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ウーマンウェルネス研究会supported by Kao、血圧と内臓脂肪に関する調査、血圧を高くする要因の一つが内臓脂肪であることを知っている人は26.7%

2021.12.27 16:35 更新

 女性の健康力向上を通した社会の活性化への貢献を目指す「ウーマンウェルネス研究会supported by Kao」は、自身の血圧と内臓脂肪に関し、首都圏在住の887人(40代~60代男女)を対象に調査を実施した。その結果、血圧を高くする要因の一つが内臓脂肪であることを知っている人は26.7%だった。正月や新年会など塩分・脂質の多い食事は要注意で、高めの血圧を予防するには「血圧」と「内臓脂肪」のダブルケアが重要であると啓発する。

 調査によると、自身の血圧の高さについて、約半数の48.9%が気になると回答した。また、血圧の高さが気になる人で、内臓脂肪も気になる人は83.8%ととても多いにもかかわらず、血圧が高くなる要因のひとつが内臓脂肪の蓄積であることを知っている人はわずか26.7%で、多くの人が内臓脂肪の蓄積が血圧に影響していることに気付いていないことがわかった。また、血圧と内臓臓脂の両方が気になっているにも関わらず、内臓肪蓄積を抑えるために日頃ケアをしている人は38.5%と、半数にも満たない結果になった。これらを通し、血圧と内臓脂肪蓄積の両方をケアすることの意識が低い傾向が明らかになった。

 高めの血圧改善のために普段ケアしていることで最も多かった回答は、「塩分を控える」(66.8%)で、次いで「野菜を摂る」(62.5%)、「運動をする」(49.8%)が続き、「内臓脂肪の蓄積を防ぐ」ことを意識している人は19.7%と少ないことがうかがえる。さらに、運動不足が血圧に影響していると思う人が68.8%と多いのに対し、新型コロナ感染拡大以降(2020年3月以降)、71.6%もの人が運動不足を感じていると回答した。在宅時間が増えたことで運動不足が増えている傾向が見られた。

 調査結果をうけて、和歌山県立医科大学名誉教授の有田幹雄先生は、「日本人の20歳以上の2人に1人が患う国民病『高血圧』は、実はコロナ禍の運動不足による『内臓脂肪』の蓄積も要因のひとつとなっている。内臓脂肪が蓄積すると代謝機能に異常が生じ、血圧に影響する。血圧と内臓脂肪蓄積は別問題ではなく、高血圧が気になる人は内臓脂肪の蓄積もダブルでケアすることが大切。血圧は季節によって変動するが、寒い冬は血圧が上昇する傾向があるのでとくに注意が必要だ」と、血圧が高めの人は、血圧だけでなく内臓脂肪の蓄積もケアすることが重要と説く。

 「また、高血圧は遺伝が要因となることもあるが、7~8割は生活習慣によるもの。高血圧と内臓脂肪蓄積をダブルで予防するには、例えば、減塩を意識し食事量を適度にする、ウォーキングなど有酸素運動をする、お酒を控える(1日1合くらいまで)、野菜・果物を摂る(カリウムの摂取)、先に野菜を食べるなど、普段の生活習慣を見直すだけでも効果が得られる」と説明する。

 「高血圧予備軍チェックシートの項目に多く当てはまる人は、今後高血圧になるリスクが高いと考えられるので、注意が必要だ」と、「高血圧予備軍チェックシート」では、運動不足、カリウムの摂取不足、ストレス過多、多量飲酒、肥満気味、腹囲の増加、女性ホルモンの低下、食生活の乱れ、睡眠不足、塩分を過剰摂取しがち--をチェック項目に挙げていた。

 高めの血圧と内臓脂肪の蓄積を予防する食生活について、管理栄養士の小島美和子先生に聞いた。「血圧が上がる要因に、内臓脂肪の蓄積と栄養バランスが悪いこと(ナトリウムが多く、カリウムが少ない)が挙げられるが、まずは内臓脂肪蓄積を抑えることが重要となる。そのために気をつけたいのは体内時計を整えること。体の代謝が良くなり、消費カロリーも増えるので内臓脂肪を減らすことに効果的だ。また、体内時計を整えることで自律神経のバランスやホルモンの日内変動が正常になり、血圧を正常化するのにも役立つ」と、食生活で「体内時計」を整えることが大切だと説く。

 「体内時計を整える具体的な方法としては、起床時間と朝食の時間を一定にする。起床時間と朝食のタイムラグを小さくするために、起床後早めに朝食を取ることが重要となる。また、朝食の量をしっかりとる。朝食を抜くと消費カロリーが減って内臓脂肪が増え、血圧も高くなる」と述べていた。

 「高めの血圧と内臓脂肪蓄積、両方気になる人におススメの朝食は、炭水化物(ごはん・パン)とたんぱく質のおかずをセットで食べる。パンの場合は糖質が不足しやすいため、さらに果物を足すのがベスト。また、脂質を摂りすぎない。菓子パンは避けて、パンの場合は油脂の少ないフランスパンやベーグルなどがおすすめ。朝食ではできるだけ塩分を控え、カリウムが多い芋や豆、果物などを加える。ナトリウムが排泄されやすい夕食では適塩の食事でよい」と語っていた。

 「簡単でおススメなのは、主菜になるたんぱく質食品と副菜になる野菜やきのこなどを全部入れたお味噌汁。たんぱく質食品と野菜というルールをつくると簡単に続けることができる。おススメの具材の組み合わせは、鶏団子とかぼちゃ、トマトとモッツァレラチーズなど」と、具体的なメニューについてもアドバイスしてくれた。

 「コーヒー豆由来クロロゲン酸類は、『高めの血圧を下げるのを助ける』『内臓脂肪を減らす』のダブルの機能性が報告されている。運動や食生活を見直すとともに、コーヒー豆由来クロロゲン酸類を含む飲料を毎日摂り入れることで、高めの血圧や内臓脂肪の低減を手軽にサポートする」と、植物ポリフェノール“コーヒー豆由来クロロゲン酸類”は、高めの血圧・内臓脂肪にダブルの効果が期待できると話していた。

[意識調査概要]
調査方法:インターネット調査
調査対象:首都圏の40~60代の男女 887名
調査期間:10月18日~22日
調査内容:自身の血圧と内臓脂肪に関する意識調査

ウーマンウェルネス研究会supported by Kao=https://www.well-lab.jp/about/


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