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ピジョン、哺乳びん「母乳実感」を11年ぶりにリニューアル、新開発のシリコーン素材で赤ちゃんがより自然に飲める乳首を実現

2022.02.07 12:42 更新

 ピジョンは、日本国内シェアNo.1(ピジョン調べ(2021年インテージ POS 全国ベビーショップ・ドラッグストア合算拡大推計値による))の哺乳びん「母乳実感」を11年ぶりにリニューアルし、その3代目にあたる新商品を、2月14日から全国のベビー用品専門店・ドラッグストア、オンラインストアで販売を開始する。この発売に先立ち、2月3日に行われた新商品発表会では、今回リニューアルを実施した背景や、新商品のリニューアルポイント、開発秘話等について説明した。

 「現在の『母乳実感』は、2010年から販売している2代目商品で、2020年までの11年間で約1億4000万本、乳首単体では約2億9000万個を世界中で販売してきた。この11年間でピジョン哺乳びんカテゴリーの売上は13倍になり、国内の哺乳びん売上シェアNo.1を獲得している。さらに、ピジョン全体の世界における2020年哺乳びんグローバルシェアもNo.1(Global Baby Bottles. Market 2021 by Manufactures, Region, Type and Application, Forecast to 2026.Global Info Research.)となっている」と、ピジョンの倉知康典取締役常務執行役員が挨拶。

 「当社では、よりよい哺乳びんを目指すべく、11年間で地道な哺乳研究を積み重ねてきた。そして、その研究成果として、乳首専用の新たなシリコーン素材の開発にチャレンジした。また、顧客の行動変容や悩み事を観察した結果、今抱える課題を解決できるベストなソリューションが提供できると確信し、『母乳実感』のリニューアルを決断した」と、11年ぶりにリニューアルを実施した経緯を語る。「日々発達する赤ちゃんの哺乳にこだわり、家族が願う授乳の姿を実現する世界一の哺乳びんを目指して開発に取り組んだ。すべての赤ちゃんがありのままに輝ける社会に向けて、今回の新商品と共に、さらに広く活動を展開していく」と、同社のブランドプロミス「赤ちゃん一人ひとりが生まれ持った輝きを育む」を具現化する商品が完成したと目を細めていた。

 続いて、「母乳実感」のリニューアルポイントについてトークセッションが行われた。まず、同 ベビーケア事業本部 販売戦略部 マーケティンググループの安部泰弘氏が、「母乳実感」のリニューアル発売に際し、全国の20~40代で1才未満の子どもがいる女性に向けて実施した「授乳に関する調査」の結果について紹介した。「初めて母乳育児をする際、スムーズに行えたかを聞くと、58%が『スムーズに行えなかった』と回答していた。さらに、スムーズに行えなかったと回答した人に、母乳育児を諦めてしまった経験があるかを聞いたところ、『諦めてしまった』『諦めそうになった』が61.1%に達した。また、母乳育児について、出産前に正しい知識を得られていたと感じるかを聞くと、『そう感じない』が59.3%を占めた」と、母乳育児の実状が明らかとなった。

 「また、母乳育児中に何らかの理由で一時的に哺乳びんで飲ませる必要があったかを聞くと、46.7%が『あった』と回答した。この結果を踏まえて、『母乳実感』のリニューアルでは、母乳育児と哺乳びんのどちらも赤ちゃんが嫌がることなく、スムーズに飲むことができる商品を目指した」と、母乳育児とより併用しやすい哺乳びんを目指してリニューアルしたと述べた。

 今回のリニューアルで新たに開発した乳首専用のシリコーン素材について、同 開発本部 設計開発部 設計開発グループの小山聡氏が説明した。「新商品では、乳首のやわらかさにこだわり、素材メーカーと共同開発した新素材として『母乳実感乳首専用』のシリコーン素材を採用した。赤ちゃんがおっぱいから直接哺乳する時と同じようななめらかな舌の波動状運動ができ、現行品に比べてさらに乳首に近いやわらかさと弾力のシリコーン素材を開発した」とのこと。「新たなシリコーン素材の開発にあたっては、おっぱいと同じやわらかさを実現すると同時に、歯が当たっても裂けない硬度も求められた。また、非常にやわらかい素材であるため、安定した生産性を担保するのも難しく、何度も試行錯誤を重ねて完成品にたどり着くことができた」と、さまざまな困難を乗り越えて新素材を商品化することができたのだと話していた。

 新素材のやわらかさへのこだわりについて、同 開発本部 設計開発部 赤ちゃんナレッジグループの阿部晃子氏は、「当社では、これまでの研究活動を通して、人工乳首には、おっぱいに近いやわらかさを実現することが大切であると考えている。赤ちゃんがおっぱいを飲むときの自然な舌の動きに対応するには、乳首のやわらかさが不可欠であり、特に飲み慣れていない生まれたての赤ちゃんには特別なやわらかさが求められる。一方で、歯が生える頃の月齢では、歯で乳首が裂けてしまわない硬さが必要になる。新素材では、これを両立させることを目指した」と語った。

 また、同 開発本部 設計開発部 赤ちゃんナレッジグループの打越楓佳氏は、「今回のリニューアルでは、おっぱいに近い乳首のやわらかさを実現するため、新たに乳首専用の測定装置を導入した。約100名のママに協力してもらい、実際の乳首のやわらかさを測定し、新素材の開発につなげていった。ママの乳首のやわらかさを1.0とすると、現行商品は1.7だが、新商品では1.3まで近づけることができた」と、限りなくママのおっぱいに近いやわらかさを実現することができたと胸を張っていた。

 さらに、新商品のもう一つのリニューアルポイントである「ラッチオンライン」について安部氏が紹介。「赤ちゃんの哺乳に大切な要素の一つである吸着(ラッチオン)へ適切に導けるよう、乳首をくわえる深さの目安を示す『ラッチオンライン』を新たに採用した。『ラッチオンライン』では、赤ちゃんが乳頭だけでなく乳輪まで深くくわえていることと、赤ちゃんが乳首をどこまでくわえているかを調べた吸着研究の結果を参考にデザインしている」と、赤ちゃんの適切な吸着をサポートするためのラインなのだという。「当社の調査から、哺乳びんをどこまでくわえさせたらよいのか悩んでいるママが多いことがわかった。そこで、乳首を深くくわえさせる目安として、『ラッチオンライン』を提供する。また、ママたちに『正確にくわえさせなくては』と思わせないようにすると共に、赤ちゃんの飲み方の個性も考え、直線ではなく、あえてウェーブラインにした」と、「ラッチオンライン」のデザイン面のポイントを教えてくれた。

[小売価格]
母乳実感 耐熱ガラス製 80ml:2200円
母乳実感 耐熱ガラス製 160ml:2310~2420円
母乳実感 耐熱ガラス製 240ml:2420~2530円
母乳実感 プラスチック製(PPSU製)80ml:2090円
母乳実感 プラスチック製(PPSU製)160ml:2200~2475円
母乳実感 プラスチック製(PPSU製)240ml:2310~2585円
母乳実感 乳首SS(1個入):693円
母乳実感 乳首S~3L(2個入):1320円
(すべて税込)
[発売日]2月14日(月)

ピジョン=https://www.pigeon.co.jp/
母乳実感 3代目先行情報ぺージ=https://pigeon.info/bonyujikkan/teaser


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