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ヤマハ、コミュニケーションロボット「Charlie」開発に向けた調査、20~30代女性の8割以上がストレスや悩みを完全に吐き出せていない、コミュニケーションロボットには半数近くが関心あり

2021.01.07 16:00 更新

 ヤマハは、昨年10月にプロトタイプを発表した世界初となる、言葉をメロディにのせて会話するコミュニケーションロボット「Charlie(チャーリー)」の開発にあたり、一人暮らしをする働く20~30代の女性に行った調査結果を発表した。今回の調査結果から、「Charlie」のターゲットである20~30代の女性の8割以上がストレスや悩みを完全には吐き出せておらず、約7割の人が家族・友人・同僚等の身近な人に相談する反面、3割近い人が家族や友人、同僚以外にストレスや悩みを吐き出したいと考えていることが浮き彫りとなった。

 調査ではまず、20~30代女性に「ストレスや悩みを感じた時、誰かに話したり、吐き出せているか」と聞いたところ、84%が完全には話せていない、吐き出せていないと感じていることがわかった。

 また、ストレスや悩みの内容について聞いてみると、「仕事内容に関すること」(60.5%)、「職場での人間関係に関すること」(53.0%)、「お金に関すること」(51.0%)が半数以上を集め、仕事に関することを中心にストレスや悩みを抱えていることが明らかとなった。

 ストレスや悩みを相談したい相手についてたずねると、73.0%が家族・友人・同僚等に相談したいと答えたが、27.0%はそれ以外の人に話したいと答え、自分のことを知ってくれている人以外への相談を求める人も一定数いることが浮き彫りになった。

 ストレスや悩みを相談する相手に求めることは、「問題点を整理してくれる」(17.5%)や「アドバイスをしてくれる」(19.0%)などの問題解決型のアクションよりも、「共感してくれる」(59.0%)など、気持ちに寄り添ってくれることに期待をしている人が多いようだ。

 また、日ごろ感じているストレスや悩みの内容の多くは、仕事や職場での人間関係、お金に関することなど、人には話しにくい内容で、さらに日ごろの会話の内容の多くは「仕事・業務に関すること」が占めており、仕事のある日はプライベートな話をする機会が少ないことがうかがえる。

 そんな20~30代の女性がストレス・悩みを解消するためにしていることは、睡眠に次いで音楽鑑賞が多いことが明らかになった。

 音楽を聴きたいと思うときは、「リラックスしたい時」(57.0%)、「気分を盛り上げたい時」(52.5%)が上位となり、心を落ち着かせたり、高揚させたい時に音楽を聴きたいと思う傾向がわかった。

 悩みを聞いて、話し相手になってくれるコミュニケーションロボットへの興味・関心を聞いてみると、半数近い人(47.5%)が試してみたいと答え、「寂しい時」や「辛いことがあった時」に話しかけてみたいという結果が出た。

 今回の調査結果から、働く20~30代女性が抱える悩みやストレスは完全には吐き出せておらず、共感してもらうことで解消できる可能性があることがわかった。この結果を踏まえ、「Charlie」はユーザーがリラックスできるように、歌で気軽にコミュニケーションができる“うたロボ”として現在、開発を進めている。

 ヤマハでは、「Charlie」の今春の発売を目指し、昨年12月には、抽選で選ばれた約30名による1ヵ月程度の製品の1次モニターを実施した。想定以上の応募があったことを受け、新たに1月6日から2次モニターの募集を開始している。募集期間は1月24日まで。モニター期間は2月13日から3月7日までとなる。

 「Charlie」は、歌でユーザーとコミュニケーションをとる“うたロボ”。同社が持つボーカロイド技術や自動作曲技術等を活用し、ユーザーが話しかけると、ミュージカルのように「おはよう」や「ありがとう」等の言葉はもちろん、普段の相談事や雑談などもメロディにのせて返答する。歌で返答することによって、ユーザーの気持ちをリラックスさせ、心を緩めるようなコミュニケーションができるのが特徴となっている。こうしたコミュニケーションを通して、日常生活の中での「聴く」「演奏する」以外の「音楽との新しい関わり方」を提供する。

 「Charlie」には性格があり、ユーザーの問いかけに素直に答えるだけでなく、時には前向きにユーモアを交えたりしながら、自らの意思を持って返答する。また、人が近づくと、「Charlie」から自発的に話しかけることもあるという。「Charlie」が発する言葉の内容と、約30種の音楽ジャンルに基づいた曲調は連動しており、例えば明るく楽しい雰囲気の会話ではアップテンポのポップス、のんびりとした会話ではスローテンポのボサノバ調など、言葉と曲調で「Charlie」の感情を表現するとのこと。

[調査概要]
対象:東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県に住む一人暮らしをする働く20~30代の女性200名(20~24歳、25~29歳、30~34歳、35~39歳各50名)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年3月25日(水)~3月30日(月)

ヤマハ=https://www.yamaha.com/ja/
Charlieオフィシャルサイト=https://charlie.yamaha.com/
Charlieモニター応募サイト=https://charlie.yamaha.com/monitor.html


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