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マルコ、「女性活躍」に関する調査、女性活躍が「進んでいる」との回答は4割にとどまる結果に、今よりも高い役職に就きたい人は男性46.3%に対し女性は34.3%

2021.08.24 19:57 更新

 MRKホールディングスのグループ会社で体型補整用婦人下着を販売するマルコは、同社グループが「日経 WOMAN2021年6月号」において「女性が活躍する会社 BEST100」に選出されたことを受け、6月16日~6月17日に「女性活躍」に関する調査(全国20歳~59歳の会社員 男女800名を対象)を実施し、その結果を発表した。

 今回の調査から、キャリアに対する考え方が性別や年代により様々な差があることが明らかになった。「給与を上げたい」、「スキルを活かしたい」などの想いは強いようだが、「今よりも高い役職に就きたい」と思う女性は少ないようだ。今よりも高い役職に就きたいと思わない理由として20代、30代女性は「責任の重さ」や「ストレスの多さ」を危惧しており、40代、50代になると「向いていない」という回答がランクアップしていた。現在の役職でも、課長クラス以上と回答した女性は4.5%となっている。女性活躍の政策の一環として「指導的地位に占める女性の割合を30%程度に上昇させる」と掲げているが、まだまだ目標は遠いことが浮き彫りとなった。

 マルコでは、全体に占める女性管理職の割合が73%(執行役員4名)と多数の女性管理職者が活躍している。今後も内外共に女性の生き方をサポートする企業として、自信と誇り輝く生き方そのものを応援していく考え。

 それでは、調査結果を詳しく見ていこう。まずは、キャリアに対する考え方についてあてはまるものを聞くと、「給与を上げたい」と思う人が最も多く計86.1%、次いで「スキルを活かしたい」計77.4%、「社会に貢献したい」計61.4%と続く結果となった。

 「給与を上げたい」という項目を性年代で比較すると、女性30代が最も多く給料を上げたいと「思う」と回答しており、計93.0%となっている。年代で比較をすると20代は他年代より少ない結果となっているが、どの年代も8割を超える結果となった。

 次いで、「スキルを活かしたい」という項目を性年代で比較してみた。その結果、「給与を上げたい」という項目に比べて性年代で大きな差がない結果となった。性別、年代問わずスキルを活かしたいと思っている人が多いようだ。

 「社会に貢献したい」という項目では女性40代、男性30代が計58.0%と少ない結果となっている。また、子どもの有無で比較をすると、子どもの将来を考えてか、子どもがいるほうが社会貢献したいと思う人が多い結果となった。

 最も「思う」と回答した人が少なかった「今よりも高い役職に就きたい」について、性年代別に見てみると、性別のみならず性年代で大きな差が出る結果となった。女性よりも男性のほうが多く、年代を重ねるごとに少なくなっていることがわかった。特に、男性の20代30代は高い役職に就きたいという回答が多く、女性の40代50代は少ない結果となった。

 高い役職に就きたいと思わないと回答した478名にその理由を聞いたところ、最も多い回答は「ストレスが多そうだから」56.7%。次いで「責任が重くなるから」45.4%、「向いていないと思うから」42.3%と続く結果となった。性別で比較をすると、女性のほうが各項目で回答した人が多い結果となっているが、順位には変動はなかった。

 今よりも高い役職に就きたいと思わない理由を性年代で比較した。その結果、様々な差が明らかになった。20代は高い役職に対し、「責任の重さ」を感じているようだ。30代、40代は「ストレスの多さ」を危惧していることがわかる。50代は「ストレスの多さ」に加え、「向いていない」と感じている人が多い結果となった。

 では、現在の役職はどうなのか。今回の調査は役員、経営者を除いた調査となってはいるが、課長クラス以上と回答した人は12.1%となった。性別で比較をすると、男性は19.8%、女性は4.5%となっている。女性活躍の政策の一環として「指導的地位に占める女性の割合を30%程度に上昇させる」と掲げているが、目標はまだ遠そうだ。

 自身が勤めている企業は女性活躍が進んでいるかを聞くと、「進んでいる」と回答したのは全体では計44.9%と半数に満たない結果となった。性年代別に見ると、20代の女性は計53.0%が「進んでいる」と回答している。一方で、女性40代は37.0%と他年代より低い結果となった。女性活躍が進んでいるか否かは、性別や年代などで感じ方が違うのかもしれない。

 女性活躍が進んでいないと思うと回答した人に理由を聞いた。その結果、やはり、「管理職の女性が少ないから」と回答した人が多い結果となっている。20代30代は女性社員の少なさを感じており、40代50代の男性は活躍の場を、女性は給与格差を感じていることがわかった。

 MRKグループは、年齢や性別などに関わらず、能力・実績に応じた人事制度の運用に努めているとのこと。できる限り、社員の能力や資質・成果が可視化された基準で定量的に評価できるようにし、これをダイレクトに処遇に活かすとともに、昇格昇進などの人事処遇に偏りがでないようにしている。また、同社グループでは、「自己の成長に責任と関心を持ち、組織の中でも責任を果たせる」こと、といった自主性や協調性を重要視しており、また一方で 「専門的な領域での強みの発揮」といった個性も尊重し、高く評価している。

 特に、同社グループのマルコにおいては、現時点で女性管理職者は89名(執行役員4名)、全体に占める女性管理職の割合は73%と、多数の女性管理職者が活躍している。今回の調査において、「役職に就くことに対するストレスや責任の重さ」を心配している人も多いようだが、同社グループでは役職位に見合った報酬水準の実現や、役職者がなすべきことを可視化し、人事評価制度とも連動した目標管理(PDCA)を明確にさせることにより、立ち位置不明な状況を作らないといった仕組みや、メンタルサポートなど、組織的なバックアップも実施しているという。

 また、個人それぞれの事情に応じたライフスタイルにともなう働き方の提案(パート or 社員 or 業務委託など)や、法定以上の時間短縮措置や時差出勤の適用の他、充実した福利厚生サービスも提供している。特に、育児や介護への配慮には意識を強め、これらをサポートできる職場環境作りにも注力している。

 今後もMRKグループでは、積極的に女性を管理職に登用していく考え。

 なお、マルコでは、マルコ・社歌のタイトル「TOGETHER」を象徴するように社員間の徹底した協力意識(TOGETHER精神)と、唯一無二の自社商品やサービスへの愛着、社員同士の強い信頼関係や絆に満ちた帰属意識が存在するとのこと。また、業務目標のマンネリ化を防ぐインセンティブ施策に加え、社員の努力(成績)を表彰する機会や、顧客の成果(プロポーション)を発表するイベント(MCSA)があり、女性社員が常に高いモチベーションで業務に取り組む姿勢が特徴となっている。

[調査概要]
調査方法:WEBアンケート方式で実施
調査対象:全国の会社員・団体職員(正社員)、会社員・団体職員(派遣・契約社員)20歳から59歳を対象に実施
有効回答数:800名(性年代で各100名ずつ均等割付)
調査実施日:6月16日(水)~6月17日(木)

MRKホールディングス=https://www.mrkholdings.co.jp/
マルコ=https://www.maruko.com/


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