データ・リポート

TPCマーケティングリサーチ、生活習慣病関連商品市場について調査、2019年度は前年度比18.4%増の3903.5億円に

2021.03.28 13:42 更新

 TPCマーケティングリサーチは、生活習慣病関連商品市場について調査を実施した。その結果、2019年度の生活習慣病関連商品市場は、前年度比18.4%増の3903.5億円となった。

 2019年度の生活習慣病関連商品の市場規模は、前年度比18.4%増の3903.5億円となった。同市場は、生活習慣病患者や予備軍の増加、生活習慣病対策への意識の高まりに伴い、右肩上がりに拡大している。特に近年は、機能性表示食品が市場成長をけん引しており、同規格が市場全体に占める割合は、5割近くまで上昇している。

 ヘルスクレーム別にみると、「体脂肪の低減」や「尿酸値の低減」が好調に推移している。2019年度の伸長率は「体脂肪の低減」が146.9%、「尿酸値の改善」が143.9%となった。同年度は有力ブランドの機能性表示食品化、機能性表示食品の商品の広がり、主要企業による積極的なプロモーション展開が奏功し、新規需要の開拓につながっている。

 2019年度の分野別構成をみると、飲料が構成比61.2%の2388億円で最も大きい。以下、健康食品が同27.6%の1077.4億円、嗜好品が同7.9%の310億円、加工食品が同1.7%の65.8億円などと続いている。

 飲料分野では、飲料メーカー各社が自社の主力ブランドにおいて、トクホや機能性表示食品を展開している。近年は機能性表示食品の台頭によって、一部のトクホブランドでは苦戦を強いられるケースがみられるなど、競争は年々厳しさを増している。

 2019年度は、市場全体の6割を占める茶系飲料が前年度比40%増以上と大きく伸長した。加えて、ノンアルコール系飲料や酢系飲料も 2 桁増と好調に推移し、市場拡大に貢献した。健康食品分野をみると、サプリメントのシェアが大きく、構成比70.5%となっている。2019年度はサプリメントや粉末飲料が2桁増となり、栄養補助ドリンクの落ち込みをカバーした。栄養補助ドリンクはコロナ禍による飲み会の減少などを受けて、「肝機能の維持」を訴求した商品の売上が減少している。嗜好品分野では、「トリプルヨーグルト」(森永乳業)、「明治プロビオヨーグルト PA-3」(明治)が市場成長に大きく寄与した。機能性ヨーグルト市場の競争が激化するなか、「トリプルヨーグルト」は“ヨーグルト初の 3 つの機能性”、「明治プロビオヨーグルト PA-3」は“乳酸菌による尿酸値の上昇抑制”という独自機能を訴求することで、新たな市場を創出している。

[調査要覧]
調査対象:同資料では生活習慣病関連の7つのヘルスクレームに該当する商品を調査対象としている。具体的には、脂肪と糖の吸収抑制、体脂肪の低減、中性脂肪の低減、血圧調節、コレステロール値の改善、肝機能の維持、尿酸値の改善の7ヘルスクレームである。また、分野別では健康食品、飲料、嗜好品、加工食品、調味料、その他食品の6分野を対象としている。
調査期間:2020年11月~2021年3月
[発刊日]3月22日(月)
[小売価格]10万8900円(税込)

TPCマーケティングリサーチ=https://www.tpc-cop.co.jp/


このページの先頭へ