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第二回「胃の不調」に関する実態調査、心の不調に比例してコロナ禍で胃の不調を訴える人は45.8%、猛威を振るう"隠れ胃痛"に要注意

2021.11.05 18:26 更新

 生活者の“健康と暮らし”に関する情報を発信するポータルサイト「マイライフニュース」を運営するヒューマン・データ・ラボラトリは、昨年10月に実施した「胃の不調に関する実態調査」に続き、約1年経ったいま、コロナ禍における“胃の不調”の実情や変化を知るため、全国の男女2000名を対象にアンケート調査を行った(実施時期:9月6日~7日)。

 新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナウイルス)の拡大を受け、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が繰り返される中、今年に入って胃の不調を感じている人は45.8%となり、前回調査の41.3%を上回る結果となった。また、胃の不調を感じている人の約半数(49.7%)が、昨年よりも不調の程度が「重くなっている」ことがわかった。さらに、胃の不調を感じている人の75.8%が「ストレスを感じている」と回答しており、コロナ禍での心の不調の影響から胃痛が悪化している可能性が示唆された。胃の不調を「強く感じる人」の対処法としては、「胃薬を飲む」が最も多く、次いで「乳酸菌をとる」、「睡眠をとる」が挙げられた。

 今回のアンケート調査では、まず、今年に入って胃の不調を感じることがあるかを聞いたところ、45.8%の人が「胃の不調を感じている」と回答した。これは、前回調査の41.3%を上回る結果となり、長引くコロナ禍の中で胃の不調を感じている人が増加していることが明らかになった。男女別では、男性の41.7%に対して女性は49.8%と、前回同様に女性の方が胃の不調を感じる割合が高く、5割近くに達していた。年代別では、男性・女性ともに20代が最多となり、若年層で胃の不調を感じている傾向がわかった。

 胃の不調を感じていると回答した人に、昨年に比べて、胃の不調の程度は変化したかを聞いたところ、49.7%(「重い」9.1%+「やや重い」40.7%)と約半数の人が、昨年よりも不調の程度が重くなっていると回答した。男女別でみると、男性の方が女性よりも不調の程度が重く感じていることがわかった。年代別では、男性は50代、女性は40代で最多となった。

 胃の不調があることで、普段の生活にどの程度影響があるかを聞くと、「影響がある」との回答が56.4%(「影響がある」14.4%+「やや影響がある」42.0%)と過半数を占めた。男女別では、男性の54.6%に対して、女性は57.8%と、胃の不調が生活に及ぼす影響は女性の方がやや強い傾向にあった。

 コロナ禍における制限された生活が続く中で、現在どの程度ストレスを感じているのかを聞くと、胃の不調を感じている人では75.8%が「ストレスを感じている」(「感じている」32.7%+「やや感じている」43.1%)と回答していた。これに対して、胃の不調を感じていない人では、「ストレスを感じている」との回答は50.5%(「感じている」14.1%+「やや感じている」36.4%)となり、胃の不調を抱えている人ほどストレスを感じやすい傾向にあることが明らかになった。

 ストレスを感じる原因について聞いてみると、最も多く挙がったのは、やはり「新型コロナウイルス」で41.7%だった。次いで「将来・人生」(34.3%)、「家計・経済的なこと」(30.9%)、「仕事」(30.6%)、「自身の健康・病気」(26.5%)と続いた。さまざまな行動制限を強いられるコロナ禍での生活が、ストレスの大きな原になっており、心の問題が胃の不調をさらに悪化させている可能性が示唆された。

 コロナ禍で不安を感じたり、落ち込むことがあるかを聞いたところ、胃の不調を感じている人では、「ある」との回答が91.2%(「とてもある」28.5%+「ある」34.5% +「ややある」28.2% )に達していた。不安感や気持ちの落ち込みなどが、胃の不調にも影響を及ぼしていることがうかがえる結果となった。

 不安感を感じたり、落ち込む原因について聞くと、最も多かった回答が「将来・人生」で47.0%。次いで、「新型コロナウイルス」(39.5%)、「家計・経済的なこと」(37.3%)、「自身の健康・病気」(31.3%)の順となった。ストレスの原因で1位となった「新型コロナウイルス」は、ここでも2位に入り、特に胃の不調を感じている人の回答では、4割を超えていた。

 胃の不調が起きた時、どのように対処しているのかを聞くと、胃の不調を強く感じる人では、「胃薬を飲む」(65.2%)との回答が最も多く、2位以下は、「乳酸菌をとる」(29.6%)、「睡眠をとる」(28.9%)、「水を飲む」(27.4%)、「漢方を飲む」(22.2%)と続いた。この中でも、「乳酸菌をとる」は、胃の不調を感じている人全体の回答では4位であり、胃の不調を強く感じている人は、対処法として乳酸菌をとる傾向があることがわかった。

 では、胃の不調が起きないために、どのような予防対策をしているのか。胃の不調を防ぐ対策術TOP3は、1位「食べ過ぎない」(45.5%)、2位「十分な睡眠をとる」(31.0%)、3位「乳酸菌をとる」(29.4%)となった。前回調査で、胃の不調の際に食べたい食品の1位に「ヨーグルト」が選ばれており、胃の不調の予防対策として、「ヨーグルト」から乳酸菌をとっている人も多いのかもしれない。

 コロナ禍の中で、胃の不調により通院、検査を行ったかを聞いたところ、「通院を控えている」との回答が72.0%を占めた。その理由としては、「新型コロナウイルスの感染が怖いから」を挙げる人が約半数(48.9%)となった。前回の調査でも74.0%が「通院を控えている」と回答しており、長引くコロナ禍の影響で、依然として7割以上の人が胃の不調を感じながらも通院できていない実態が浮き彫りとなった。

 胃の不調により通院、検査をした人の直近の診断結果を、前回調査と比較したところ、「異常なし」の割合が昨年から大幅に減少する一方で、「がん」が5.2倍、「機能性ディスペプシア」と「胆石」が3.1倍、「逆流性食道炎」が2.4倍と急増していることがわかった。

[調査概要]
調査名:第二回「胃の不調実態調査」
調査時期:9月6日(月)~7日(火)
調査対象者:全国の20歳~60歳以上 男女2000名
(性別、年代(10歳刻み)、就業有無による均等割付)
調査手法:インターネット調査

マイライフニュース=http://www.mylifenews.net/


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