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ダイキン工業、新しい生活様式に対応した換気ができる家庭用エアコンや既存店舗に後付け可能な業務用の高機能換気機器を発売

2020.10.15 18:34 更新

 ダイキン工業は10月14日、家庭用・業務用空調機器の新製品発表会を開催した。同社では、昨今の空気質ニーズの高まりや、新しい生活様式の普及を受けて、「上手な換気の方法」や「換気時のエアコンの使い方」のWebコンテンツを立ち上げ、専門性の高い業務用空調機器の相談を受け付ける「空気の相談窓口」など、換気に関する情報発信や顧客サポートを積極的に行ってきたことから、家庭用から業務用まで、社会的なニーズである換気ができる空調製品を拡充するという。当日は、新製品の紹介の他、空調業界の動向や事業戦略について発表を行った。

 「新しい生活様式の普及で、空気質への関心は高まっている。当社においても、上期の業界需要が前期102%に対して、業界を上回る出荷台数を記録した」と、ダイキン工業 空調営業本部長の舩田聡常務が挨拶。「エアコンの買い替え・買い増しが進み、当社の換気ができるエアコンが市場に受け入れられた」と、換気への意識の高まりが同社製品に注目を集める要因になったと指摘する。「新しい生活様式への対応として、当社では換気の重要性を啓発してきた」と、上手な換気方法等をWEBサイトで公開したり、より専門的なユーザーに対して窓口を開設したのだと説明する。「そこで、ストリーマ技術や換気ができるエアコン、住宅や店舗の空気診断といった新しい生活様式に対応した商品やサービスの拡充を図る」と、換気ができるエアコンのラインアップを強化したり、既存店舗に後付け可能な高機能換気機器の提案など、今後2年間で新しい暮らしに対応した30テーマ以上の空調・換気の新商品を投入すると意気込んだ。

 家庭用エアコンについて、ダイキン工業 空調生産本部の小泉淳商品開発エグゼクティブリーダー主席技師が説明した。「コロナ禍によって、価値観や行動の変化を迫られる中、エアコンの必需性と換気への意識が高まっている。当社のうるさらエアコンの給気換気では、外気を暖めて部屋に送るので、室温変化が少なく、換気と快適性を両立できる」と、同社のエアコンは、今の時代にマッチした機能を備えていると胸を張る。「室外から取り込んだ空気を温度調節して室内に届ける給気換気は当社独自の機能となっている」と、換気ができるエアコンは同社の高い技術力がなせる業なのだとアピールした。

 「2021年モデルの『うるさらX』は、換気と快適を両立するエアコンとなっている」と、換気運転が簡単、便利に進化したという。「CO2濃度を検知して自動で換気を行うAIコントローラー『Beside』も搭載した」と、換気の見える化を図っているとのこと。「さらに、“うるる加湿”によって、換気をより快適にする」と、外気に含まれる水分を利用する加湿方式で、乾燥を抑えて、快適な湿度で室内に届けるのだと教えてくれた。「また、機内の清潔性を保つ“水内部クリーン”の進化と“防カビファン”の新規搭載を行った」と、水内部クリーンの運転時間短縮とお知らせ表示でさらに使いやすくなったと同時に、防カビ剤を練り込んだ素材を防カビファンに採用したのだと説明した。

 「『うるさらmini』では、換気機能を新規搭載し、湿度コントロールができるリモコンにした」と、換気しながら、寝室に心地よいうるおいを与えるエアコンに進化させたと紹介。

 「新シリーズ『Vシリーズ』は、換気機能を搭載したスタンダードモデルとなっている」と、子ども部屋やエアコンのなかった部屋に提案するエアコンだと説明する。「換気をより快適にする当社独自のハイブリット方式“さらら除湿”も搭載した」と、室温や湿度にあわせて自動で切り替える除湿方式なので、湿度が高い空気も除湿された快適な空気にして室内に送り込んでくれるのだと話していた。

 「ワークスペースを備えたリビングやインテリア重視の間取りにも最適なシングルフロータイプや床置き形も積極的に提案していく」と、戸建てへの住み替えやリフォームにも注目していくと述べていた。

 業務用空調機器については、ダイキン工業 空調生産本部の松岡弘宗商品開発エグゼクティブリーダー主席技師が説明した。「新型コロナウイルス感染症の拡大を避けるには、こまめな手洗い、マスクの着用、ソーシャルディスタンスに加えて、換気が重要とされている。これを受けて当社では、換気商品で社会貢献するべくプロジェクトを立ち上げた」と、コロナ禍の中、プロジェクトを立ち上げたのだという。「人が過ごす空間に換気は欠かせない。しかし、室内の調整された空気と室外の新鮮外気を交換するだけではエネルギーが無駄になる」と、換気を増やすと、夏季や冬季にエアコン能力が不足する可能性があると指摘する。「換気の種類には、窓を開けて自然の力で行う“自然換気”と、換気扇や送風機など機械の力で換気する“機械換気”があり、機械換気には3種類の方法が存在する」と、換気には様々な方法があるとのこと。「小規模店舗などは、換気設備が設計段階で確保されているビルとは違い、換気の課題が顕在化している」と、一般的な店舗は隙間風に頼る換気が主流で、本当に充分な換気ができているのかわからないケースが多いという。

 「そこで、エネルギー回収機能付き後付け換気装置『露出設置形 ベンティエール』を上市した」と、追加するだけで換気をプラスし、エネルギーを無駄にせず、後付けで設置が可能な製品だと説明する。「ベンティエールは、給気・排気を1つの機器で実現する。これまであった店の換気に追加するだけで、確実に8人分の換気をプラスできる」と、店舗に確実に換気をプラスする仕組みを紹介。「給気と排気を同時に行うことで、素早く、確実に換気が行える」と、換気が速いのだと力説した。「ベンティエールは、エネルギー回収装置を搭載し、熱を逃がさず空気は入れ替える」と、空気は入れ替えるが、熱は逃がさないとのこと。「窓開け換気に比べて、夏のピーク時の消費電力は約1/2となった」と、消費電力も抑えられるのだという。「既存店舗に後付設置ができる。つまりベンティエールを見せることで換気をアピールできる」と、天井を剥がすことなく設置可能で店舗内装に調和できる仕様になっていると話していた。「さらに、店舗向け換気ができるエアコンシリーズも展開する」と、換気機器とエアコンをパッケージし、省エネで安心快適な空気を提案していくと語っていた。

[小売価格]
うるさらX:24万円前後
うるさらmini:17万円前後
Vシリーズ:15万円前後
うるさら天カセ:43万円
うるさら床置き:41万円
(すべて税込、工事費別)
[発売日]
うるさらX:11月1日(日)
うるさらmini:11月1日(日)
Vシリーズ:2021年3月30日(火)
うるさら天カセ:2021年3月30日(火)
うるさら床置き:2021年3月30日(火)
ベンティエール:9月7日(月)

ダイキン工業=https://www.daikin.co.jp/


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