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ノーベル化学賞を受賞した「クリスパー・キャス9」とは?

2021.01.05 17:32 更新

▽2020年のノーベル化学賞に、生物の遺伝子を簡単に書き換えるゲノム編集技術「クリスパー・キャス9(ナイン)」を開発した、プランク研究所のエマニュエル・シャルパンティエ博士と米カリフォルニア大バークレー校のジェニファー・ダウドナ教授の2名が受賞しました。クリスパー・キャス9は、2012年に発表された技術で、農水産物の改良や難病の治療研究、創薬など様々なところで活用が広がっているそうです。では、クリスパー・キャス9とは、どのような技術なのでしょうか。

クリスパー・キャス9は、狙った場所でDNAを切断する技術とのこと。DNAを切断する機能を持つキャス9と呼ばれている人工酵素でDNAを切断し、切断した部分の遺伝子の働きを失わせる「ノックアウト」、切断部分に別の遺伝子情報を挿入する「ノックイン」によって遺伝子を改変するそうです。そして、特定のDNA部位を探し出す役割を担うのが「ガイドRAN」だとか。ガイドRNAは、改変したいDNAと相補的な配列を持っているため、ターゲットとなるDNAを探し出すことができるそうです。


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