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料理王国、「免疫力」と「魚食」に関する意識調査、免疫力対策として魚に含まれる栄養素「DHA・EPA」に注目、昨年から風邪・発熱回数が減少した人は「DHA・EPA」の摂取率も高い傾向に

2020.12.21 16:41 更新

 食の情報誌「料理王国」は、今冬の「新型コロナウイルス」および「インフルエンザウイルス」流行懸念にともない、20~70代男女を対象に「免疫力」と「魚食」に関する意識調査を実施した。「料理王国」では、食文化という切り口でグルメを見つめ、日々取材や調査を行っている。今冬は「食がもたらす免疫力」に注目し、特に「青魚」の食習慣について調査を行った。さらに、専門家の意見もヒアリングした結果、「青魚」の成分DHA・EPAが免疫サポート成分として注目されていることがわかった。

 今冬はインフルエンザウイルスに加え、新型コロナウイルスの流行も懸念される中、同時流行を心配しているかを聞くと、心配している人の割合は58.7%と6割弱存在していた。新型コロナウイルス感染症の流行により、健康への意識の高まりが見られ、具体的に健康のための行動をしている人は42.1%、昨年と比較すると風邪や発熱する回数が減ったと回答する人は36.6%と、新型コロナウイルス対策の広がりにより、健康に対する意識が高まっているとともに実際に健康的な生活を送っている人が増加していると推測される。

 昨年と比較し「免疫力アップ」への意識が高まった割合は53.1%。その中でも積極的に免疫力を高める行動をしている人は22.8%、「免疫力アップ」への意識は高まっているが、具体的な行動ができていない人は30.3%となった。

 「免疫力アップ」に向けて摂取したい食材では、1位「乳製品」、2位「大豆製品」、3位「緑黄色野菜」など健康にいいといわれる食材の常連があがる中、「青魚」も23.2%と上位に入った。「免疫力アップ」対策ができている/いないで比較しても、対策ができている人の方が「青魚」摂取意欲が高く、対策ができていない人との差異は13.3ポイントだった。

 また、「免疫力アップ」に役立つと思う成分でも、4位に「青魚」で摂取できる「DHA・EPA」(24.6%)があがるなど、今冬の「免疫力アップ」において「青魚」 「DHA・EPA」への注目度がうかがえる。

 普段、魚と肉をどのくらい摂取しているかでは、肉食派の方が多く、魚食派は13.7%と1割程度。特に70代では魚食派が多く25.3%となった。魚食派と肉食派を比較したところ、「免疫力アップ」への意識は、魚食派の方が高く、具体的な行動をしている割合も33.3%と、肉食派の18.6%と比べて高い傾向。

 また、食生活についても「免疫力アップ」の対策ができている割合は、肉食派が43.5%と4割強であるのに対し、魚食派は6割弱(57.7%)と高かった。

 昨年と比べ風邪・発熱回数が変化した・しないで傾向を見たところ、風邪・発熱回数が大幅に減った人は、そうでない人と比べ、食生活において「魚を食べるようにしている」(25.3%)割合が高く、また、「青魚」で摂取できる「DHA・EPA」を積極的に摂取している割合も32.3%と高い傾向がみられた。

 今回の調査結果を受けて、サントリーウエルネス サントリー健康科学研究所の佐々木秀幸研究員は、「人の機能を調節するといわれている多くの成分の中で、重要な位置に存在するのが『DHA・EPA』で、世界で信頼されている成分でもある。『DHA・EPA』は魚の油に含まれ、血栓をできにくくしたり、コレステロール値や血圧の上昇をおさえる作用があるほか、免疫にとっても重要な栄養素となる。『DHA・EPA』は、免疫が働く際の、過剰な炎症応答を抑制し、正常な免疫機能を保つといわれている」と、免疫機能における「DHA・EPA」の重要性を指摘。「今冬は、特に『免疫』を高めることへの意識が高まる中、ウイルスなどから体を守る免疫力を十分に発揮するため、『DHA・EPA』の摂取を習慣化することが大切。『DHA・EPA』は酸化しやすいため、脂溶性の抗酸化作用を持つ成分と一緒に摂取すると、『DHA・EPA』の酸化防止が期待できる」と、「DHA・EPA」を継続して摂取することを推奨していた。

 また、管理栄養士の堀知佐子先生は、「『乳製品』や『大豆製品』など、食生活でも免疫力アップのために意識して特定の免疫に良いといわれる栄養や成分を摂取することを心がけている人は多いと思われるが、1つのものだけではなく、栄養もバランスを意識することが大切。免疫力対策では、今冬は『青魚』がおすすめ。マグロ、さば、さんまなどの『青魚』は 『DHA・EPA』を摂取できるとともに、免疫力で注目が集まる『ビタミンD』も含まれているので、ぜひ温かい料理で摂取するよう意識してみてほしい。最近簡単かつ美味しく食べられると人気の缶詰の中でも、特にツナ、サバ、オイルサーディン缶を使って『DHA・EPA』を摂取するのもおすすめ」と、普段の食生活の中で「DHA・EPA」を摂取するポイントを教えてくれた。

[調査概要]
調査対象:20~70代男女900名
調査地域:主要都市圏 関東(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)、関西(京都府・大阪府・兵庫県)、北海道、宮城県、愛知県、福岡県
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年10月

料理王国=https://cuisine-kingdom.com/


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