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暑さに負けない体づくり"暑熱順化"の獲得には麦茶によるミネラル摂取がポイントに

2019.07.25 20:20 更新

 日本気象協会は7月24日、九州南部・北部、四国、近畿、北陸で一斉に梅雨明けしたことを発表した。梅雨明けと共に気温が一気に上昇し、連日猛暑日となる恐れがある。そんな夏の猛暑日を健康的に過ごすには、“暑熱順化(しょねつじゅんか)”と呼ばれる体づくりが必要と、ノザキクリニック院長の野崎豊先生は語る。野崎先生によると、「熱中症になりにくい体にするためには、本格的な夏を迎える前に暑熱順化を獲得することが重要。暑熱順化とは、暑熱環境に一定期間さらされたときなどに、暑さに対応するための“より高い体温調節能”を一時的に獲得することをいう」とのこと。「暑熱順化が成立すると、(1)低い体温でも多量の汗をかくことができる、(2)汗中ミネラル濃度を低くすることで多量発汗時にもミネラルの損失を軽減できる、(3)血漿(血液中の液体成分)を増やすことで皮膚血流量が増えるようになる--。これらによって効果的に体温上昇を防ぎ、熱中症が予防できるといわれている」と、暑熱順化を獲得することで得られるメリットを教えてくれた。

 「積極的に暑熱順化を得るには、やや暑い環境でややきつい運動を1日30分間、数週間程度行う必要がある。ウォーキングやジョギングなどの軽い運動や入浴(シャワーのみでなく湯船にしっかり浸かる)も暑熱順化に役立ち、しかも比較的手軽に行えるのでお勧め」と、暑い環境に慣れるための手段について紹介してくれた。「そして、運動、入浴の前後にミネラル麦茶などのミネラルと水を含む飲料をしっかり摂ることで、より効果的に暑熱順化を進めることが期待できる」と、ミネラル補給に麦茶を積極活用することも推奨していた。

 では、なぜ麦茶が暑さから身体を守ってくれるのだろうか。まず、身体に必要な栄養素であるミネラルが補給できるとのこと。無糖でカロリーゼロのため、毎日、健康的に飲むことも可能だ。さらに、カフェインも含まないので、小さな子どもから高齢者、妊婦や授乳中の人にも安心して飲むことができるという。この他、血流改善効果や体温下降効果、血圧低下作用も期待でき、熱中症対策に効果的な飲料であるとされている。

 一方、麦茶を手軽に飲用してもらうべく、様々な商品が店頭に並んでいるので紹介しよう。伊藤園は、むぎ茶飲料No.1ブランド「健康ミネラルむぎ茶」から、女性の消費者の声を反映して開発した「健康ミネラルむぎ茶 すっきり健康麦ブレンド」を発売中だ。6月24日から自動販売機限定で、ポケモンとタイアップしたポケモンオリジナルパッケージの「健康ミネラルむぎ茶 すっきり健康麦ブレンド」280mlも発売している。「健康ミネラルむぎ茶 すっきり健康麦ブレンド」は、“すっきりした軽めの味わいのむぎ茶が欲しい”という要望に応えた製品とのこと。大麦(うるち性)・もち麦・オーツ麦・ライ麦・はと麦という5つの健康麦の独自ブレンドによって、「麦の甘みと香ばしさ」をしっかり感じてもらえる味わいと、すっきりした飲みやすさとカフェインゼロといった特長から、小さな子どもにも安心して飲用できるという(乳児用規格適用食品)。またミネラル(同製品におけるミネラルとは、リン・マンガン・ナトリウムのこと)と水分を同時に補給できるため、これから迎える夏本番の暑さ対策飲料として最適のむぎ茶飲料となっている。4種類のポケモンオリジナルパッケージの「健康ミネラルむぎ茶 すっきり健康麦ブレンド」280mlと一緒に、暑い夏を楽しく乗り切ってほしい考え。

 コカ・コーラシステムは、子どもの元気な毎日を応援するとともに、親子がいっしょに過ごす大切な時間をより良いものにすることを目指すブランド「Qoo」から、子どもにも飲みやすい味わいで、水分とともに塩分も補給できる「Qoo 塩分プラス麦茶」を、5月20日から発売している。「Qoo 塩分プラス麦茶」は、麦茶の香ばしい風味を活かしながら、子どもにおいしくゴクゴクと飲んでもらえるように苦みを抑えて、まろやかですっきりとした味わいに仕上げた飲料となっている。水分と同時に塩分も補給することができるので、これからの汗をかく季節はもちろん、スポーツやレジャー、食事の時など、水分が欲しくなるシーンにぴったりだとか。「Qoo 塩分プラス麦茶」は、保存料・合成着色料・甘味料を使用せず、カフェインゼロのため、子どもから大人まで、幅広く楽しめるという。これらの特長が、子どもたちが安心して健やかに育っていくために学校保健に関する様々な活動を行っている公益財団法人 日本学校保健会に認められ、子どもの健康維持に役立つ飲料として推薦を得ているとのこと。

 サントリー食品インターナショナルは、「GREEN DA・KA・RA」ブランドからの新提案として、「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶 濃縮タイプ」180g缶を4月16日から全国のスーパーおよびドラッグストア、ホームセンターなどの専門店・量販店で発売している。「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶 濃縮タイプ」は、水とまぜるだけで好みの濃さに合わせて1~2Lの麦茶を簡単につくることができる濃縮タイプの缶入り麦茶とのこと。濃縮タイプの缶入り麦茶においても、好評を得ているペットボトル商品「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」の“すっきり香ばしい味わい”を維持した中味を実現した。パッケージは、赤帯にポットのイラストを使用し、“水とまぜてすぐできる”特長をわかりやすく表現し、おなじみの「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」であることを伝えるため、ブランドの象徴であり、ペットボトルと同じロゴのグリーンハートを使用している。

 ダイドードリンコは、今年春夏の新商品として、「おいしい麦茶」を発売中だ。「おいしい麦茶」は、海洋深層水由来のミネラルを配合。汗とともに失われがちなミネラルの補給にぴったりな商品となっている。またカフェインゼロのため、子どもからシニアの人まで、幅広い世代に楽しめる。素材には、六条大麦と二条大麦、2種類の大麦を使用した。麦の粒を均一に焼き上げ、甘みと風味を引き立たせる「熱風焙煎」、芯まで焦がさず香ばしさを引き出す「砂入り焙煎」といった2つの製法で焙煎することで、麦の風味豊かで香ばしい麦茶に仕上げている。

 ポッカサッポロフード&ビバレッジは、日本各地の希少な素材を使用した無糖茶シリーズにおいて、今年春から新たなコンセプト「TOCHIとCRAFT」を掲げ、宮城県産六条大麦(大麦/産地:宮城県、焙煎地:山梨県)を100%使用した「伊達おいしい麦茶」を発売している。「伊達おいしい麦茶」は、宮城県の生産者によって仕入れた大麦“シュンライ”を、熱風焙煎する製法を用いることで、大麦のコクとうまみを最大限に引き出した味わいの麦茶に仕上げた。子どもから大人まで幅広い消費者に楽しめるとのこと。パッケージには、宮城県のキャラクター“むすび丸”を配し、宮城県産の原料(大麦)を使用していることをわかりやすく伝えている。

 麦茶用玄麦を共同購買する全国麦茶工業協同組合によると、2018年度の麦茶用玄麦販売は9万トンと過去最高を記録した。また、全国清涼飲料連合会調べによる麦茶飲料生産量は102万3700キロリットルで、9年連続の大幅増となっている。近年の猛暑が玄麦の需要を底上げしているだけに、今年も梅雨明けを機に、一気に販売を伸ばしていくものと見込まれる。


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