日用品・生活雑貨

花王、洗浄力が進化し衣類の清潔を実感できる衣料用濃縮液体洗剤「アタック ZERO」を発売、100%再生プラスチックを使用したボトルを採用

2021.03.18 20:48 更新

 花王は、4月10日から、洗浄力をさらに進化させ、衣類の清潔を実感できる衣料用濃縮液体洗剤「アタック ZERO(ゼロ)」を改良発売する。また、100%再生プラスチック(ポリエチレンテレフタレート<PET>)を使用したボトル(着色剤およびラベルフィルム、ポンプ、キャップは除く)を採用する。3月17日に行われた新製品発表会では、「アタック ZERO」の改良ポイントなどについて説明した他、同社が取り組む「Kirei Lifestyle」を具現化する環境施策について紹介した。

 「2019年4月に、サスティナブルで当社史上最高の洗浄基剤“バイオ IOS(アイ・オー・エス)”を主成分とする『アタック ZERO』を発売。同商品は、『ドラム式専用』商品の導入や、ユニバーサルデザインを取り入れて片手でも計量しやすい『ワンハンドプッシュタイプ』をラインアップし、また、衣類がよみがえる『ゼロ洗浄』をめざして“アタック液体史上最高の洗浄力”を実現し、多くの消費者から好評を得た」と、花王 ファブリック事業部の原岡理映ブランドマネジャー。「ベースとしての洗浄機能に時代によって変わる生活者ニーズに応えるべく、4月10日から『アタック ZERO』を改良発売する」と、洗浄力をさらに進化し、清潔を実感できる衣料用濃縮液体洗剤へとリニューアルすると意気込む。

 「汚れゼロ、ニオイゼロ、洗剤残りゼロというゼロ洗浄に加えて、菌やウイルスなどの見えない不安に、安心を届けるべく、抗菌プラスとウイルス除去、洗濯機防カビを搭載した。また、地球に優しい植物由来の洗浄基剤バイオIOSを主成分として使用。100%再生プラスチックのボトルを採用するなど環境にも配慮した」と、生活、社会、環境という3つのアプローチで「アタック ZERO」を改良したのだという。「洗浄力の高さは洗剤の基本ニーズとなっている。これを実現するべく、当社独自の界面活性剤バイオIOSを主成分とした。バイオIOSは選択吸着技術で、汚れだけを高吸着する当社独自の界面活性剤となっている」と、バイオIOSは衣類の汚れだけを落とすとのこと。「さらに、当社独自のセンイ改質剤AC-HECが進化。繊維の性質を変えて汚れに強くする洗浄の新発想技術となっている」と、皮脂汚れと繊維が反発するセンイ改質技術で、洗たく中のくすみ・黒ずみを防ぎ、衣類の白さがよみがえるのだと説明した。

 「使用回数を重ねたタオルは、黒や茶に変色する。これは大気中などに含まれるすすや泥など粒子汚れとされる。粒子汚れは汚れ戻りしやすく、洗濯するほどに蓄積する」と、粒子汚れは衣類が黒や茶色に変色する原因なのだと指摘する。「皮脂汚れ、粒子汚れの汚れ戻りに強い繊維に変えるのがAC-HECとなる」と、皮脂汚れや粒子汚れと繊維が反発するセンイ改質技術で、泥汚れやカーボン汚れといった汚れ戻りを防止するのだと教えてくれた。

 「コロナ禍では、洗濯への衛生意識も拡大している。手洗い用のタオルはこまめに替えて、除菌。抗菌の洗剤で別洗いしていたり、外出からの帰宅時に着ていた衣類をこまめに洗濯するなどしている。また、布団カバーやクッションカバーも洗うようになり、洗濯の回数も増えている」と、衛生意識の高まりから洗濯回数が増えていると説明する。「『アタック ZERO』では、どんなに過酷な部屋干し環境でも24時間部屋干し臭を防ぎ、洗うだけで99%ウイルスを除去する。また、洗濯機のカビを防ぐ」と、衛生面に関するテクノロジーも搭載しているのだと強調していた。

 次に、同 ESG部門の大谷純子ESG広報担当部長が、同社が目指す「Kirei Lifestyle」を具現化する「アタック ZERO」の環境への取り組みについて発表した。「当社は持続可能な心豊かな暮らし『Kirei Lifestyle』が何よりも大切だと考え、それを実現するためのESG戦略『Kirei Lifestyle Plan』を通じて事業のあらゆる面で革新を進め、さらなる社会への貢献をめざしていく」と、世界中の消費者の心豊かな暮らしを実現する活動を行っているとのこと。「当社の製品ラインは、原料を選び、製品を作る。製品を運んで、ユーザーが使い、使い終わった製品を分別・改修・処理・リサイクルを行う。この工程の中で、CO2が排出される割合をみると、原料を選ぶが38%。ユーザーが使うが39%と突出している」と、製品ライフサイクルの各段階でCO2は排出されるものの、上流と下流で多く排出されていると指摘する。「そこで、当社ではインプットする原材料を減らし、資源に戻すといった取り組みを行っている」と、資源が循環し、環境負荷の少ない社会の実現に向けて取り組んでいると語る。

 「『アタック ZERO』については、なるべく環境負荷の少ない原材料を使い、開発している。具体的には、バイオIOSの開発や活用。再生プラの利用などが挙げられる。一方、ユーザーが使う部分に関しては、洗剤残りの少ない洗浄剤を開発することで、1回すすぎで節水・節電を実現した」と、CO2が排出される量が多い工程で、環境負荷が少なくなる技術を積極的に活用していると力説する。「世界的な人口増加に伴い、今後はより多くの洗剤が必要になってくる。しかし、世界の天然油脂生産量の中で、洗剤に使える油脂はわずか5%となっている。限られた原料だけでは、洗剤の生産量に限界があることに加えて、原料生産地の森林伐採など、環境問題につながる恐れがある」と、地球環境に配慮しつつ、食料とも競合しない洗剤づくりを続けるにはどうしたらよいかという着眼点から、サスティナブルな原料開発を行っているとアピール。「そこで当社は、食用油を採取した後に残る個体油脂に着目。従来、界面活性剤の原料として不向きとされ、用途が限られていた個体油脂から、高い洗浄力を発揮する洗浄基剤『バイオIOS』を開発することに成功した」と、「アタック ZERO」で使われている「バイオIOS」はサスティナブルな洗浄基剤なのだと訴える。「また、再生プラを利用することで、インプットする石油量を減らしている」と、プラスチック循環社会の実現に向けた取り組みも行っていると語っていた。

 「新しくなった『アタック ZERO』では、100%再生プラスチックを使用したボトルを採用。原料もボトルも、よりサスティナブルに進化させることで、清潔な暮らしを届けていく。そして、消費者の『Kirei Lifestyle』をサポートしていく」と、「アタック ZERO」の改良発売を機に、日本におけるプラスチック包装容器への再生プラスチックの活用を本格化していくとアピールした。

[小売価格]設定なし
[発売日]4月10日(土)

花王=https://www.kao.com/jp/


このページの先頭へ