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[アニバーサリー特集]東京プリンスホテルが50周年、開業から受け継がれる上質なおもてなし空間、昭和の雰囲気を感じられる記念企画を展開

2014.09.26 18:40 更新

 1964年、東京オリンピックの開催に合わせて開業した東京プリンスホテルが、今年9月1日に開業50周年を迎えた。東京の中心部、緑豊かな芝公園エリアに位置する東京プリンスホテルは、隣に増上寺、背には東京タワーがそびえ、観光やビジネスの拠点として、世界各国、日本各地から訪れる多くの人々をもてなしてきた。“訪れた人が、心からくつろげる空間を提供する”--その想いは、開業から50年経った現在も受け継がれており、今も変わらぬ佇まいと共に、圧倒的な存在感を放ち続けている。2020年開催の2度目の東京オリンピック、さらには次の100周年へと新たな一歩を踏み出した東京プリンスホテルの取り組みを紹介する。

 アジア初のオリンピックとして、東京オリンピックが華々しく開幕したのは1964年10月10日。東京オリンピックは、世界93の国と地域が参加した過去最大規模の大会となったが、その一方で、当時の東京には、国内外から大挙して訪れる観光客を収容できるホテルの数は限られていたという。そこで、東京オリンピックに合わせて東京へと足を運ぶ世界中の人々に、心からくつろいでもらえるホテルを目指し、東京の中心地・芝公園エリアに誕生したのが東京プリンスホテルであった。

 「プリンスホテルグループでは、品川プリンスホテル、新宿プリンスホテル、グランドプリンスホテル高輪など、開業した場所をホテル名に付けるのが基本。しかし、東京プリンスホテルは、地名の『芝公園』ではなく『東京』をホテル名に冠している。東京オリンピックという世界的なイベントがきっかけとなって開業されたことが、名前にも示されている」と語るのは、東京プリンスホテル マーケティング戦略の野原茉美氏。「また、当時は、国際会議を開けるような大規模な宴会場を備えたホテルが少なかった。そこで、東京プリンスホテルでは、国際会議にも対応できる大宴会場として『プロビデンスホール』を設置した。このホールには、通訳ブースが6つ設けられており、6ヵ国語の同時通訳を行うことができる。さらに、ホテルのエントランスも、車寄せのスペースが広くとられている」と、国内外の観光客を迎え入れる宿泊施設というだけでなく、国際会議場としての役割も大きかったと、東京プリンスホテル開業の背景について教えてくれた。

 こうして、東京オリンピックと同時に開業した東京プリンスホテルは、今では東京観光やビジネスの拠点として欠かせない存在となり、東京を訪れる多くの人々に上質なホスピタリティを提供し続けている。驚くべきところは、開業から現在に至るまで、その外観がほとんど変わっていないことだ。「現在、ホテルの客数は462室、宴会場は22場、レストランは9店舗(テナント含む)となっている。この数に増減はあるものの、開業以来50年間、ホテル全体の大規模な改修は一度も行っていない。そのため、外観はもちろん、天井の低い館内や空間を広く使ったフロア構成、平置きの屋外駐車場も、開業当時から受け継がれている」(野原氏)という。確かに、最近主流になっている天井高のホテルに比べて、東京プリンスホテルは、全体的に落ち着いた雰囲気で、どこか懐かしさが感じられる館内となっている。

 「とくに、1Fにあるレストラン『ティーサロン ピカケ』(開業当時はコーヒーショップ ピカケ)と、宴会場の『プロビデンスホール』、『サンフラワーホール』は、開業から50年間、まったく変わらぬスタイルで営業している。また、『メインバー ウインザー』では、オリジナルカクテル『ウィンザースペシャル』を、1967年のオープン以来、定番メニューとして提供し続けている。この他、著名アーティストを招いたディナーショーも、東京プリンスホテルが先駆的に実施したもので、今や年末恒例のイベントとして定着している」と、野原氏は、長年こだわり続けてきたスタイルが、そのままホテルの独自性につながっていると話していた。

 今年9月1日に開業50周年を迎えた東京プリンスホテルでは、50年間の感謝の気持ちを込めた記念企画を次々と展開している。まず、日本中が活気に満ちていた昭和のよき時代の雰囲気を、ホテルの歴史とともに思い出してもらえる企画として、レストランフェアと50周年記念写真展を開催中だ。レストランフェアでは、館内の各レストランで、東京プリンスホテルが開業した昭和の時代に愛されていたレトロメニューの数々を10月31日まで展開する。例えば、クラシカルな雰囲気の「ブッフェレストラン ポルト」では、ハヤシライスやナポリタンをはじめとした懐かしのメニューの食べ放題を実施。さらに、50周年の感謝を込め、洋食・和食・中華・製菓の4料理長特別メニューも提供するとのこと。また、「ティーサロン ピカケ」では、昭和の子どもたちが憧れた洋食やデザートなどの喫茶メニューを提供している。

 50周年記念写真展では、東京プリンスホテル1階ロビーにおいて、ホテルや周辺エリアの歴史を振り返る写真を2015年1月末まで展示する。開業当時の写真からディナーショー写真まで、昔懐かしの写真を展示する他、宿泊者から募集した東京プリンスホテルでの思い出の写真とエピソードもあわせて展示している。芝公園を訪れた際には、東京プリンスホテルのロビーまで足を運んでみては。

 


 さらに、10月1日からは、同じく50周年を迎える東海道新幹線を運営するJR東海と初コラボレーションした商品販売や記念イベントを開催する。商品販売としては、「ティーサロン ピカケ」で、東海道新幹線をモチーフにした50周年記念オリジナル新幹線スイーツ「50th Anniversary『0系“ひかり”~新幹線ショートケーキ』」を限定販売(平日限定10個、休日限定20個)する。また、オリジナルドリンク「こだま」と「ドクターイエロー」を提供する。「こだま」は、0系をイメージしたカルピスベースのドリンク。「ドクターイエロー」は、新幹線の軌道・電気設備・信号設備を検査する事業用車両のイエローカラーを生かし、オレンジ&パイナップルジュースで作ったドリンクとなっている。どちらも新幹線の特徴であるブルーカラーをシロップで飾り付け、光るキューブを添えて提供するとのこと。

 「今後も、開業50周年を記念した各種イベントやフェアを展開していく予定。最新情報は、50周年記念WEBサイトで順次提供していくので、ぜひチェックしてほしい」と、野原氏は、今後の50周年記念企画にも期待していてほしいと話していた。

 東京プリンスホテルは、開業から50年を経て、6年後の2020年には2度目の東京オリンピックを迎えようとしている。「これからも、開業から変わらない上質なおもてなし精神を受け継ぎ、芝公園という緑豊かな環境の中で、都会の喧噪を忘れ、宿泊者が心からくつろげる空間を提供していく。来年には、近接するザ・プリンス パークタワー東京が10周年を迎えるので、それぞれのホテルの特徴を生かしながら連携し、次の東京オリンピックに向けて幅広い宿泊者のニーズに応えていきたい」と、野原氏は、ザ・プリンス パークタワー東京との相乗効果で、東京プリンスホテルの新たな魅力を引き出したいと意欲を見せる。2020年の東京オリンピック、さらには次の100周年に向けて、東京プリンスホテルはどう変わり、どう変わらないのか、これからも注目していきたい。

東京プリンスホテル=http://www.princehotels.co.jp/tokyo/
50周年記念WEBサイト=http://www.princehotels.co.jp/tokyo/50th/



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