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明治、40~60代女性の3人に1人が栄養摂取に必要な食事を抜く"食スキップ"の傾向に、「食スキップ傾向の女性が抱えがちなつらさを緩める5つのヒント」を公開

2021.09.27 18:59 更新

 明治は、長引くコロナ禍において、毎日の栄養摂取に必要な食事を抜いてしまう“食スキップ”が大人の女性の間で増えつつあることを受け、「食スキップ傾向の女性が抱えがちなつらさを緩める5つのヒント」(以下、5つのヒント)を作成し、9月15日から公開した。このヒントの策定には、管理栄養士でもあり、女性のライフスタイルと栄養に詳しい金城学院大学 生活環境学部 食環境栄養学科 教授の丸山智美先生を監修に迎えた。

 “食スキップ”とは、「毎日の栄養摂取に必要な食事を抜く」ことを指す。また、「極端に食事量を減らしてしまう」「お菓子などの間食を食事代わりにしてしまう」といった、食事を簡素にする行動も食スキップと近しい行動とのこと。食スキップが日常化してしまうと身体に必要な栄養が不足する「低栄養」となり、身体の不調や衰えの加速につながってしまう恐れもあるという。

 同社が全国の40~60代女性計1050名に行った調査では、長引くコロナ禍の影響で、3人に1人が“食スキップの傾向”にあることがわかった。「5つのヒント」を監修した丸山先生によると、「食スキップが習慣化してしまうと心身の疲労につながったり、一見健康そうに見えても、身体の中は栄養不足となっている『低栄養』のリスクがある」と指摘している。そこで今回、同社では丸山先生監修の元、食スキップのリスクにつながる可能性がある「日々の生活のつらさ」を緩めるヒントを集めた「食スキップ傾向の女性が抱えがちなつらさを緩める5つのヒント」をまとめることにした。このヒントが、食スキップの傾向にある女性たちを少しでも救う手助けになることを願っている。

 監修にあたり、丸山先生は、「女性はライフステージの中で40~60代の閉経前後の更年期から、何らかの体調の変化を感じるようになる。この時期には、子どもの独立、夫の定年、親の介護など、環境の変化が重なるこの体調の変化は主観的な感覚である不調の訴えを主体とすることが多い。わが国の男女雇用均等法は昭和60年に成立し、平成27年で30年が過ぎた。女性の社会進出が進み、就業率が年々増加している。社会では、女性を支える環境を整えるために法改正なども含めて、仕事だけでなく家事も子育ても介護も男女平等になりつつあるが、支援制度は完全とはいえない。さらにわが国には、男性や女性らしさという通念が存在し、無意識に自分を犠牲にしている女性は多い」と、更年期の女性はさまざまな問題を抱えているのだと訴える。

 「女性が仕事・子育て・家事・介護などの大部分を受け持つことで余裕がなくなり食事を抜きがちになってしまうと、栄養バランスが崩れ、さらに心身の疲れを増幅させるという悪循環に陥る可能性がある」と、食スキップが栄養バランスを崩し、心身の疲れを増幅させてしまうとのこと。「冷たいものの『飲みすぎ』『食べすぎ』により胃腸に不調をきたしたり、外気と室内の温度差や冷えた室内に長時間いることによって自律神経の乱れが起こり、内臓の働きが落ちることで、食生活も乱れがちになり栄養バランスを崩す可能性もある。夏の暑さによる不調を早めに調整し、快適に秋をすごしてほしい」と、夏の不調を秋まで引きずらないことが大切であるとアドバイスしてくれた。「今回制作した『5つのヒント』が、日々の中で頑張る自分に『少しだけ』ラクをさせて、食スキップによるリスクを低減し、前向きに生活を楽しむヒントになればと思っている。食スキップのリスクを避け、これからも自分らしい人生を歩んでいけるよう、『今』を見直してみてほしい」と、「5つのヒント」を参考に食生活の改善に取り組んでほしいと話していた。

 「5つのヒント」では、食スキップのリスクにつながる可能性がある「日々の生活のつらさ」を緩めるヒントを集めた5つの考え方を丸山教授と考案したという。食スキップの傾向にある人の気持ちに寄り添い、日々の生活をラクに過ごす5つのヒントとして、(1)「つらいときの家事はラフでいい」(完璧に家事をやろうとしなくていい)、(2)「掃除が運動でいい」(本格的なスポーツじゃなく、掃除を運動としてもいい)、(3)「もっと好きな時間を持っていい」(自分だけの好きな時間をもっと持ってもいい)、(4)「食事は自由でいい」(毎日作らなきゃという気持ちは持たなくていい)、(5)「栄養補助食品などに頼っていい」(思うように食べられない時は、栄養補助食品などに頼ってもいい)--ことをわかりやすいイラスト付きで提案している。

 それでは、「5つのヒント」を作成するきっかけとなった調査結果について詳しく紹介しよう。まず、40~60代の女性の食事環境について調査をしたところ、この長引くコロナ禍において約3人に1人の33.0%が、「食事を抜くことが増えた」「食事の量が極端に減った」「おやつなどの間食で済ませることが増えた」のいずれか1つ以上に当てはまると答えた。この人々を“食スキップの傾向にある”とした。

 食スキップ傾向のある女性の生活習慣について見てみると、64.5%の人が若い頃に比べて「家事をするのが面倒」とも感じていた。面倒だと感じてしまう気持ちをケアすることが、食スキップのリスクを防ぐ糸口になる可能性もある。

 続いて、運動について見てみると、コロナ禍において、食スキップ傾向の人の86.5%が、運動時間や回数、買い物を含む体を動かす機会が減るなど、「運動量が減った」と回答していた。

 また、食スキップ傾向があり運動量が減った人のうち、80.0%が「20~30代に比べて、疲れやすくなった」、73.3%が「コロナ禍でストレスが増えた」と回答しており、運動量の減少が疲労やストレスの増加に影響を及ぼしている可能性が高いことがうかがえる。

 コロナ禍で思うように運動ができない場合は、日常生活の中での動作に運動機会を見つけることもよいと思われる。

 食スキップ傾向のある女性のストレスについては、コロナ禍において70.3%が「ストレス解消の場が減った」と回答した。外出機会が減りうまく息抜きができていない人は、家の中でひと息つく時間を意識的につくることも大切とのこと。

 食スキップ傾向のある女性の生活習慣について見てみると、80.2%の人が若い頃に比べて「食事を作るのが面倒」という気持ちを抱えているようだ。「毎日食事を作らないと」というプレッシャーを抱えず、料理をしない選択をするのもいいかもしれない。

 夏の暑さには、食欲に関するリスクがあると丸山教授は注意を促している。そこで、夏に気温が高くなったときに感じる変化についてみてみると、「食事量が極端に減る」「食事を抜いてしまう」「栄養バランスが崩れる」「1日ほとんど食事をしない日がある」「冷たいものばかり食べる」「食事が簡素になる」「麺類ばかり食べている」など夏の時期に食事の量や質にマイナスの傾向があると感じる人は全体の55.3%にのぼった。

 夏の暑さで食事の量や質が低下したまま習慣化し秋まで引きずらないよう、食事と栄養の面には一層、気を配ったほうがよさそうだ。思うように食事が摂れない時には、5つ目のヒント「栄養補助食品などに頼っていい」を実践し、手軽に効率よく栄養を摂ることができる食品や飲料などもうまく活用してみては。

[調査概要]
調査期間:2021年5月28日(金)~31日(月)
調査対象:全国の40~60代の女性 各年代350名
有効回答数:計1050名
調査方法:インターネット調査(実査委託先:ネオマーケティング)

明治=https://www.meiji.co.jp/


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