理美容・家電

ダイキン工業、WEBセミナー「エアコンのお手入れと試運転がおすすめの理由」を開催、試運転のポイントや節電につながる手入れ方法を実演動画も交えて紹介

2021.04.28 20:09 更新

 ダイキン工業は4月27日、WEBセミナー「エアコンのお手入れと試運転がおすすめの理由」を一般生活者400名を対象にオンラインで開催した。セミナーでは、今年特に注意してもらいたい試運転のポイントや、節電につながる手入れ方法を実演動画も交えてわかりやすく説明した。

 「昨冬と今冬のエアコン暖房平均使用時間を比較すると、平日一日あたりのエアコン暖房平均使用時間は、昨冬は約5.8時間であったのに対し、今冬は約8.4時間と約145%増加した」と、エアコンは約2シーズン分の仕事をしていたのだと、ダイキン工業 コーポレートコミュニケーション室の広報グループの重政周之氏は語る。「室内機は、室内の空気を取り込み、熱交換器で空気を冷やして室内に冷気を届ける。室内の空気と一緒にチリやホコリなどを取り込んでしまうため、こうした不純物をフィルターでキャッチし、熱交換器に送り届ける」と、フィルターで空気を綺麗にしてから、熱交換器で冷気に変えているのだと説明する。

 「このため、一定期間が経つと、フィルターにチリやホコリが溜まってしまう。このチリやホコリを取り除くフィルター掃除を行わないと、無駄な電気代がかかったり、嫌なニオイの原因になることもある」と、フィルターの掃除はエアコンを快適に使うためには必須なのだと話していた。「フィルターの掃除をサボると、フィルターのホコリで空気の通りが悪くなる。また、室内機に取り込める空気の量が減り、部屋全体を快適な温度にするまでに時間がかかる」と、消費電力が増えて無駄な電気代につながってしまうのだと教えてくれた。

 「フィルターを掃除しないと、冷房時には汚れた熱交換器が結露して嫌なニオイが発生する」と、ニオイの原因にもなると説明する。「フィルターの掃除は、室内機からフィルターを取り出して、掃除機でチリやホコリを吸い取ってほしい」とのこと。「キッチン近くのエアコンは、油煙を吸い込んでいる可能性もあるため、中性洗剤で汚れを落としてほしい」と、2週間を目安にフィルター掃除を行ってほしいと述べていた。

 「エアコンを使い始めるシーズンの問い合わせ件数は、7、8月が最も多く、4、5月の3倍の件数に達する」と、エアコンを使う時期に問い合わせ件数が増大するのだと語る。「この時期にエアコンの修理や購入が一時に集中すると、修理や設置の工事をする人が一時的に不足してしまい、工事が完了するまでに通常以上に待たされる」と、エアコンが無い不快な夏を我慢して過ごすことにもなってしまうと警鐘をならす。「そこで、経済産業省や環境省では、家の中での熱中症を防止するため、夏本番のシーズンを迎える前に、家庭で早期にエアコンの試運転を行うことを推奨している。夏本番の修理や設置工事は非常に混み合う。例年依頼が集中する7、8月は、工事実施まで待たせることがある。 暑い中、エアコン無しで過ごさないためにも、早期にメーカー推奨の試運転を行い、不具合が無いか確認してほしい」と、エアコンが使えない夏の熱中症リスクを回避するためにもエアコンの試運転は重要なのだと力説していた。

 「夏の熱中症による救急搬送数は、この3年間5万人以上をキープしている。これらの約4割は住居で熱中症になったことがわかっている」と、熱中症は自宅内で発生する割合が高いのだと指摘する。「熱中症による死亡件数も2018年が1581人、2019年が1224人と高い水準を記録した」と、熱中症で命を落とす人も少なくないのだと訴える。「昨年の熱中症による死亡者は、エアコンを使用していなかった人が55%、エアコンの設置がなかった人が35%だった」と、エアコンの使用の有無が熱中症リスクに大きな影響を及ぼすのだと説明する。「以上の点から、エアコンを使えない夏の熱中症リスクは無視できない」と、エアコンが故障をしていて使えなかったということがないようにしなければならないと語気を高めていた。

 「エアコンの試運転の有無について聞いたところ、約4割の人が試運転をしていると回答した。一方で試運転をしない理由については、“必要がないと思う”や“やり方がわからない”が上位を占めた」と、試運転経験者は増加しているものの、普及はまだまだなのだと説明する。「試運転については、冷房で最低温度に設定し、風量は最大にする。10分ほど運転して、冷たい空気が出ているかを確認する。その後、30分程度運転した後、室外機から水が出ているかどうかを確認する。その際、室外機のまわりが整理整頓されているかどうかも確認する」と、エアコン試運転の手順について動画を交えてレクチャーしてくれた。「エアコンが使える快適な夏を迎えるために、また屋内に多い熱中症のリスクに備えるためにも、エアコンの試運転を行ってほしい」と、エアコンの試運転で、夏の節電対策と熱中症対策を行ってほしいと訴えた。

 同社は、夏本番前に試運転を勧める「スイッチオン!キャンペーン」を今年も実施する。このキャンペーンは、毎年、本格的にエアコンを使い始める7月頃に修理の問い合わせや買い替えの依頼が集中し、修理対応や設置工事までに時間がかかる場合があることから、5月~6月前半に試運転をしてもらうことを提案するもの。不具合を早期に発見して対処することで、消費者に安心で快適な夏を送ってもらうために取り組んでおり、2016年にスタートし今年で6回目となる。

 未だ感染拡大が収まらない新型コロナウイルス対策のため、引き続き在宅時間が長くなりそうだ。同社が3月に行った調査(ダイキン工業「コロナ禍の冬のエアコン使用実態調査」)では、2020年12月~2021年2月のエアコンの暖房使用時間が前年同時期と比べて平均で1.45倍、在宅勤務した人では1.8倍であったことがわかっている。長時間のエアコン使用による負荷や汚れなどの状態によっては、夏の冷房使用時に不具合が発生する可能性が例年以上に高まるおそれがある。政府でもコロナ禍の昨年から、家庭内における熱中症を予防・防止する観点として、本格的な夏季を迎える前に、各家庭において早期にエアコンの試運転を行うことを推奨している。

 そこで同社は、全国の男女600人を対象に「エアコンの試運転に関する調査」を実施した。その結果、試運転経験者は前年から若干増えて約4割となり、毎年着実に増えている実態が明らかになった。一方で、試運転をしない人の約3割が「やり方がわからない」、2割弱が「必要と思うが忘れる」ことを理由に試運転を見送っていることも判明した。こうした結果から、同社は不具合を早期発見し対処することで消費者に安心で快適な夏を送ってもらうため、今年も「スイッチオン!キャンペーン」のもと、WEBサイトやポスター、チラシ等を通じたエアコン試運転のさらなる啓発活動や、正しい実施方法の認知向上に取り組むという。

ダイキン工業=https://www.daikin.co.jp/


このページの先頭へ