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矢野経済研究所、スポーツシューズ国内市場の調査、2019年は数量ベースで前年比102.8%・金額ベースで同101.7%とともにプラス成長

2020.10.07 18:43 更新

 矢野経済研究所は、2020年のスポーツシューズ国内市場を調査し、製品セグメント別の動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした。その結果、2019年のスポーツシューズ国内市場規模は数量ベースで前年比102.8%、金額ベースで同101.7%、ともにプラス成長した。新型コロナウイルスの影響で2020年はマイナス成長を予測するが、東京オリンピック・パラリンピックが開催されれば2021年は需要の回復が見込まれる。

 2019年のスポーツシューズ国内市場規模(メーカー出荷ベース)は、数量ベースで前年比102.8%の1億801万足、金額ベースで同101.7%の4283億2000万円となった。

 とくに金額規模で4割近いシェアを占める多目的シューズ(カジュアルスニーカー)は、2019年の市場規模が数量ベースで前年比105.7%の4012万足、金額ベースで同105.1%の1665億3000万円と最も成長を遂げた。街着として、スポーツブランドのウェア・シューズをコーディネートに組み込むアスレジャースタイルの流行などが背景として挙げられる。

 ランニングシューズ市場では、市民ランナーのパフォーマンスアップを目的としたトレーニングシューズ「スマートシューズ」の競争が激化する見込みである。

 スマートシューズとは、シューズにセンサーを内蔵してあらゆる走行データを取得し、ランニングフォームなどを分析してランニング中の欠点を見出し、課題解決につなげるというものである。

 取得するデータや診断する項目はスポーツシューズメーカーによって異なるが、パフォーマンスアップを目的としている点はすべてに共通する。既にアンダーアーマーをはじめとした一部のスポーツブランドが市場投入しているほか、スマートフォンアプリケーションと連動させられるセンサーキットを複数のベンチャー企業が製品化している。多くのメーカーがこのスマートシューズを成長戦略に位置付けており、今後は競争が熾烈になると推察する。

矢野経済研究所=https://www.yano.co.jp/


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