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TPCマーケティングリサーチ、潰瘍性大腸炎の患者についての調査、初めて症状が出てから潰瘍性大腸炎と診断されるまで「1ヵ月~3ヵ月未満」が27.7%で最多

2020.09.18 18:06 更新

 TPCマーケティングリサーチは、潰瘍性大腸炎の治療で医療機関を受診している493人を対象に、医療機関を受診するまでの症状や受診を決意した症状、活動期および寛解期における薬物治療の実態・評価(満足度)、生物学的製剤・ゼルヤンツの使用実態と今後の使用意向、新しい治療薬(飲み薬、皮下注射薬、点滴静注薬)に対するニーズなどを探るためアンケート調査を実施、その結果を発表した。その結果、初めて症状が出てから潰瘍性大腸炎と診断されるまでの期間では、「1ヵ月~3ヵ月未満」が27.7%で最多となった。

 初めて症状が出てから潰瘍性大腸炎と診断されるまでの期間では、「1ヵ月~3ヵ月未満」が27.7%で最多となった。以下、「1ヵ月未満」(23.4%)、「3ヵ月~6ヵ月未満」(17.0%)、「6ヵ月~1年未満」(11.3%)、「2年以上」(10.0%)、「1年~2年未満」(5.7%)で続く。すなわち、5割以上(51.1%)の人が、症状が出てから“3ヵ月未満”で潰瘍性大腸炎と診断されている。

 男女別にみると、症状が出てから“3ヵ月未満”で診断された人の割合は、男性が49.0%、女性が54.3%となった。また、年代別にみると、症状が出てから「1か月未満」で診断された人の割合は、20代・30代と40代が17.8%。一方、60代以上では35.8%とほぼ倍の割合となっている。

 現在主に受診している医療機関をみると、493人全体では「一般・総合病院」が41.6%で最も多い。次いで、「胃腸(消化器)専門の診療所(医院)・クリニック」が23.5%、「一般の診療所(医院)・クリニック」が15.8%で続き、これら医療機関でおよそ8 を占める。以下、「大学病院」が15.0%、「胃腸(消化器)専門の病院」が3.9%で続く。現在“胃腸(消化器)専門の医療機関”に受診している人は、全体の3割弱(27.4%)となり、最初に受診した医療機関に比べて 5.5ポイント高い。

 現在“胃腸(消化器)専門の医療機関”に受診している人の割合は、男女別では男性が28.4%、女性が25.8%となった。年代別では、20代・30代が31.9%、40代が28.7%、50代が27.2%、60代以上が22.6%となり、年代が低いほど、受診している人の割合が高くなっている。

 現在行っている活動期における薬物療法をみると、「飲み薬」が全体の95.5%にあたる 471 人となった。以下、「座薬・注腸薬」が51.9%(256人)、「注射薬(点滴静注薬/皮下注射薬)」が17.4%(86人)となっている。このうち、「座薬・注腸薬」を回答した人の割合を年代別にみると、20代・30代が57.1%、40代が55.9%、50代が51.7%、60代が43.5%となり、年代が上がるにつれて低下している。一方、「注射薬」を回答した人は、20代・30代が16.5%、40代が14.7%、50代が17.9%、60代が20.9%となり、いずれも1~2割程度の人が使用している。

 潰瘍性大腸炎の治療薬の服用経験について、これまで(現在を含め)服用したことがある飲み薬を種類別にみると、493人全体では、「5-ASA 製剤」が97.6%で最も多かった。以下、「ステロイド剤」が33.1%、「免疫抑制剤」が20.1%、「漢方薬」が7.1%、「整腸剤」が3.0%、「JAK 阻害剤」が1.8%となっている。

[調査要覧]
調査対象:潰瘍性大腸炎の治療で医療機関を受診・服薬している20歳以上の男女
サンプル数:493
調査方法:WEBによるアンケート調査
調査エリア:全国
調査期間:8月
資料名:「患者調査シリーズ No.77 潰瘍性大腸炎の患者調査」
―生物学的製剤・ゼルヤンツの使用実態と今後の使用意向、新薬の受容性とニーズを探る―
発刊日:9月11日(金)
頒価:54万円(税別)

TPCマーケティングリサーチ=https://tpc-cop.co.jp/


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