日用品・生活雑貨

良品計画、無印良品のESG経営の考えを基にした新商品・新価格・新サービス「新しいくらしへの3つの"新"」を発表

2021.01.15 17:28 更新

 良品計画は、「感じ良いくらしと社会」の実現を目指して、1980年の無印良品創業当初から、「環境」「社会」に配慮したものづくりを行ってきた。新型コロナウイルス感染症の拡大影響によって、生活が大きく変化する中、「本当の意味で快適なくらし」「本当にくらしに必要なもの」がより求められる社会に変わりつつある。同社は無印良品のすべての商品・サービスがその答えにつながることを願っており、今こそより多くの消費者に届けたいと考えているという。そこで、無印良品のESG経営に対する考え方と今後の事業構想について説明すると共に、ESG経営の考えを基にした「新しいくらしに合わせた3つの“新”」について紹介する発表会を、1月15日にオンラインで開催した。発表会では、商品開発の基本原則としている「素材の選択」「工程の点検」「包材の簡略化」に沿った新たな商品や、「素材の選択」「工程の点検」「包材の簡略化」を繰り返し点検することで、多くの消費者に“当たり前”に購入できるよう改定した、新生活に必要な日用品の価格、誰もが感じ良い新生活をスタートできる、「くらしの基本」商品の新サービスを発表した。

 「当社は、“感じ良いくらしと社会”へ向けて、グローバルに貢献する“個店経営”の集団として、世界水準の高収益企業体を目指す」と、良品計画の松崎暁社長が挨拶。「当社のESG経営では、環境、社会、ガバナンスに基づき、素材の選択や工程の点検、包装の簡略化を行い、衣、食、住の生活基本領域で一番信頼される商品を展開していく」と、完成度の高いサステイナブルな商品を提案すると意気込む。「地域の活性化に取り組む“個店経営”への移行によって、超小売人材の育成と様々な周辺事業、サービスの開発を推進する」と、消費者の健やかで美しい日常の衣食住を創出していく考えを示した。「“感じ良いくらしと社会”に貢献する事業構造としては、無印良品の品質と価格と意味を磨き続け、日常生活に最も必要な暮らしの基本を提供する」と、生活・文化・環境の共存と発展に貢献していくと訴えた。

 次に、生活雑貨部の松岡朋子部長が、ESG経営の中核を担う商品の説明を行った。「無印良品には、朝起きてから夜眠るまで、何気ない日々のくらしを感じ良くする日用品を揃えている。この季節にくらしに大きな変化が訪れる人、これまでのくらしをより心地良くしたい人など、一人ひとりにちょうどいい暮らしを支える日用品を一人でも多くの人に届けるべく、3つの“新”で、これからの暮らしに役立つを提案する」と、ESG経営の考えを基にした新商品・新価格・新サービスを打ち出していくと意気込む。

 「暮らしには、大きな変化が訪れる人、これまでの暮らしをより心地よくしたい人、それぞれにそれぞれの暮らしがある。一人ひとり、ちょうどいい暮らしは違う。だからこそ、改めて自分が本当に求める心地よさに、しっかり向き合ってもらえる3つの“新”を提供していく」と、消費者に納得して購入してもらえる商品や価格、サービスで、暮らしを豊かにしていくとアピールした。

 そして、生活雑貨部の湯崎知己住空間担当部長が、「新しいくらしへの3つの“新”」それぞれについて説明した。「新しいくらしへの3つの“新”のひとつ、新生活・新商品では、再生コットンファブを提案する。『まんまのグレーでできました』のグレーは、シーツなどの再生工程で発生するハギレや、残糸・残反を砕いて混ぜることでできる杢糸そのままの色となっている。淡い杢の色味を生かし、生地の表情や柄を出すのに再利用した。グレーを基調としたコーディネートも楽しめるように、スリッパ、寝具カバー、タオル、カーテン、クッションで各柄取り揃えている」と、リサイクルを積極的に行い商品化していくとのこと。

 「環境を考えるうえで、脱プラ可能なところからトライするべく、段ボール収納を提案する。製品だけでなく、本体の強度パーツも兼ねた包装材にすることで、包材の簡略化を図りながら、できるだけ資材の無駄のないような設計にしている」と、環境に配慮した素材を梱包材にも活用していくとアピールした。

 「エイジングスキンケアについては、環境に配慮し、プラスチック使用量の削減に取り組むべく、強度や品質担保に本当に必要なボトル樹脂量を見直し、化粧水ボトルに使用する樹脂量を従来のボトルから20%削減した。今後他のシリーズの化粧水ボトルにも波及させていく」と、容器の素材についても見直していく考えを示した。

 「また、基本ベッド『木製ベッド(オーク材)』は、組み立て簡単で、工具いらずとなっている。サイズは、スモールからクィーンまでそろえる。『ポリエステルわたトッパー/かため』は、使用しているマットレスを好みの寝心地にする商品。2種類の硬さから選べる。『体にフィットするソファ用補充クッション』は、へたっても元通りで、永く使える」と、暮らしに役立つ新商品を展開していくという。「『26型 H型自転車・フル装備』は、1987年から発売したH型フレーム自転車の復刻となっている」と、密を避けて自転車を活用する人が増えたことに応える商品なのだと説明する。

 「『軽家具シリーズ』は、家の中で持ち運びやすい、シンプルな軽家具なので、テレワークにも最適となっている」と、自宅で仕事をする機会が増えている家庭を想定した商品なのだと紹介した。「無駄なく、使いやすく、暮らしやすい、素材、工程、包装を見直した毎日の基本となる日用品シリーズも展開する」と、天然ゴム手袋や紙製水切り袋などもラインアップする。「さらに、抗菌スプレーや繰り返し使えるマスク、マスク用不織布シートや手指消毒ジェル、除菌シートも販売している」と、公衆衛生品も幅広く提案しているとアピールした。

 「新価格について、素材の選択、工程の点検、包装の簡略化は、1980年から変わらない無印良品の原則となっている。繰り返し点検することで、日々の暮らしを支える日用品を最適な価格で、これから先もずっと提供し続ける」とのこと。「『ポリエステル綿麻混・ソフトボックス・長方形・中』は1190円から890円に改定する。『アルミ洗濯用ハンガー・3本組』は290円から250円に。『手指用消毒ジェル』は990円から790円に見直す」と、生活雑貨の価格を改定すると説明した。

 「新サービスについては、くらしの基本となるベッド、デスク、チェア、収納用品など、無印良品の家具の月額定額サービスの受付を、1月15日から、日本国内182舗で開始する」と、一部店舗で行っていた月額定額サービスを全国に広げるという。「“買ってもよし、借りてもよし”という選択肢を用意することで、一人ひとりの消費者のくらしに合った家具の選び方を提案していく」と、暮らしを変えるタイミングに家具の処分に悩むこともなく、廃棄物の削減にもつながるとアピールしていた。

良品計画=https://ryohin-keikaku.jp/


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