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J&J、健康診断・人間ドック、がん検診等、医療受診に関する意識調査、健康診断・がん検診を控えたいという傾向は昨年の5割台から3割台に改善

2021.12.15 16:26 更新

 ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニーは、全国の20~79歳の男女1万5000人(以下、生活者)を対象に、「健康診断・人間ドック、がん検診等、医療受診に関する意識・実態調査」を実施した。同調査は、2020年10月末に実施した「健康診断・人間ドック、がん検診に関する意識調査」の2021年版。今年の調査では、「からだの不調など何らかの症状を感じる際の医療機関受診率」について、さらに詳しく調査した。加えて、今年はがんの診断・治療を行う全国の医師300人を対象とした調査も行い、「がん検診」や「適切な医療受診」に関する生活者と医師との認識の差も検証している。

 生活者調査では、健康診断・がん検診の受診を「控えたい」および「やや控えたい」と回答した人の割合は、昨年調査から減少し、改善傾向が見られた。しかしながら、調査回答者の実際の受診率を見ると、依然として「受診予定はない」あるいは「わからない」とする人は少なくなく(がん検診で約6割)、その理由として「新型コロナ(「新型コロナウイルス感染症」を「新型コロナ」と表記)感染リスク」や「からだの変調を感じない」、「健康状態に不安を感じない」といったものが多く挙げられている。一方で、医師調査の結果からは、「新型コロナの感染拡大への不安を理由に健康診断やがん検診などが控えられること」、「がんが進行した段階で病院に来る患者が増えること」を危惧している医師が多いこともわかった(それぞれ8割以上、6割以上)。さらに今回、生活者調査・医師調査の両方で、体調不良時における医療機関の受診控えが懸念される結果も出た。

 同調査結果では、「新型コロナ禍が、私たちの受診行動に影響を与え、結果として病気の進行にまで影響を及ぼしている可能性」が示された。健康診断やがん検診は、からだに不調を感じていない状態、健康状態に不安を感じない状態でこそ病気を早期発見するために重要な予防医療と位置付けられている。がん検診を受診した人の2~3割が「発見が遅れ手遅れになりたくないから」受診したと回答しており、検診の重要性を認識している人もいる。また、発見の遅れによる影響や、疾患の症状、科学的根拠に基づいた健診・検診の有効性についての情報を求める声もみられている。なんらかの症状を感じた際にそれが重要な疾患の初期症状である可能性があること、早期発見が治療の選択肢を広げる可能性があることも踏まえ、人生100年時代において、より多くの人に健康診断やがん検診を含めた適切な受診について改めて考えてもらうきっかけになれば幸いとしている。

 同社は2020年末に、健康診断やがん検診、また体調不良時の診療など、新型コロナ禍における適切な医療機関の受診のための情報提供サイト「今だから知っておきたいウィズ新型コロナ時代の医療受診」を開設した。同調査結果を踏まえ、今後も、がんをはじめとする病気の早期発見・早期治療の一助となる取り組みを実施していきたい考え。

[生活者調査概要]
調査期間:2021年調査は2021年11月12日(金)~2021年11月14日(日)、2020年調査は2020年10月23日(金)~2020年10月26日(月)
調査方法:インターネット調査。調査対象は、調査会社登録モニターのうち、全国の20代~70代の男女を対象に実施
有効回答数:2020年・2021年とも1万5000人(うち、2021年の内訳は男性:7404人、女性:7596人)※エリア別性年代別人口構成比での割り付け
※がん検診に関する回答対象者は検診対象に準ずる(胃がん・肺がん・大腸がん:40歳以上の男女)(子宮頸がん:20歳以上の女性)(乳がん:40歳以上の女性)
※構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため合計が100%にならない場合がある

[医師調査概要]
調査期間:2021年11月17日(水)~2021年11月19日(金)
調査方法:インターネット調査。調査対象は、医療サイトに登録するモニター(医師)のうち、がんの診断・治療を行っている医師
有効回答数:300人 ・病院に勤務する消化器外科医(40人)、呼吸器外科医(40人)、外科医(30人)、泌尿器科医(30人) ・病院・診療所に勤務する乳腺外科医(40人)、婦人科医(40人)、消化器内科医(40人)、呼吸器内科医(40人)

ジョンソン・エンド・ジョンソン=https://www.jnj.co.jp/


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