存住宅の約90%が、現行の省エネ基準を満たしていない現状だ。

 同調査はこのような状況を踏まえ、これからの住宅の高性能化を進めるために、住まいの断熱に対するユーザーの意識の把握を目的に行った。

 家の断熱性能への関心がある人は68%と高い結果となった。一方、自宅の断熱性能について「あまり十分ではない」「十分ではない」と回答した人が41%おり、実際に冬、自宅で寒さを感じる人は65%となった。

 都道府県別にみると、冬になると自宅で寒さを感じる人は、徳島県、鳥取県、広島県、奈良県、兵庫県、和歌山県など中国・四国地方や関西地方といった比較的温暖な地域である西日本に集中した。

 住宅の断熱について関心があり、また自宅の断熱性能が十分ではないと感じている人が多いが、「これまでに断熱リフォームをしたことがないし検討したこともない」という人は80%となった。

 住宅を「断熱」することがCO2排出量の削減に貢献できるという回答は32%にとどまった。

 地球温暖化対策として、CO2削減量に効果的だと思う項目は、ガソリン車から電気自動車への転換と回答した人が62%と高く、脱炭素=EVという認識が高いことがうかがえる。

 自身が、実践したい地球温暖化対策として考える事は、電気自動車の購入は29%、断熱性能の高い窓の設置・交換は36%とEVの購入よりも住宅への関心の方が高い結果となった。

 CO2削減に重要な役割を果たす住宅の高性能化が、日本でなかなか進まない理由はさまざまあるが、このような住まいの断熱に対する人々の意識も関係しているようだ。住宅の断熱について関心があり、また自宅の断熱性能が十分ではないと感じている人が多いにもかかわらず、「これまでに断熱リフォームをしたことがないし検討したこともない」という割合が高かった要因の一つとして、“断熱リフォームが身近な選択肢でない”といった理由もありそうだ。実際、住宅を新築・リフォームする際に重視するポイントについては、「水まわり」「間取り」「収納」が「断熱性能」「窓・玄関ドア」を上回る結果となった。現在は、省エネ改修を伴うリフォームなどを対象とした支援制度などもあり、お得にリフォームを行うことができる。国の制度も活用しながら、住宅の高性能化に向けて、地球の環境についても考えてみては。

 LIXILでは、窓や玄関ドアの断熱リフォームに加え、ひと部屋ごとに対応した「ひとへや断熱リフォーム」や、住宅一棟まるごと改修可能な「まるごと断熱リフォーム」など消費者のニーズに応じたさまざまなラインアップを用意している。住まいの家を断熱することによって、家族の大切な健康を守るのと同時に、光熱費やCO2排出量を抑え、“#省エネ住まいで幸せに”を実現するとのこと。ぜひこの機会に自宅の“断熱”を見直してみてほしいという。LIXILは今後も、地球規模の気候変動問題の解決に向けて、住宅の高性能化を推進し、誰もが願う豊かで快適な住まいの実現に貢献するとしている。

[調査概要]
LIXIL「住宅に関する調査」
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年12月実施
調査地域:全国
調査対象:4841人(各都道府県103人) 20~60代男女、既婚

LIXIL=https://www.lixil.co.jp/


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