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じゃらんリサーチセンター、じゃらん日帰り旅行に関する調査、日帰り旅行は20~30代の若年層で実施率が高く消費金額も上がる傾向に

2022.03.28 17:10 更新

 リクルートの観光に関する調査・研究、地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」(以下、JRC)は、全国の20~69歳の人3000名を対象に「じゃらん日帰り旅行に関する調査」を実施した。パッケージ旅行から個人旅行への変化、趣味嗜好の多様化が進む中で旅の目的は明確化しつつある。さらに新型コロナウイルス感染症の拡大で旅行に頻回に行けなくなった中、JRCでは、より目的志向性(興味関心)がはっきりした旅が増えていくと捉えており、このようなトレンドの流れから日帰り旅行市場に注目した。その結果、日帰り旅行は20~30代の若年層で実施率が高く消費金額も上がる傾向であることがわかった。

 過去1年間(2020年9月~2021年8月)で日帰り旅行に行った人の割合は24.4%。20~30代の若年層で実施率が高くなる傾向があり、男性20代では4割を超える。消費金額も若年層ほど上がり、男性の20~30代では「2万円以上」使用している人が6割近く、男性の50代以上とは20pt以上の差がある。

 宿泊旅行・日帰り旅行ともに「自宅を離れて気分転換すること」「ゆっくり自分のペースで過ごすこと」が上位2項目。他に日帰り旅行で目立つのは「自分なりのテーマに合った旅行・体験ができること」「特定の期間しか体験できないイベントのある場所に行くこと」(いずれも18.3%)で、この2項目は宿泊旅行を大きく上回る。

 日帰り旅行に行く際の検討行動として、「あらかじめ行きたいスポットやイベントを見つけている」が60.0%、「あらかじめ行きたいエリアを見つけている」が59.6%と、テーマやエリアを事前に決めているパターンが多かった。一方、宿泊旅行と比較すると「自分のやりたいことができるエリア自体を探す」(40.4%)、「面白い体験ができそうなエリア自体を探す」(37.9%)など探索型の行動が多い特徴がある。

 日帰り旅行のゴール上位3項目は「一緒に行く人が楽しめるものにしたい」(64.9%)、「日常のアレコレから解放されてホッとしたい」(60.9%)、「温泉、食事を楽しみたい」(60.7%)。宿泊旅行を5pt以上上回るものは「自分の日常をSNSにアップしたい」「自分の成長につながること、きっかけになることがあるとよい」「定期的、季節的な定番イベントを行う」の3項目。男性20代では「少しでも見知らぬ場所を味わいたい・理解したい」が61.8%でトップだった。

 日帰り旅行の目的は「地元の美味しいものを食べる」(47.5%)、「温泉や露天風呂」(32.5%)、「名所、旧跡の観光」(28.6%)が上位3項目。宿泊旅行と比べて高いのは「花見や紅葉などの自然観賞」「買い物、アウトレット」「ドライブ・ツーリング」などとなった。

 日帰り旅行のきっかけは「ある程度の時間ができたので行くことにした」(55.1%)、「突然行きたくなったので行動した」(48.0%)が上位。宿泊旅行と比較すると「突然行きたくなったので行動した」「特に理由はなくふらっと出かけた」といった突発性の高い行動がみられる。

[調査概要]
調査方法:インターネットリサーチ マーケティングアプリケーションズの保有モニターを利用
調査対象:全国の20~69歳までの3000人
回収数:3000人
有効回答数:3000人
調査時期:2021年9月10日(金)~2021年9月15日(水)

じゃらんリサーチセンター=https://jrc.jalan.net/


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