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富士経済、たんぱく補給食品の国内市場調査、2020年市場見込はプロテインパウダー19年比17.0%増の680億円に

2020.10.26 17:47 更新

 総合マーケティングビジネスの富士経済は、たんぱく質摂取の重要性が理解されたことやローカーボ(低炭水化物食)の普及、体を鍛える人が増えたことで需要が増加しているたんぱく補給食品の国内市場を調査した。その結果を「たんぱく補給食品市場 2020 プロテインブームにより拡大続く市場とチャネルの課題」にまとめた。トピックスとして、2020年市場見込(2019年比)では、コロナ太り解消のため自宅でトレーニングをする人が増え、需要が増加したプロテインパウダーが680億円(17.0%増)に達するものとみられる。

 この調査では、たんぱく補給食品としてサプリメント3品目、加工食品2品目、飲料・デザート3品目、菓子・シリアル2品目、その他2品目の5カテゴリー12品目の市場について現状を調査し、将来を予想した。

 プロテインパウダーの2020年の市場は、680億円(2019年比17.0%増)と見込まれる。東京五輪の延期や新型コロナウイルス感染症の流行による消費低迷で市場への打撃が懸念されたが、コロナ太り・運動不足解消のため自宅でトレーニングをする人が増えたことから需要が高まっており、前年以上の伸び率で拡大するとみられる。また、テレビ番組でプロテインが取り上げられたことも寄与している。

 スポーツ用途型は、2000年代半ばまでごく一部のトップアスリートの利用に限られていたが、2008年頃からライトユーザーにも広がった。2015年以降はたんぱく質摂取の重要性が理解されたことやローカーボの普及、体を鍛える人が増えたことなどから好調で、市場は二桁の成長を続けている。

 栄養補給型は、ネットワーク販売企業を中心に展開されている。スポーツ用途型よりも割高である点やネットワーク販売企業の顧客離れによって一時苦戦していたが、近年はプロテインブームの影響により好調である。

 たんぱく補給食品市場の2020年の市場は、1727億円(2019年比11.8%増)と見込まれる。新型コロナウイルス感染症の流行が懸念されたが、コロナ太り・運動不足解消の目的やテレビ番組のプロテイン特集で各種たんぱく補給食品が取り上げられたことで需要は増加している。また、新商品の開発・発売が相次いでいることや、近年、新たに参入した企業の大幅な実績増加により市場は拡大している。今後は、新規参入の増加や、引き続き新商品が発売されることから市場のさらなる拡大が予想される。

[調査方法]富士経済専門調査員による参入企業および関連企業・団体などへのヒアリングおよび関連文献調査、社内データベースを併用
[調査期間]7月~9月
[小売価格]
PDF版:30万円
ネットワークパッケージ版:45万円
(すべて税別)

富士経済=https://www.fuji-keizai.co.jp/


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