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矢野経済研究所、コンタクトレンズおよび関連製品市場に関する調査、コロナ禍による装用機会・頻度の減少で2020年の市場は大幅に縮小

2021.10.04 12:07 更新

 矢野経済研究所は、国内のコンタクトレンズおよびその関連製品市場について調査を実施した。その結果、コロナ禍によるコンタクトレンズの装用機会・頻度の減少で、2020年の市場は大幅に縮小した。2021年は復旧の方向に向かう見通しだという。

 2020年のコンタクトレンズ・コンタクトレンズ用剤・用品・点眼薬の国内市場規模は、2711億円(メーカー出荷額ベース)と推計する。コロナ禍による外出自粛や対人接触機会の減少に伴うコンタクトレンズの装用機会・頻度の減少により、前年から8.1%と大幅に縮小した。

 2020年はコロナ禍の影響を受け、コンタクトレンズ関連市場は全体で2711億円の規模に留まった。前年に比べ239億円、前年比8.1%のマイナスとなった。前年(2019年)が消費税増税に向けた駆け込み購買の影響もあり近年で最大の規模に市場拡大していたために、マイナスの落差が一層大きく感じられる。

 マイナスの要因としては、緊急事態宣言をはじめ感染防止のための政策的要請によって販売店の休業・時短・閉鎖が余儀なくされたことや、在宅勤務など外出や対人接触の機会が減少したことでコンタクトレンズ装用の機会・頻度が減少したことなどが重なり、需要縮小を招来したものといえよう。

 2021年においては、コロナ禍の終息は依然不透明な状況と思われるが、2020年のような社会活動の停止状況には陥らないとの観測から、市場は復旧の方向に向かう見通しである。また、この間、販売店に来店困難なユーザーへの対応など極力需要縮小に陥らないための工夫・活動が行われており、そうした対応力の向上も市場回復を支える助力になると期待されている。

[調査要綱]
調査期間:7月~9月
調査対象:コンタクトレンズメーカー、コンタクトレンズ用剤・用品メーカー、医薬品(点眼薬)メーカー
調査方法:同社専門研究員による直接面談、電話・e-mail等によるヒアリング調査および文献調査併用 [小売価格]36万3000円(税込)

矢野経済研究所=https://www.yano.co.jp/


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